竹内正浩のレビュー一覧

  • カラー版 もっと妙な線路大研究 東京・首都圏篇
    鉄道路線の線形の不思議に対して、計画線と現在の完成営業線の違いや所有の歴史から、なるほどと思える答えが得られるシリーズ本。鉄道路線の歴史の深淵に触れることができる。
  • 妙な線路大研究 首都圏篇
    現在のJR線の中にも、戦前期に私鉄として敷設された路線が少なくなかったことは、とても新鮮に感じられた。また、各路線の不思議な方向転換にも、それぞれの理由があったことが分かり、疑問が解消された。時代によっては鉄道敷設への軍隊の影響も見られて、時代背景と合わせて新たな見方ができることにも驚かされた。なか...続きを読む
  • 新幹線全史 「政治」と「地形」で解き明かす
    新幹線の拡張と、地形及び政治との関連。
    田中角栄は新幹線という観点で見ても傑出した政治家。
    東北、上越、北陸新幹線はそれぞれ当時の自民党三役の出身地を走っている(それぞれが誘致した)というのが面白い。
    リニアの動向が気になる
  • 妙な線路大研究 東京篇
    鉄道路線を等高線を意識して確認することもなかったし、そもそも戦前からの計画線まで知る由もなく、「妙な線路」とも考えていなかった。時間切れになって今は実現されていない計画線の影響で現在の線路が敷設されているということを知り、目から鱗の新認識に至り、何とも不思議な充実感を覚えた一冊。
  • カラー版 もっと妙な線路大研究 東京・首都圏篇
    シリーズ5冊目。首都圏の鉄道路線の不思議なカタチを歴史や地理から説明する。今回は東京23区と東京50km圏の2章構成。

    さすがにネタ切れの感もあるが、相変わらず安定の面白さ。上野駅の位置がもっともガッテンポイントだった。
  • 妙な線路大研究 東京篇
    この連休を使って山手線の池袋から大崎まで運行停止。




    どうしてかというと、重機が入る隙間のない渋谷駅の線路を人海戦術で移動している。





    山手線の路線図を見ると特徴がある。それは、大崎から品川を見るとかなり曲がっている。どうしてそうなったのか。





    品川~池袋は、1885(明治18...続きを読む
  • カラー版 妙な線路大研究 東北・北海道・上越・北陸新幹線篇
    鉄道線路のみ妙な曲がり具合を丹念に検証したシリーズ。今回は東北、上越、北陸、北海道新幹線。

    上越新幹線の田中角栄の営業は有名なところ。その他、那須塩原駅の位置と名称など。

    ただし上越新幹線の浦佐駅のように別に田中角栄の影響でなく、単に距離等から合理的に選定している場合もある。何でも政治に結びつけ...続きを読む
  • ふしぎな鉄道路線 「戦争」と「地形」で解きほぐす
    電車に乗っていると不思議なことがある。




    例えば、東武浅草駅から出発するあるいは到着する電車に乗ると、急カーブに出くわす。




    あのような窮屈な形になったのは地形が関係しているとブラタモリだったどこかの番組で言っていたと思う。




    東海道と言えば、日本の大動脈で1872年に日本初の路線...続きを読む
  • カラー版 妙な線路大研究 東海道・山陽・九州新幹線篇
    地図を見ると不思議な鉄道路線だが必ず理由がある。裏話満載のシリーズ今回は新幹線。

    東海道、山陽と九州新幹線。経路の選定にまつわる歴史を綿密に調査している。

    九州新幹線など火山や温泉地帯を通るからこそ地質から選ぶ経路があることなど、新たな発見が多い。

    地図を見ると不思議なまた線路を描くシリーズ。
  • 妙な線路大研究 首都圏篇
    自分に縁のある地域・路線の話が多かったので手に取ってみた。
    正直、既知のこともあったり、また筆者の説についてはもう少し説得力が欲しい箇所もあったりはしたのだが、実際に乗って、現地に行って確かめたいという気持ちをとても高めてくれた。早速、神奈川と東京で取り上げられたところには行ってみようと思う。
  • 妙な線路大研究 東京篇
    首都圏編が面白かったので、東京編も手に取ってみた。
    東京編も既知のこともあったけど、でも実際に乗って、現地に行ってみたくなった。
    掲載できなかった妙な線路はまだまだあるそうなので、続編を期待したい。
  • 妙な線路大研究 首都圏篇
    いつも乗っている電車の線路にも隠れた歴史がある。本書を読んで初めて気づき納得することが多かった。気楽に読め楽しい一冊。

