アダム・グラントのレビュー一覧
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久しぶりに面白かった本。
情けは人の為ならず、と言ってしまえば全て完結してしまうと書かれていた通りの内容ではあったが、GIVERであることで生まれるメリットを上手く具体的に説明している。
自称GIVERの私からすると、なるほど、やはりGIVERである事はいい事なんだな、と自己肯定出来たので面白かったのかもしれない。
突拍子もない提案をした際に周囲が味方してくれる、薄いつながりを復活させやすい、などは確かに、、とストンと腹落ちした。
TAKERは100m走であれば有利だが、マラソンではGIVERに勝てない。それは会社や社会で生きていくためには必須の考え方だろう。
ただし、バカなお人好しにはならぬよう、自らの成果につながる強かさも大事だ、そのバランス感覚を磨かねばならない。 -
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ネタバレ人をgiverとtakerとmatcherに分類して、どのような振る舞いをする人が成功できるのかを、事例とともに述べている。
人は本来giverである部分を持つはずだが、仕事になるとmatcher/takerになってしまう傾向がある
ただただ自己犠牲するgiverになるのは避けるべきだが、最も成功するのは懸命なgiverであるといった内容だった。
より豊かな人生、成功のために、giverになることを意識してはどうかといった締め方になっているが、結局自身の成功のためにgiverになるというのは、真にgiverと言えるのだろうかという疑問はもったが、話としては興味深くおもしろかった。
職場のtakerにはぜひ読んで欲しい -
Posted by ブクログ
人はギバー、マッチャー、テイカーのいずれかに分類可能だという。本書は豊富な事例を元にこれら3タイプを分かりやすく解説するとともに、読者自身が一体どのタイプに当てはまるのか自ずと気づかせてくれる。私自身はギバーでありたいと思ったがどうやらそうではなさそうだ。それはそれで残念ではあるものの、臨機応変にタイプを切り替えることも可能なようで、その前提としてまずは客観的に自分自身を見つめ直す良い機会になった。訳者の前書きにもあるように「情けは人のためならず」、本書の趣旨はこの言葉に集約されるのではないかと思うが、その過程においてどう振る舞うかが重要で、結果他者の幸福と自身の幸福は両立できるという点に救いを感じた。基本的に事例の紹介に終始するので、実践編があったら読んでみたい。
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Posted by ブクログ
たくさんの事例と共に、ひたすらギバーのメリットを書いている本である。反対のテイカーやマッチャーがどういう存在か、どういうデメリットがあるかも書かれている。
数々の自己啓発本に書かれた内容のほとんどがギバーに当てはまるものなんじゃないかと感じるくらい、ギバーは良いところがたくさんあるみたい。
年次報告書の1ページに丸々CEOの顔が掲載されている場合、そのCEOはテイカーであるという事例は面白かったし参考になった。
事例が多すぎて冗長的なところがあり、要点を抜粋したらだいぶ読みやすくなると思うし、最後の2章は逆に抽象的な内容で、ギバーにならざるを得ないコミュニティを作ることでテイカーやマッチャーもギバーになるということはわかったが、実際にどう活用するかイメージしづらかった。
前半部分だけ定期的に読み返すだけでも良さそう。
以下、振り返り用のメモ
人により多く与えるギバーは、自然と周りからの信頼が高まり、それが上限なく広まっていく。そして、与えた相手もギバーとして行動していく存在になる恩送りが生まれる。また、相手のことを考えて楽しく仕事ができるようなコミュニケーションがとれるため心理的安全性が高い環境を構築できる。ギバーの見栄を張ることはなく、弱みも見せるゆるいコミュニケーションも人を惹きつける理由の1つである。ギバーは本質がわかっているので、人の才能を見抜き、それを伸ばすこともできてしまう。逆に失敗したとしても、自分の立場にこだわらないのにすぐに軌道修正ができる。相手の話を聞くのが上手で相手に気持ちよく話してもらうことができるので、信頼がより築き上げられ、営業でもトップに立てる。アドバイスを求めることも相手からよく思われるポイントである。良いことばかり。
一方で、ギバーの注意点も書かれていて、ただ与えるだけの自己犠牲は燃え尽きてしまう。他者思考で、自分の目標や意義を持って取り組んでいくことが大事である。また、テイカーから搾取されないように相手を見極め、人によって対応方法を変えていくことの重要性も謳っている。周囲にサポートを求めることも燃え尽きないために大事である。また、相手のことを考えすぎないように、家族やチームの視点に立って判断するのもポイント。適切に交渉できるようになる。
