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Posted by ブクログ
このシリーズ大好きです。
里久は品川の港町育ちなので、江戸の大店のお嬢様としての振る舞いが最初の頃はできなかったんですね。
桃はそんな里久が苦手で、化粧もしない、立ち居振る舞いもできない、言葉遣いも荒いと言っていたのが、この巻ではすっかり仲良くなって
今回は父である藤兵衛がかつて根付のことで喧嘩をしてしまった友人がいた話を聞いたことから、仲直りをさせるために里久が手を打つ話。
お茶に詳しいお客様との会話に失敗した里久。以前から正座が苦手な里久は茶席が嫌いで習いたくないと思っていたのですが、そこへ桃が己がお茶を習いに行っている師を紹介する話。
二人の幼馴染で米問屋「大和屋」の主人を父にもつ耕之助が長屋へ引っ越ししてから起こる謎の盗みの話。
以前、なくなってしまった女房を悼むあまりに女装をし、丸藤の出した白粉にケチをつけられて、里久が白粉の付け方を教えた奥川筋船積問屋加納屋の主が亡くなった奥方の姉をつれてやってきた。
姉には買い物を、己は新しい商売を藤兵衛に提案しにやってきたのだが……。
今回も楽しませていただきました。
しかし、着物、自分でほどいて洗い張りなんて無理だわぁ~! お茶とかお花とか女の子らしい習い事をしようと思ったことはないなぁとか、思いつつ読んでました。
里久も桃も本当にいい子たちなんですよね。勿論、失敗をしたり、やきもちを焼いたりもするけど、読むたびにいいなぁ。
癒されるなぁと思いながら読んでます。
今回も楽しかったです
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
耕之助の辛さばかり目立っていたが、実は富次郎の方が辛かったのかもしれない。
大好きな兄なのに、家族からのけ者にされ、結果、縁を切り、家を出ていくことに。何も出来ない、置いていかれてしまった。耕之助には丸藤の皆がいて救われたが、富次郎はどうだったのか。一人路地裏の甘味屋にいる姿を想像すると切ない。耕之助が家を出たことで、富次郎も救われたのかもしれない
Posted by ブクログ
202109/シリーズ第4作目。姉妹は勿論、奉公人達含め店のみんなが優しく仲良しなので穏やかに読めて和む。見方によっては、主人公・里久が出しゃばりお節介なのかもしれないけど、物事が進み良い結果になるので平和で良い。色々出てくる小間ものの描写も良く、丸藤に行ってお買い物したくなる。今後も楽しみなシリーズ。