飯野和好のレビュー一覧

  • 忍者からみた世界(たくさんのふしぎ2025年9月号)

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    足の指をおりこんでつま先で立つという忍者の技はむずかしいし、痛いだろうなととっても思った。ぼくも鬼ごっこで逃げ切るために忍者のように急に方向転かんをしたりしてみようかなと思った。

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    2026年06月11日
  • ワニくんがやってきた!

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    最後の終わり方が、なかなかシュールでした。
    作品自体も、シュールなテイストですが、最後は予想してませんでした。

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    2026年01月27日
  • 小さなスズナ姫4 くらやみ谷の魔物

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    ネタバレ

    カニロクを逃してしまったところにスズナ姫らしさが出ていました。普通なら魔物を討伐してめでたしめでたしとなるのに、魔物がいるから山は面白くてすてきなんだという考え方に驚かされました。

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    2025年10月12日
  • 小さなスズナ姫3 大雲払いの夜

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    ネタバレ

    師走は人間だけでなく、山神様も大忙しなのだと知ることができました。雪雲をはらうと雪になって降り積もるという発想がとても特徴的で面白かったです。スズナ姫にとって、くる年が良い一年になりますように。

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    2025年10月09日
  • 小さなスズナ姫2 スズナ沼の大ナマズ

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    ネタバレ

    大巌尊にはできない、偉大でもりっぱでもないから、なんだって自分の思いどおりにやれるんだ、という大フクロウの言葉が心に刺さりました。スズナ山に水が戻ってよかったです。

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    2025年10月06日
  • 小さなスズナ姫1 小さな山神スズナ姫

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    ネタバレ

    目標に向かって挑戦する時の、上手くできるかなという緊張感を思い出しながら読んでいました。スズナ姫にとっては初めてのことばかりだったけれど、冷静に自分の力を発揮することができていてすごいなぁと感心してしまいました。スズナ山に住む生き物たちにとって、良い山神様になれると思います。

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    2025年10月05日
  • 小さなスズナ姫1 小さな山神スズナ姫

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    3年生に、図書の時間を6回分使って、まるごと読み聞かせして楽しんだ本。学校や通学路で3年生に会うと、「スズナ姫」のことを話題に出してくる子が多くて、手応えを感じられた。

    「先生、明日はスズナ姫の続きを読むんですよね? やったあ!」と声をかけてくる子。「今はモッコウギツネと会ったところまで読んで、これから木の葉ぞめだよね。スズナ山がどんな色に染まると思う? 秋だから黄色とか赤とかかな? 楽しみ!」と友達と話している子。本を読んでいないときにも、こんなふうに物語を楽しみにしてくれることに感動した。

    小さな子ども扱いされて反発するスズナ姫に、子どもたちは自分とのつながりを感じるんだろうな。子ども扱いしてくる父親の山神に立ち向かっていくスズナ姫の姿を、子どもたちは嬉しそうに笑いながら聞いていた。

    スズナ姫が、ついに山神に認められてスズナ山をもらい、モッコウギツネが家来として付き添ってくれることになったときの、子どもたちの喜びようといったら…。自然と拍手が起き出して、みんなで嬉しさを分かち合えた。

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    父親の山神に屈せず立ち向かっていくパワフルな女の子、スズナ姫が魅力的。呪文を唱えて雨を降らし、スズナ山に虹をかける様子にワクワクするし、モッコウギツネたちと協力して虹から絵の具をとって、山を紅葉させる様子にはうっとりする。見事、山を紅葉させ、山神にスズナ姫の力を認めてもらう場面では誇らしい気持ちになれる。

    人物や山、雲の名前は、特に話し言葉だと難解に聞こえてつまずいてしまうため、最初に黒板等に書いて紹介しておくと理解しやすい。それをやってみて気づいたけど、子どもたちは、その名前が出てくるのを楽しみにして聞いてくれるようになる。途中には天闇壺の名前を同様に書いておくとよい。

