竹内正浩のレビュー一覧
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表紙の路線図がモロ最寄り駅だったので、思わず手に取りました。
本書で取り上げられ表紙にもなった不思議な駅は東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の「堀切」です。
駅は荒川の土手にへばりつくように造られています。
「なぜ、こんな所に駅が?」と不思議に思っている人はきっと多いでしょう。
しかも、この「堀切」駅は足立区にあります。
葛飾区の堀切は、荒川を渡った向こう側です。
本書を読んで、その理由がわかりました。
その他、
・なぜ東中野~立川の中央線はまっすぐなのか?(JRの章)
・なぜ青山通りを銀座線と半蔵門線が並走するのか?(地下鉄の章)
・なぜ東武と京成の都心の線形はY字なのか?(私鉄の章)
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<目次>
第1章 西南戦争と両京幹線~なぜ中山道ではなく東海道だったか
第2章 海岸線問題と奥羽の鉄道~なぜ奥羽本線は福島から分かれているか
第3章 軍港と短距離路線~なぜ横須賀線はトンネルが多いか
第4章 陸軍用地と都心延伸~なぜ中央線は御料地を通ることができたか
第5章 日清戦争と山陽鉄道~なぜ山陽本線に急勾配の難所があるか
第6章 日露戦争と仮線路~なぜ九州の巨大駅は幻と消えたか
第7章 鉄道聯隊と演習線~なぜ新京成線は曲がりくねっているか
第8章 総力戦と鉄道構想~なぜ弾丸列車は新幹線として蘇ったか
<内容>
新書だが、学術書のような本。地図があり、地形のことも触れて -
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<目次>
第1章 深すぎる地下鉄、浅すぎる地下鉄
第2章 都心の地下壕の話
第3章 怨霊神の系譜
第4章 団地の土地を読み解く
<内容>
このシリーズ、意外な視点で面白いんだが、今回は地下鉄部分が半分を占める。言われてい見れば、地下鉄は道路の下を通っていることが多く、上の道路の道幅がそのまま地下鉄にも反映されているのは当たり前。したがって東京の地下鉄が迷路状なのも、そこに一因があるわけだ。また下町の方が地盤の関係で、かなり深いところをとっているとか、電気を食わないように、ジェットコースター的に線路が上り下りしているとか、門外漢には面白かった。後半は、団地の部分をもう少し踏み込んでほし -
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シリーズ第三弾は地形編。東京の川と山と(そしてそれらに挟まれた崖と)を中心に。土地の高低が水の流れを決め、流れが川をつくり、川が土地を削り崖を作り出す。そして、山手には富裕な人々が屋敷を構え、谷には庶民が暮らす。山と川とが都市を作り出す。現代は高層建築が立ち並び視覚的にはそうした姿が見えにくいが、改めて歩いてみれば東京は山と川の都市であることが実感できる。
二次元の平面だけでなく、三次元の高低を加えたことでとても良くなった。地図では高低はあまり意識されることはないが、街歩きとなると上がり下りの道はとても重要な要素。これがちゃんと意識されたことでリアリティが増した。
本文は二部構成となっていて、 -
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東京歴史散歩の第2弾。相変わらず散歩感に乏しいのは残念。最初のものよりテーマ的に濃くマニアックになって、そこのところはいい。
読んで気づいたのだけど、おそらくこの著者、あまり地形には興味がないんじゃないだろうか。空から見下ろした2次元平面での変化に関しては多く言及しているのだけど、土地の高低といった視点は比較的希薄。これが散歩感の乏しさの原因になっている気がする。散歩というのは、前後左右の水平移動は当然として、それと同時に土地の高低も大きく影響するものだから、それがないのはやはり散歩っぽくない。
第3弾は地形篇だそうだが、そのあたりがどのように描かれるのだろうか。 -
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東京の過去の街の姿を地図から捉え、その痕跡を現代の地図や実際の遺構に見出す。震災や空襲、度々の開発によって、過去の多くが失われてしまったが、それでも東京には歴史の名残が数多く存在する。それらの歴史を紐解き、歴史的事実、古地図、現代地図、そして現地を行き来していく。
ただ、書名に"散歩"とつくわりには散歩感がない。徒歩移動の醍醐味というのは、視点移動によって刻々と変わる景色であったり、足で感じる地形の変化であったり、そうした連続的な身体感覚を伴うところにあると思う。だけど、本書はちょっとその辺りが薄い。さまざまな歴史的遺構を提示してはくれるものの、それらが点として孤立してしま -
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≪目次≫
第1部 東京の不思議な地形を歩く
第1章 皇居の山と谷、都心の聖と俗
第2章 水と崖の生みだした町
第3章 渋谷は地形の見本市
第4章 水にも尾根筋と谷筋がある
第5章 鉄道地形論序説
第6章 不思議な窪地と消えた坂
第7章 川を埋めて造成した商店街
第2部 東京お屋敷山物語
第8章 元老・元勲の山
第9章 宮さまの山
第10章 華族の山
第11章 富豪の山
≪内容≫
タイトルの通り、明治期の地図と現在の地図を合わせながら、江戸期の様子と明治期からの土地の動き(造成や売買という視点から)を説明している。
第1部は、谷(川)と尾根の話を中心 -
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ネタバレ30代で年収3000万円の人に取材するという本のコンセプトが面白い。
中身は過去の成功本や起業本で言われていることとそう違いがないためフツー。その取材をどう実現していったかをもっと掘り下げて欲しかった。
☆目標を設定する上で最悪なのは、形容詞。目標が曖昧になる
☆とりあえず、やってみる
・海外に行ってみる
・フルコミッションの仕事をしてみる
・外資系金融機関に入社してみる
・IPOしそうな会社に入社してみる
・何か商売をしてみる
・情報を発信してみる
・ビジネスプランを作り、300人と会ってみる
・自分のなりたい姿を300人に話してみる
・仕事を3つ、4つかけもちしてみる
・仕事を半端じゃな -