橋本武のレビュー一覧

  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    教師としての在り方がすごい。
    27年ぶりに教壇に立ったときの、授業の進め方もさすがだよね。遊ぶと学ぶの共通点は何?から入って、漢字と仮名の成り立ちや、ぶ動詞について。
    本に出てくる遊びを体験させるとか、徹底してる。

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    2019年06月05日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

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    サラッと一読しました。
    ただ国語をやるのではなく、どうやったら面白く授業を行えるのか、どうやったら興味を持てるのかのおはなし。また著書の人生観や考え方が書かれている本です。

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    2019年02月17日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    灘高の伝説の国語教師・橋本武氏の本である。
    本書の発刊が2012年であるが、2013年に橋本氏が亡くなっているので、最後の書と言っても良いのだろう。
    橋本氏の国語授業の概要は知っていた。学習意欲を引き出す授業は、教え子たちの生き方に影響を与えた。
    遊ぶように学ぶ、遊びながら学ぶ、授業法は画期的であり、氏の研究と努力の結晶である。
    そもそも授業は教師の人間性と不可分である。
    ゆえに、『銀の匙』のスローリーディング授業は、橋本氏だから出来たわけだが、氏のコンセプトを咀嚼するならば、また新たな形の授業を生むことも出来るだろう。
    橋本氏の授業は、遊ぶような感覚から導入するが、そこから派生する知識の伝授

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    2018年08月14日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    灘中学で三年間かけて中勘助の『銀の匙』を読むという授業をつづけてきた著者が、みずからの教育実践を振り返りつつ、国語の学び方について語った本です。

    著者の授業は、みずから学ぼうとする意欲をもった生徒たちと、彼らの若々しい意欲を自由に飛翔させる度量をもった教師が深い信頼関係で結ばれることによって可能になったのだろうと考えます。その意味では本書から教育についての一定の方法論を性急に引き出そうとするのは控えるべきなのかもしれません。むしろ両者の交流、とくに著者の生徒たちに向ける温かいまなざしに触れることができるというのが、本書の一位番の魅力なのではないかと思います。

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    2017年12月21日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」(PHP文庫)

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    灘校で、中勘助の『銀の匙』を3年間かけて読む国語の授業を実践したことで知られる著者が、みずからの人生と国語の授業にかける思いを語った本です。

    著者自身の「学ぶこと」への姿勢に、感銘を覚えました。とことん味わい楽しみ尽くすことで、「学ぶこと」が「教えること」へと展開していくということが分かります。

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    2016年11月30日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」(PHP文庫)

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    とても分かりやすく書かれています。今更ながら「国語」の大切さを痛感させられました。日本で生まれ、日本で育った私たちは、母国語であるが故に「日本語」というものをあまり意識せずに話し、読み、書いています。もう少し日本語への理解を深め、愛着を持ってみようと思わせられる内容でした。自分も、もう一度、中勘助の「銀の匙」を読んで、オリジナルノート作ってみたくなりました。

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    2015年04月30日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    ネタバレ

    こういう「プロ中のプロ」みたいな先生が昔はいた、いた。僕の高校の数学の先生は黒板に「パーフェクト・サークル」を描けることを自慢していた。今はこういう人材って「予備校」にしかいないのかなぁ〜。

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    2013年12月14日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

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    灘高校で長年国語教師を務めた御年百歳を超える著者。「学問のすすめ」というタイトルだが、「元教師」としての経験を著した本であると同時に人生の楽しみ方を説いた本でもある。様々なことに興味を持ちやってみること、前向きに生きること、本書を読んでいると、「いかに自分に正直に生きるか」、これこそが長寿の鍵を握るポイントなのではないかと感じる。
    国語力の基本は書くこと、というのは同感。書くという行為によって、「判断力」「構成力」「集中力」が培われる、と著者は言う。頭の中でしっかり考えているつもりでも、いざそれを実際に文章にして論理的に書き記そうとするとこれが意外と難しいものなのだ。でもその難しさに耐えながら

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    2013年12月13日
  • 橋本式国語勉強法

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    灘高が東大合格日本一になった68年に「灘高式勉強法/国語」が出版され、苛酷な詰込み式教育としてマスコミの批判を浴びたという。それが40数年ぶりに上梓される著者の喜びが伝わってくる。受験対策ではなく、本物の国語教育・学習はどうあるべきかを考えさせてくれる素晴らしい本だと思う。(マスコミの罪は重い!)現代文の「銀の匙」に限らず、古文は「徒然草」、漢文は「論語」、漢詩、故事成語などを覚えることの味わい深さを教えてくれる。高校生だけでなく広く一般社会人も教養のため、もう一度古典を繙いてみたくなるのではないだろうか。

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    2013年08月15日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    国語を教える者として、共感することと見習いたいことがいっぱいに詰まった本作。

    私も、絶えず工夫と情熱とユーモアをもって、自分の頭で考えようとする力を育てていきたいと思う。

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    2012年09月05日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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     以前に読んだ、伊藤氏貴さんの『奇跡の教室』では、ちょいとガッカリさせられてしまったので、ドキドキしながら本書を読み進めていくこととなりました。同じテーマを扱っている本ではあるけれど、『奇跡の教室』が外から見た評価であるのに対し、本書は内からの自己評価。当然、『奇跡の教室』にあったような問題点は、本書には見当たらないことになりますね。

     ところで、周囲が賞賛する中で、当人がどう思っているのかという点は、別に橋本先生の授業という話題でなくとも、気になるものではありますな。そういった意味で、本書には賞賛される者の「本音」が描かれており、ニヤニヤしながら読み進めることができました(笑)。
     結局の

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    2012年08月01日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    自分は漢検二級。国語が好きなのは、言葉遊びが小さい頃からすきだったからかな?「江戸のはきだおれ」「京の着だおれ」とか、面白い。

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    2012年07月21日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    教科「国語」って考えれば考えるほど難しい。

    国語という教科を通じて何を教えるのか。

    そんなことを考えて教壇に立っている、国語教員が増えてほしいものです。

    決して、指示語の指すものがわかる事が国語ではないはず。

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    2012年07月16日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    国語を学ぶことは豊かな人生を送るための感受性を涵養するために必要な基礎学習であり、一生かけて行っていくものだという基本姿勢に共感。そのために先生が用意したレッスンは、作中の言葉で例文を作ったり、作品の各章に自分でタイトルを付けたり、読後感を書いたりと、アウトプット重視のトレーニング。これは灘校の秘術ではない。誰でもできるがほとんどの人はやらない、愚直な正攻法。
    よく「国語には正解はない」という言葉が勉強しないことの言い訳に使われるが、この言葉が意味するところはむしろ逆で、国語学習においては本人がかいた汗以外には価値はないということなんだと思う。

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    2012年06月13日