    雲呼びの呪文と、雨降らしの呪文は、呪文っぽいフォントで紙に印刷して手渡しておくと、上と同様の効果がある。脇明子さんの『読む力が未来をひらく』では、縮小コピーして結び文にして手渡すというアイデアが紹介されている。余裕があればそうするとよいが、ちょっと大変なので、最低限印刷して手渡すだけでもよいと思う。→ただ紙をごそごそ触ったりして集中力が削がれるため、次年度は手渡さなかった。特に問題なし。呪文は難しい言葉だけど、呪文として雰囲気を味わってくれたように思う。

    読み終わる最終回には、スズナ姫の続きの物語はもちろん、冨安陽子さんの本をずらっと並べて、簡単に触れて紹介しただけで、たくさんの子が手を伸ばしてくれた。

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    小2の息子に読み聞かせ。とても楽しかったみたい。特にモッコウギツネが正体を明かしたり、スズナ姫の家臣になったりする場面では、足をバタバタさせて興奮していた。スズナ姫が呪文を唱えて成功させるところも嬉しかった様子。3日で読み終えた。

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    2024年11月15日
  • 氷石

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    過去の恨み辛みを力にして生き抜く千広と、現在をめいっぱい感じきる宿奈。
    心地よい時も、命が消えそうなときも、宿命にあらがわず身を委ねる宿奈がとても印象的でした。
    そんな宿奈に出会って、千広も世界の見方が変わってきます。
    とっても素敵なお話でした。二人には末永く幸せでいてほしいです。

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    2024年02月17日
  • 小さなスズナ姫4 くらやみ谷の魔物

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    久しぶりに、おおいわおのみことが出てきた。前出てきたときと同じで、うれしかった。おおいわおのみことが、金色の雲にのって空を飛んでいるのとか、スズナひめに「だめだ」と言わないで、「これができたらいいよ」という言い方をしてくれるのが好き。
    お花見をしているところが、今回一番好きだった。山のみんなで集まって食べたり飲んでいるところがいい。おいしそうだった。(小4)

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    2021年08月29日
  • 小さなスズナ姫3 大雲払いの夜

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    大雲はらいのとき、キツネが、しっぽで雪を落としていたのが好きだった。かわいいし、冷たいけどがんばっていたから。
    さくらの木をぬすんだはん人をさがしに行ったキツネたちが、植木屋さんの話に聞き耳を立てていたのも好き。かわいいし、犬には気づかれたけど、人には気づかれなかったのがすごいから。
    とにかくキツネが好き。
    スズナひめには、人間にもっとばつをあたえてほしかった。人間は、それくらいすごく悪いことをしたから。スズナひめがやさしい心の持ち主だってわかるけど、人間は悪いから、別のものにすがたを変えてもよかったんじゃないかと思う。
    でも、人のことだからそう思うけど、自分のことだったら、たたりはこわい。悪いことはしない。(小4)

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    2021年08月15日
  • 小さなスズナ姫2 スズナ沼の大ナマズ

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    スズナひめのいいところは、失敗しても、みんなにひはんされても、くじけずにやり続けるところ。礼ぎ正しいところ。一人だけの意見も大事にするところ。かわいいし、かっこいい。
    大フクロウは、スズナひめが、ぬまの水を取りもどそうとしたときに、山のみんなはむりだって言ったけど、味方をしてくれた。スズナひめのことが好きなんだろうし、物知りでよく考えることができるからだと思う。
    大ナマズは、かわいそう。こまったときに助けを求められなかったし、おくさんは死んじゃったし、むきになるのもわかる。でも、事じょうを知って、ちゃんとできたのがえらい。ぼくだったら、おこり続けちゃうかもしれない。ぼくも、大ナマズにのってみたい。(小4)

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    2021年07月29日
  • 小さなスズナ姫1 小さな山神スズナ姫

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    神様のくらしとか、自然とか、すごいおもしろかった。
    スズナひめが、300さいということにびっくりした。神様はとしのとり方とか生活のし方がぜんぜんちがうんだなと思った。雲に乗ったり、モッコウギツネと話したりしてみたい。
    オオフクロウは物知りだな。ほかのお話でも、かしこかったり、長老だったりするけど、ぼくはなんだかねむたそうなイメージがある。(小4)