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・脳の処理速度が早いからと言って、柔軟な思考の持ち主であるとは限らない。どれだけ高い能力を持っていても、考えや見方を変えようとする意思がなければ、多くの再考察の機会を見過ごしていしまう。ある研究によると、知能指数テストのスコアが高ければ高いほど、より速くパターンを認識できるため、既成概念にとらわれやすいという
・「自分を疑う」という最強・最大の知性。偉大な大統領を際立たせているのは、「知的好奇心」と「寛容さ」だ。知識がパワーであるなら、無知に気づくことは英知と言えるだろう
・知識の欠点は、時として未知を受け入れたがらないことだ。人は新しいことを受け入れる能力や積極的な意思があってこそ、良い判断ができる。人生において、見直すこと、考え直すことはますます重要な習慣となっていく。
・自分自身を笑うことで、真剣な決断を下すときでも、少し肩の力を抜いてもいいのだと、思い詰める必要はないのだと自分に言い聞かせることができる
・自分のミスを明らかにする新しいデータを否定するのではなく認めることで、彼らに対する信用や評価は上がるのだ。それを修正することが自分の責任であるなら、誰が壊したかはどうでもいいことだ
・論点が多すぎると、最も重要な論点を展開させることも、詳述することも、強化することもできなくなる。論拠が多くなればなるほど、それら一つ一つの論点の効果がより薄くなります。優秀なディベーターの殆どは、多くの情報を引用しない
・私達がすべきは、聴衆のために考えるのではなく、聴衆に問いを投げかけることだ。同じ観点から問題を見つめるよう聴衆をいざない、そして聴衆が自ら考えるように導く。討論の双方が討論をダンスと見るならば、手を取り合い、足並みをそろえて前進する方法を一緒に見つめていくことができるだろう
・相手の立場に立ってものを考える「他社視点取得」ではなく、実際に相手と対話することで相手の見解のニュアンスについて洞察を得る「他社視点探求」が役に立つ。
・相手が同じ問題を重要視していると知ったとき、その人のことをより信頼するようになる
・良い教育者とは「新たな思想、見解」を教えてくれる人であるが、偉大な教育者とは「新しい考え方」を教えてくれる人だ。教育というのは、私達が生涯にわたり草案を何度も書き直す習慣を築くこと、そして生涯にわたり学び続ける能力を培うこと
・自分の専門知識について、人前で恥ずかしい思いをさせられるような形で異議を唱えられることを恐れています
・あなたはなぜそのように想定するのか?その結論が正しいと思える理由は?それが誤っている場合、何が起こりうるか
・あなたの分析の中で不確定要素はなにか
・相手の意見はどのように形成されたのかを尋ねる
・意見の相違は対立ではない。ダンスのようにアプローチする
・「なぜ自分の見解が正しいのか」ではなく「なぜ自分の見解が間違っている(かもしれない)のか」を意識する
・私達が学ぶのは、自分の信念を肯定するためではない。学びの目的は、信念を進化させることなのだ
・その時点での信念を自分のアイデンティティと切り離す。自らの価値観に自信を持ちながら、謙虚に他社の見解を受け入れ、信念を進化させる。考え直すことは常にその人の価値基準を問う。逆に言えば、考え直すことはその人にとって価値基準を錬成する手段になる
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人間は多数のマッチャーと少数のテイカーとギバーに分けられる。成功者にはやる気、能力、機会という3つの要素があるが、それに加えて人とのギブアンドテイクがある。ギバーは成功の下層だけでなく上層も占める。リンカーンはギバー。エンロンのケネスレイはテイカー。雄が雌にアピールするのをレックというが、CEO界でもテイカーはレックする。
人間は自分の時間、エネルギー、知識や情報を投資して誰かを助けると、相手がそれに値する人だと必死で信じようとする。マイケルジョーダンの例。
自己犠牲タイプではなく、自己の利益を見失わない他者志向タイプのギバーが成功しやすい。周囲からサポートを受けると燃え尽き症候群を防ぐことができる。
テイカーと付き合うにはマッチャーになり、寛大なしっぺ返しで対応する。 -
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変化の激しい現代において、一つのやり方に誇示するのではなく、再考する文化を熟成させることが重要と言うことを示した本です。特に、自分には問題を解決する能力があると自分を信じつつ、今のやり方が最適ではないかもしれないと問い続ける"確信に満ちた謙虚さ"が重要です。
