あらすじ
「煮売屋お雅」シリーズ第二弾!
腹を空かせた町人たちが頼りにしている、
旬のお菜をたっぷり揃えた「旭屋」。
見世の主であるお雅は、おかみさんたちの希望で、
桃の節句に合うお菜をこしらえることに。
年に一度のお祝いのために知恵をしぼるお雅だが、
雛祭りを喜べない娘がいることもわかり――。
「旭屋」を取り巻く、温かくて少し切ない人間模様を描く傑作時代小説。
<収録作品>
子どもたちが拾った野良猫の「貰い手探し」をお雅は手伝う 「ひろい猫」
怪我をしたお雅の代わりにお妙が下ごしらえを任されるのだが… 「寒のもどり」
父を探しに上州からやってきた娘の面倒を、「旭屋」でみることに 「別れのやきまんじゅう」
娘たちを元気づけるべく、お雅は「旭屋」で雛祭りをひらく 「旭屋のひなまつり」
読み書きが苦手な真吾のために、お雅が思いついた妙案とは 「いろはに初かつお」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
登場人物が、みんな温かくてやさしい。世知辛い世の中で、こういう物語を読むと、なんだか心の疲労が取れていく心地よさを感じる。でてくるお惣菜も美味しそう。心は一杯になるけれど、お腹は空いてくる。
Posted by ブクログ
私はこうした江戸時代の女性のお仕事小説が大好きです♪
前の巻からこの巻までに時間が空いたので、間違えて第一巻も購入してしまった(^▽^;)
江戸の庶民の生活を支えていたお菜。つつましく生活する庶民の味方でもあったことでしょうね。
あ、これおいしそうとか思ったりもしますが、少量って作りにくいんですよねぇ。
でも毎日食べるお惣菜はお雅やお妙のように作ったものをおいしくいただきたいものです。
Posted by ブクログ
美味しそうな料理に
嫌な人が出てこない!
人情もので、ほっとする。
ショックなのが、これがシリーズ2作目という事…
読んでる途中でうっすら気がついたけど…