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    2021年07月14日
  • 自由のたびびと 南方熊楠 こどもの心をもちつづけた学問の巨人

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    この本を読んであげた・南方熊楠ってどういう人か教えてあげた・子どもが自力でこの本を読めた

    かどうかで、まじでその子のその後の人生、楽に生きられる、可能性無限大、自由に羽ばたく鳥になれること間違いなし。

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    2021年01月27日
  • 小さなスズナ姫2 スズナ沼の大ナマズ

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    ネタバレ

    スズナ姫のシリーズは、名古屋の子供向け書籍を毎月1冊づつ配本しているメルヘンハウスの配本で1冊購入しました。
    子供が好きになる挿絵かどうかはわかりませんが、なんとなくお話に合っているように感じました。
    300歳の誕生日と書かれていますが、挿絵は子供なので、スズナ姫が子供だということが分かります。
    喜仙菘姫尊(きせんすずなひめのみこと)が、今日からの正式名称です。
    大巌尊(おおいわのみこと)がお父さんです。

    菘(スズナ)姫は人に教えてもらうときの話方を心得ています。
    「わたしはこの山の山神でスズナ姫っていうの。まだたった三百歳なんですもの、わからないことばかり、、、山の動物たちまで、あたしのことを<チビすけ>だとか、<むすめっこ>なんていうのよ。」
    「でもおなじチビでも、あなたちは大違い。いつも北の空高くにかがやいて、地上をみおろしていて、ほんとうにりっぱだわ。だから、あたしは、どうしても、その偉大な天の童子に、ひとつ、おしえてもらおうと思ったわけなの。、、、ああ、ほんとうに、このこたえがわかるといいんだけど。」

    子供にものの聞き方を教えるには、この本を読ませるとよいことがわかりました。

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    2011年06月15日
  • 忍者からみた世界(たくさんのふしぎ2025年9月号)

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    忍者とは、いったいどんな人たちだったのか?
    実在した忍者たちの姿を、丁寧に検証している。
    なかなか 面白かった。

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    2026年05月14日
  • 小さなスズナ姫2 スズナ沼の大ナマズ

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     富安陽子先生の数あるシリーズものの中の一つである、この「小さなスズナ姫」シリーズは小学校中学年~高学年向けの、神さまを主役としながらもシンプルで親しみやすい物語の楽しさがありながら、そこには子どもたちにとって、これからの人生を歩む上での温かな励みを得ることに留まらず、大人が読んでも大切なことに気付かせてくれる作品なのだと思い、単に楽しいだけで終わるわけではない点に、富安先生の子どもたちへの思いが込められているのだと思います。

     前回、喜仙山脈をおさめる山神さま「喜仙大巌尊(きせんおおいわおのみこと)」から、三百歳(人間でいうところの六歳)の誕生日を機に、喜仙山脈の南の外れにある「スズナ山」をおさめること、いわゆる親からのひとり立ちの許可を頂いた、娘「スズナ姫」の新しい山神さまとしての第一日目を描いたシリーズ二作目は、スズナ山の「涸れ沼」と呼ばれる、水の無い沼に水を呼び戻すべく奮闘するのだが、これが中々上手くいかないことに加え、元々スズナ山の動物たちは、新しい山神さまが幼い娘っ子であることに不安を抱いていたのもあって、その風当りは強く、スズナ姫の山神としての道は前途多難とも思われました。

     しかし、そうした状況下に於いて、前作でスズナ姫の行動に惚れ込んだ、スズナ山に住むキツネたちの大将「モッコウギツネ」は、『仕事のでき、ふできなんてものは、さいごまでみてみなきゃ、わかるもんじゃないのさ』と彼女をかばう姿に好感を持つ一方で、彼女自身の『いいのよ』、『みんな、ほんとうのことだもの』と現状を受け入れる素直さにも好感を持った、そうスズナ姫には『心の中にある、きえることのない、あかるい輝き』があり、それは『まけん気の火』という、ある意味山神さまにはそぐわないようなものと思われそうだけれども、それこそが『父は父、娘は娘』という個の大切さを高らかに唱えたスズナ姫のあっぱれな一面なのであり、それが『ぜんぜん、偉大でも、りっぱでもないから、なんだって、じぶんの思いどおりにやれるんだ』という文にも、確かな説得力を持たせてくれるのではないかと思った、そんな物事の視点を柔軟に変えてみることの大切さには、自分のあり方や立ち位置の自由さを感じることができました。