    表紙になっている東横線と新幹線が日吉を通る理由と先日水害被害のあったタワマンの武蔵小杉の旧河川敷が特に良い。

    今昔の地図の比較で見えてくる隠れた歴史は歴史テツには垂涎。
  • 妙な線路大研究 東京篇
    普段何気なく乗っている鉄道路線、だけどそもそもなぜ、この電車はここを通っているのか。東京都内の膨大な路線網から、不自然な経路を片っ端から調べ上げて、その建設経緯を克明に記した力作です。

    この手の話が大好きな自分としては、知っていた話もあり、初耳の話もあり、自分の認識が間違っていた個所も、ここは作者...続きを読む
  • 妙な線路大研究 東京篇
    面白すぎる。東京の鉄道、その線形や駅名の「なんでそうなってるの?」を解き明かしてくれる本。ワシはどうにも鉄道を基準に地名を把握しているが、地名ありきで駅名が決まっているという当たり前のこと(その逆もあるけど)に気付けたりする。

    地形、特に武蔵野台地と低地部や、水の街東京の縦横無尽な川や水路は、路線...続きを読む
  • ふしぎな鉄道路線 「戦争」と「地形」で解きほぐす
    タイトルは「鉄道路線決定と陸軍」とでもしたほうが良い感じで、鉄道路線を作るにあたってどれだけ陸軍が海岸を嫌って捻じ曲げたかを示す本でした。その視点で通しで見たことがなかったので、参考になります。
    竹内さんは地形といいながらお屋敷の話を延々とするとか、タイトルと違うことに脱線しがちな作風ですが、この本...続きを読む
  • ふしぎな鉄道路線 「戦争」と「地形」で解きほぐす
    鉄道路線の不思議な線形。東京-新宿の中央線、新京成など鉄道と軍隊の関係を指摘した楽しい作品。

    人の多く住む海岸、勾配も少なく建設費も抑えられるという立場と敵軍の艦砲射撃を恐れる軍部。国内の多くの鉄道で内陸を通るように軍部が強固に主張した線形が各地に見られるようだ。

    東北本線の八戸から北、それを避...続きを読む
  • カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩 お屋敷のすべて篇
     本書では、東京にあった、旧華族の邸宅を中心に、その変遷をたどる。現存するものもあるが、ごく一部。やはり、戦争が大きな転換期になったようだ。一つは、戦災でお屋敷が焼けてしまったこと。もう一つは、華族制度の廃止だろう。

    相続税の強化などもあり、年々お屋敷を維持するのは難しくなってきている。維持管理の...続きを読む
  • 最後の秘境 皇居の歩き方
    昭和から21世紀そして令和、畏怖されるタブーから敬される象徴へと、ようやく意識がスライドしてきた現在。驚嘆すべき考古学対象として皇居をとらえるというのは意義あるアプローチ。
  • カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩 都心の謎篇
    2013/1/26地図を手掛かりに過去の建物の変遷を追うという興味深い内容、写真も豊富で良かった。★4
  • 旅する天皇 ~平成30年間の旅の記録と秘話~
    平成と令和の境目のゴールデンウィーク中に読もうと思ったが遅れてしまった。
    「旅する天皇」というタイトルがいい。読みたくなる。
    その視点で平成天皇を振り返るというのが、ピッタリはまっている感じがして、とても良かった。
    激戦地へ足を運び亡くなった人のために祈り、災害地を訪れ、人々を慰め励まし祈る。ハンセ...続きを読む