書籍の中では、心理学的な実験やNASAの失敗、ブラックベリーの衰退など、具体的でインパクトの高いエピソードがとても面白かったです。
近年はグリッド=やり抜く力も注目されていますが、グリッドと再考する力はコンフリクトするものではなく、これは手段と目的の話で考えると分かりやすいです。目標、目的に対してはグリッド(粘り強さ)を発揮し、その上で手段は常に科学者のように再考し続けるというのが理想的な状態という話がとても響きました。 -
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さすがアダムグラント、おもしろかった。
以下、引用。
違いを生み出す要因は、一見すると先天的な能力差のように思えても、実のところは、適切な機会や、意欲、向上心であることが多い
優秀さと先天的な能力とは、一般に期待されるほど強い関連性がない
重要なのは、どれほど努力したかという量よりも、どれほど人間として成長したか、という質である
成長のために必要な「三つの勇気」
第一に、「自分にとって最適」だと信じ込んでいる手法を捨てる勇気
第二に、自分の心の準備が整う前に、挑戦の場に飛び込む勇気
第三に、誰よりも多くの失敗を経験する勇気
セラピストは恐怖症治療を行う際、患者の状況に応じて二種類の曝露療法を使い分ける。一つは、系統的脱感作法、もう一つはフラッディング法洪水療法である
洪水療法とは、意図的に不快感を増大させることによって、結果的にその不快感を軽減させる治療法である -
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ギバーになろう。
もっというと「利他的」なギバーになろう!!
それが最終的に成功する道だ。
- 他者思考、もしくは自分を含む組織のギバーになる。
- 時間軸を広くもとう、帰ってくるなんて考えない
- 自分の弱みを曝け出すのも大事
- アドバイスを求めよう
- テイカーだって、与えられれば返したくなる。(ex. free cycle)
- 恩送りという考え方
- テイカーに対しては、マッチャーになる。ただし、時々楽観的なギバーにもなる。
- テイカーは、「自分」「私」を多用する。
- ギバーが強気に交渉するために。: 自分のためじゃなくて、自分の家族のためとか主語に周りの人を含める。 -
Posted by ブクログ
名著と思われる雰囲気があった。
だた、内容盛りだくさんで逆に全体としての印象がぼやけてしまった。
# 面白かったポイント
- 歴史に名を残した人「キング牧師」とか、すごかった、オリジナルであったというより「タイミングが良かった」要素も多分にある。
- 先行者で必ずしもある必要はない、後発でもよい、他者とは違う「良いもの」であること
- 成功者がリスクを冒してるとは限らない。意外と二足の草鞋で安定をとりながらチャレンジして成功した人も多い
- 天才に必要なのは、圧倒的な行動量(ピカソ)
- 成功者だって市場を捉えられず失敗する。 ex. セグウェイ
- ブジャデ(新語): 見慣れたものを初めて見るように感じること
- 兄弟の長男は「しっかり者でリーダ気質」次男は「リスクをものともしない傾向」にあり。(お笑い芸人も次男以降が多い」(出世学)
- 褒める時は、具体的だけでなく「その背景にある価値観」を褒める
最後の楠木さんのコメントみたいなのが
結構鋭くて良かった。
結局は根本的に「世の中に良いインパクトを残すことをしなければならない」しかし競争社会の中でoriginalは難しいそのためには、「一見不合理に見えるが、ストーリーの中では合理的ことを行う」という話だ。 -
Posted by ブクログ
ギバーになったほうが幸せに成功できることが書かれた本。
学んだことメモ
・テイカーは
私たち、よりも、私を使う
自分の写真を大きく使う
実物以上によく見える写真を投稿
snsの友達の数は多い
・ギバーは敬意を持って接する
相手が貢献してくれたことを先に考える
ゆるいコミュニケーションをとる
・成功するギバーは、自己の利益を追求する
・バラバラに与えるより、まとめて与えた方が幸福感が高くなる
与えるのは年間100時間まで(週2-3時間)
・目的意識を持って人助けをしないと幸福感を感じられない
・愛想がいいかどうかは遺伝する
無愛想なギバーや愛想のいいテイカーもいる
・テイカーの利己心を刺激する
相手の心に共感するよりも、何を考えているのかを読む
・テイカーと付き合う時にはマッチャーになればいい
3回に1回はギバーになる
・自分のために交渉する時、
他の誰かの代理人になったつもりで交渉する