     スズナ姫の昔からの友だちで、いたずらな風の神「志那都比古(しなとひこ)」が『古事記』や『日本書紀』にも登場することや、日本では昔々から『空に輝く星ぼしが竜宮の使いだといわれている』ことなどの、興味深い歴史的不思議浪漫の要素も富安先生ならではと思いながら、私が本書を読んで最も心に響いたのは単純なんだけれども、悲しむことをしてはいけないよねということなのだと思い、そこには『人間たちは山のルールをわすれてしまっている』というメッセージを含みながら、それでも決して消えて無くなることのないものは存在するのだということを教えてくれて、それは朴訥さと愛らしさの同居した飯野和好さんの裏表紙の絵にもよく表れていたのではないかと、私は思ったのです。

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    2025年12月28日
  • 忍者からみた世界(たくさんのふしぎ2025年9月号)

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    忍者は特別な存在ではなく、その村で生きる人が村や人を守るための自警団、今なら消防団のような存在だったように感じました。
    普段は畑や山に入って仕事をし、自然の中で暮らすことで忍びに適した体に鍛えられ、頭と体で知識を得ていくイメージです。

    私は仕事で伊賀と甲賀に何度も滞在したことがあるのが誰に言うわけでもないですが、自慢です!ふふ!
    そして豊かな自然、街並みや忍者電車、忍者屋敷、食べ物、言葉、仕事相手の方などひっくるめて伊賀贔屓です。
    初めて泊まったホテルでラップ音がひどくて部屋を変えてもらことを思い出します。
    山(坂)を越えて泊まった新しくないあのホテル、ラップ音は忍びの者の仕業かもしれません。
    仕事相手の方々も、もしかしたら忍者の末裔だったかもしれないですね。

    伊賀に暮らして畑仕事をしたら忍者になれそうな気がしてきました。
    いつかまた行きたいです。

    イラストは『ねぎぼうずのあさたろう』でおなじみの飯野和好さんでした。
    なかなかいい味を出していました。

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    2025年09月30日
  • 忍者からみた世界(たくさんのふしぎ2025年9月号)

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    /_/ 内容 _/_/_/_/_/
     
    忍者についての本です

    忍者はどうして生まれた?
    忍者はどんな生活をしていた?
    忍者はどうして石垣が登れる?
    忍者は刀をどう使う?
    忍者は何を食べた?

    など、など。


    /_/ 感想 _/_/_/_/_/

    九字印は忍者なんですね
    そんなのも紹介されてます。
    これで気持ちを落ち着かせたらしいです。

    臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前

    子どものときに練習しました(^^)

    忍者の任務で一番大事なのは敵に見つからないこと。徹底的に観察して忍術に生かしたらしいです。

    忍者が農作業をしていたのいうのが、とても新鮮でした。

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    2025年09月28日
  • 小さなスズナ姫1 小さな山神スズナ姫

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     ただ今、富安陽子さんの作品を読み続けて不思議な物語の楽しさを知る期間中です。


     本書は「小さなスズナ姫」シリーズ(新美南吉児童文学賞受賞)の一作目(1996年)で、主人公のスズナ姫こと「喜仙菘姫尊(きせんすずなひめのみこと)」は、喜仙山脈をおさめる山神「喜仙大厳尊(きせんおおいわおのみこと)」の娘で、もうすぐ300歳(人間でいうと6歳くらい)になろうというのに、毎日雲の御殿で留守番をすることに耐えられず早く父親から巣立ちをしたいと感じていた、というように神様が主人公でありながら、まるで人間のような過保護な父と自立心に溢れる娘とのやりとりに思わずクスッとさせられた楽しさは、きっと神様に対する親しみやすさを子どもたちに与えてくれるのだろうと思う。

