竹内正浩のレビュー一覧
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東京の街の歴史的背景
・愛宕山は江戸時代には周囲を見渡す高さを誇り、1925年に始まったラジオ放送のアンテナもここに作られた。また明治5年に始まった測量の三角点の一つも設置された。
・上野公園の清水観音堂、不忍池、弁天堂はそれぞれ京都の清水寺、琵琶湖、竹生島を模している。そもそも江戸の鬼門に設置され...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い! 地下鉄の話題でずっと引っ張って欲しかった!
都心の地下を走る地下鉄線の断面図が載っていて、地中の高低差が見て取れるのが本書の白眉。
その高低差図を見ながら、開設された歴史的背景、東京都の地形としての制約、そしてそれだけでは説明のつかない謎の存在などが小気味よく紹介される。
丸の内線...続きを読むPosted by ブクログ -
東京の都市づくりは無計画だとよくいわれていると思うが、本書記載の通り、計画自体は常に存在している。しかし、計画があまりに壮大で資金が追い付かず頓挫しているもの、また住民の増加に計画が追い付かないもの等があまりにも多いようだ。計画の痕跡を残す遺構は数多く、それらをめぐるだけでも歴史がしのばれる。Posted by ブクログ
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前回見た」年収3000万を実現した…」もそうだけど、統計を元にした検証結果を反映させるビジネスの読み解き方は、目を見張る物がある。
・同じ車なのにグレードが複数あるのはなぜか?
・喫茶店でサンドウィッチを売っているのはなぜか?
・保険引き受けで赤字の保険会社が利益を出すのはなぜか?
・なぜ多...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルの軽さとは裏腹にビジネスにおいて必要だとされる事(顧客選別、価格設定、プロセス改善等)が寓話を交えて書かれています。基本を再確認させられます。Posted by ブクログ
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前作同様たのしめた。
東京が軍都であったのは、言われてみれば当たり前だが、こんなに戦争遺跡があるのには驚いた。
飛行場跡の章と鉄道関係の話題が面白かったかな。Posted by ブクログ -
2章の「八つあった御台場」と3章の「海のなかを走る鉄道」がとても面白かった。何年か前に第三台場に行ったとき、海の中にこんな大きなものを作るなんて!と驚いたのを思い出す。そんなのがまだ他にもあったなんて!と改めて驚く。Posted by ブクログ
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東京に生まれ育って五十年。知らないこともいっぱいあり楽しかったが、このての本、単行本サイズの方がやっぱりいいかな。
どこもかしこも、変わってしまって少しさみしいけど、仕方ないよね。これが、今の日本の進歩の仕方なんだから。あ
地方の変わりようは、東京よりある意味悲惨かもしれない。改めて、以前と比べ...続きを読むPosted by ブクログ -
自分は会社を経営しているわけではないのですが、キャッシュフローの辺りが1番面白かった。
思い付いたのは、モノポリー。
全然下手くそですぐに負けてしまうのだけど、現金の大切さや自分の資産をうまく回したりしなければいけないなど、勉強になった。
モノポリーじゃなくて実生活にも生かしたいところ。
こうい...続きを読むPosted by ブクログ -
地図を手に街をほっつき歩く趣味をもつおいらにとって、とても面白いご本でした。またこの本の読者さんにはジオキャッシングをオススメしておきますね、Posted by ブクログ
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人は物事の良し悪しや、一つの指標を判断する際に、よく「統計」と言うものを使います。
本書は、「何があっても自力で稼げる方法を知りたい」。そう強烈に想った著者が30代で年収3000万を稼いだ300人ほどの方から直接ヒアリングをおこないまとめた1冊となっています。
成功者1人1人の成功本は数多くある...続きを読むPosted by ブクログ -
「企業研究オタク」という異名を持つ著者だけあって、豊富な実例を下に、企業の収益構造について分かりやすく説明している。200頁程度の本に、巻末注が10頁以上掲載されており、勉強熱心な著者の姿勢がうかがえる。そういった研究の成果を、凝縮した形で、ほんの数時間の読書によって共有出来るのはありがたい。惜しむ...続きを読むPosted by ブクログ
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・忙しいのに儲からないのは?
→20%の顧客が150~300%の利益を生み出している
→70%の顧客は収支トントン
→10%の顧客は50~200%の利益を失っている。
*すべての顧客は平等ではない!
・年収1000万の税理士の例
日給:41,667円 時給5,208円
→月額15万の顧...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を読んだのは何かのタイミングだったのかなと思いました。
自分もたくさんの人をみて来た中で感じることがたくさんあって、この本の中に文章化されて、改めて納得できるものもありました。
まだまだ言葉にできない部分もあるけど、素敵な一冊ですし、また時間を空けて読み返したい一冊です(^-^)/Posted by ブクログ -
姉妹書よりも近くの話題が多く興味を持って読むことができた。
都心からなくなったものなど、現在の姿とともに興味深く読むことができた。Posted by ブクログ -
元の意味が失われてぽっかり謎になってしまった土地とか、町名が変わってしまったりとか。
場所も人の暮しによって移り変わっていく。
昔の地図って、眺めているだけで、どんな人がどんな暮しをしていたのかな〜と想像をかきたてられるものだけれど、時系列で読み解いていくと、変遷の流れが見えてくる。
東京にはこ...続きを読むPosted by ブクログ -
ブラタモリ系の本で、かなりツボです。
個人的に気になっていた建物が野方配水塔とわかり、さらに荒玉水道の延長にあったとわかっただけで、かなり満足。Posted by ブクログ -
街の骨格や景観と言うのは,昔の街並みを色濃く残しているもので,東京もその例外ではありません.むしろ,東京こそ,江戸時代から現在に至るまでの歴史が凝縮された都市のような気がします.こういう観点でまとめられた著作は読みごたえがあります.福岡版もないかな~.Posted by ブクログ
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オールカラー! 地図や写真もたくさん掲載されている!
地図好きにはたまらない本だろう。
ちょうど荒川の掘削の話は、先週のNHK「ブラタモリ」とも重なっていた。
紙上ブラタモリといった趣もないでもないが、筆者の関心は近代にあるようだ。
奥多摩がなぜ東京都に編入されたか、多磨霊園のステイタス確立に東郷平...続きを読むPosted by ブクログ -
「東京」の過去と今を新旧の地図を交えて解説。新書でページ数に制約があるからポイントを絞った紹介になっているが、十分に楽しめる。
なかでも、荒川放水路(荒川下流)開削の大工事で村が消えてしまったというのはあまりに壮大だ。バンコクの洪水被害のニュースを見るたび、これを応用できないものかと素人考えに思って...続きを読むPosted by ブクログ