宮本紀子のレビュー一覧

  • ふたりの道 小間もの丸藤看板姉妹(5)
     桃が大好きな人とする苦労を厭わずにお嫁に行き、里久は大好きな人が人がする仕事が続けることを願って婿入りの話を破談にする。

     ああ、二人らしいなぁと思うラストでした。里久には似合いの人がきっと現れるって思いたい!

     楽しいシリーズでした。こうした作品はやはりいい(*^^*)
  • 雛のころ 小間もの丸藤看板姉妹(四)
    このシリーズ大好きです。
     里久は品川の港町育ちなので、江戸の大店のお嬢様としての振る舞いが最初の頃はできなかったんですね。

     桃はそんな里久が苦手で、化粧もしない、立ち居振る舞いもできない、言葉遣いも荒いと言っていたのが、この巻ではすっかり仲良くなって

     今回は父である藤兵衛がかつて根付のこと...続きを読む
  • 寒紅と恋 小間もの丸藤看板姉妹(三)
    このシリーズ、大好き(^.^)
    商人として、よいものを安く広げたいと願う里久。
    手助けする桃。
    楽しいだけではない毎日を、一生懸命生きる姉妹かいい。
    もう続きが読みたくなってる(笑)
  • 雨宿り
    時代小説を初めて読んだ。堅い話なんかなと思ってたけど、進むべき道が今より固まってるからこそ背くって決めた覚悟の強さがよく見えた。
    今とおんなじことももちろんあった、世間体ってほんまにめんどくさいなあと思った。

    とてもおもしろかった
  • 狐の飴売り~栄之助と大道芸人長屋の人々~
    放蕩息子・栄之助はみなに助けられ、自立の道を目指してゆっくりと歩んでいく。
    同じ長屋に住むのは大道芸人たち。
    〈いろんなものを抱えて生きている〉一人一人の生き方にホロリとさせられる江戸人情噺。
    登場人物の素直さに優しい気持ちになった。

    インタビュー記事を読んでも
    宮本紀子さんのお人柄が見えてくる。
  • むすめの祝い膳 煮売屋お雅 味ばなし
    私はこうした江戸時代の女性のお仕事小説が大好きです♪

    前の巻からこの巻までに時間が空いたので、間違えて第一巻も購入してしまった(^▽^;)

    江戸の庶民の生活を支えていたお菜。つつましく生活する庶民の味方でもあったことでしょうね。

    あ、これおいしそうとか思ったりもしますが、少量って作りにくいんで...続きを読む
  • 寒紅と恋 小間もの丸藤看板姉妹(三)
    1作目から段々と面白くなってきた。食べ物の描写も美味しそう。
    お民や耕之助など人物の肉付けも詳細になってきて引き込まれてきた。
  • 雛のころ 小間もの丸藤看板姉妹(四)
    4作目、物語の世界にようやく引き込まれてきた。
    桃の一途な思いが実を結ぶといいなあ。景気の良い時代が羨ましい、、
  • 妹の縁談 小間もの丸藤看板姉妹(二)
    1作目よりも面白かった。
    現実味は薄いけど、温かな人間関係が描かれていて、のんびりと読み進められる。
  • おんなの花見 煮売屋お雅 味ばなし
    元祖ポテサラじじい登場の第一話から始まり、お雅の女将として、女性としての成長が心を温めてくれる。

    「時代小説って古臭い話ばかりなんでしょう?」と思う人にも読んでほしい一冊。
  • おんなの花見 煮売屋お雅 味ばなし
     大店である酒屋の嫁だったお雅。だが、亭主の妾に子どもができたことから離縁。

     元々、料理茶屋の娘だった雅は煮売屋を始まることに。

     舅が用意してくれた店で朝から晩までお菜を売る日々。

     うう、美味しいものがたくさん出てくる作品は大好きです♪

     私は魚が苦手なのでつくれませんが、母が生前、父...続きを読む
  • 妹の縁談 小間もの丸藤看板姉妹(二)
    おまえさんのその頑なな目は、昔のわしを思い起こさせる。それにその振袖だ
    「きれいなおまえさんのそのべべが、わしには鎧のように見えるんだよ」
  • 寒紅と恋 小間もの丸藤看板姉妹(三)
    少しお高い目の小物商
    でも、町のおかみさんにもうちの商品を使ってもらいたいという思い

    でも、いいものに手を出すと元の通常品には戻りにくくなるんだよなぁ
  • 狐の飴売り~栄之助と大道芸人長屋の人々~
    さる札差屋の放蕩息子が
    吉原に入れ込んだ挙句
    勘当同然になって
    大道芸人たちが暮らす長屋に
    ころがりこんでから
    話が動き出す
    その当時の庶民の生活が
    実にていねいに、じんわりと
    描かれていく
    物語の面白さもさることながら
    長屋に暮らす
    一癖も二癖もある魅力的な住人たちの
    この長屋に居つくまでの
    「来...続きを読む
  • 狐の飴売り~栄之助と大道芸人長屋の人々~
    贅沢三昧に育てられた札差の放蕩息子が親に勘当され、大道芸人たちと長屋で暮らすハメになる。火も熾せない、飯の炊き方も知らない若旦那のもとに、元許嫁の家を継いだ弟の嫁が転がり込んでくる。大声で飴を売ることさえもできなかった男の成長物語。
    よくある江戸人情物で、小説としての評価は4くらいでが、読み終えると...続きを読む
  • むすめの祝い膳 煮売屋お雅 味ばなし
    美味しそうな料理に
    嫌な人が出てこない!
    人情もので、ほっとする。

    ショックなのが、これがシリーズ2作目という事…
    読んでる途中でうっすら気がついたけど…
  • むすめの祝い膳 煮売屋お雅 味ばなし
    女将さんにうまいお菜だと胸を張れるかって問われて、買ってくれたのはみんなのやさしさだって知って、はじめてのお客にはこれが旭屋の味になるんだって
  • おんなの花見 煮売屋お雅 味ばなし
    26歳離婚歴のあるお雅が、元義父の力添えで煮売り屋を営み、様々な人たちと関わりながら人として成長していく物語
    『女将が問題解決の糸口になる』風では無いところが新鮮でした
    お舅さんがいい人で良かった〜
  • 寒紅と恋 小間もの丸藤看板姉妹(三)
    シリーズ第3弾。

    色々な人に丸藤の品の良さを知って欲しいという里久の思いが、新しい売り方を思いつく。
    17歳まで品川で育ったため、それが当たり前だった人たちとは違う見方ができるためなのか、丸藤で働いていた人たちは何も考えなかったのかと不思議に思えていたが、里久の考えを皆で形にしていく姿は好ましかっ...続きを読む
  • 雛のころ 小間もの丸藤看板姉妹(四)
    シリーズ第4弾。

    耕之助の辛さばかり目立っていたが、実は富次郎の方が辛かったのかもしれない。
    大好きな兄なのに、家族からのけ者にされ、結果、縁を切り、家を出ていくことに。何も出来ない、置いていかれてしまった。耕之助には丸藤の皆がいて救われたが、富次郎はどうだったのか。一人路地裏の甘味屋にいる姿を想...続きを読む