     そんな毎日に飽き飽きしていたスズナ姫は、以前父との散歩で(雲に乗って)見た彼女の名前の元ともなった「スズナ山」を気に入り、ある日、意を決して父に「スズナ山をあたしにちょうだい」と大胆発言をしたものだから、山神さまもびっくりぎょうてん。

     そんな軽はずみな発言とも思われたスズナ姫に対して父は、『山をおさめるということは、その山に生きるすべての生き物の命をつかさどるということなんだよ』と説いたのだが、それに対する彼女の返事が『この、わからずやのヒゲおやじ』と、実に豪快であることに小気味良さを感じたことには、その陰で『まだ小さいから』と何度も言われることに、いい加減うんざりしていた思いがあったからであり、しかもそこには、「あたしのことをもっと信用してよ」という繊細なものも潜まれているのが感じ取れたからこそ、私も共感することができて、そこから私はもうすっかりスズナ姫の味方となったのだ。

     それならばと父は、「スズナ山の木々の葉を一日で全て紅葉させてみなさい、そうすれば望みを叶えよう」と、彼女に持ち掛けることによって、果たしてスズナ姫はその仕事に成功してひとり立ちできるのかという、物語の読み所も明らかとなったのだが、それを達成するためには様々な困難が待ち受けていたのであった。

     飯野和好さんの絵に感じられた素朴な雰囲気は、そのままこのシリーズの世界観を表しているようで、それは喜仙山脈の中に於いて、ささやかながら忘れられない景観が個性的な『まあるい』スズナ山の、全体がしっとりと雑木林に包まれている中、まるで『山が金の王冠をかぶっているような』山の頂き周辺だけは木立が途切れて風草の原っぱが光っていて、更に王冠の頂きには大きなクスノキが枝を広げて優しい木陰を作っている、そんな自然の佇まいには、父が『小さいが、やさしくてうつくしい、いい山だろう?』と、娘の名前をここから取ったことにも肯ける魅力を感じられた。

     また、子どもたちを魅了する本書に登場する呪文の一つである「雲呼びの呪文」は、山神さまの乗る雲の名前が機能性重視の「天速雲(あまのはやくも)」に対して、スズナ姫の雲は『天ノスズシロ』=『空とぶダイコン』と、自ら名付けた点に見られる遊び心いっぱいの楽しさにも感じられた彼女の個性は、かつては父である山神さまの家来であったが、今は彼の命令に背いた形となった、ある出来事によって罰を受け続けているモッコウギツネを大将としたキツネたちの気持ちにも良い影響を与えたようで、若さ故の過ちもあったものの、それを補って余りうるほどの豪快さと優しさが同居した彼女自身の魅力にはシリーズものならではの、これからどんな風に成長していくのかといった楽しみも潜まれていたのである。

    『からだはちいちゃいが、きもっ玉はでかい。水のようにすましかえっているかと思うと、火の玉みたいにポンとはじけるぞ』


     そして、富安さんの物語の素晴らしさの一つとして、これは前回読んだ『空へつづく神話』もそうだったのだが、子どもが大人に感じているモヤモヤ感を代弁してくれることによって、読んでいる子どもたちの、時に誰にも打ち明けられないような繊細で微妙なところにも、彼女の児童書はしっかりと寄り添ってくれる温かさがあり、例えば本書では、『なんでもみとおせる山神さまが、むすめの心の中をみすかせないというのは、まったくふしぎなことです』と、お父さんは内心、一日でスズナ山を紅葉させるのは無理だろうと予想していたことだって、実際にやらせてみたら・・・というように、子どもたちの中にある可能性も不思議なものであることに変わりはない、とても魅力的な扉なのである。

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    2025年09月28日
  • 小さなスズナ姫1 小さな山神スズナ姫

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    中盤からとても面白い
    絵が少ないけど想像がふくらみ
    鮮やかな光景が目に浮かびます
    低学年の子どもも夢中にきいてました

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    2024年11月14日