橋本武のレビュー一覧
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素直にこういうお爺さんになりたいなと思えた
遅読を大切にしつつ、日々の考えをまとめて自分史を重ねていきます
あともう一度銀の匙を詠みます
1回目は自分の読解力が足りず、面白さが分からなかったのでPosted by ブクログ -
教科書を使わない授業…受けてみたかったです。
小中高と公立で過ごしたアラフォーで、深く読み解くといくことはしてこなかったです。学校での学びできっかけを持てたら、きっと今の本の読み方や生き方にも大きな影響をうけただろうな…
息子が小学生になり、学習の進め方について考えることが多くなり手にした本でしたが...続きを読むPosted by ブクログ -
101歳で亡くなった灘高の国語の先生のエッセイ。
授業は中勘助の銀の匙の一冊を一年間で深く学ぶそのスタイルで注目された方だそう。
結果、生徒の国語力は上がり、学力も上がったとのこと。
学ぶことの楽しみやその学びをより一層深めていく探究心、続けることでの集中力もついたのもあるのではないかな。
著...続きを読むPosted by ブクログ -
『銀の匙』という作品を3年間かけて学んでいくという灘高の橋本先生による授業。生徒たちの分からないことはすべて拾い上げ、みんなで考える。例えば青竹水羊羹が出てくれば、実際に食べてみる。それを食べる際の音の表現がどうしてそうなったのかがそこで初めて分かる。能の話が出てくれば、生徒みんなで観劇に行く。凧揚...続きを読むPosted by ブクログ
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臨時休校中で「何か本を読みたいけど、何を読めばいい?」と悩む中学生に推薦します。
「国語の勉強の役に立つから」とかそういう視点じゃなくて、当たり前にとらわれない物の見方とか、物事を広げて考えるということの実例がいっぱい書いてあるから。
第1章では「土曜講座―27年ぶりに教壇に立つ」と題し99歳にし...続きを読むPosted by ブクログ -
灘校がいわゆる進学校とは一線を画す教育システムをつくってきたかというのがよく分かる。自由闊達に自学出来る人へと教え導くというのは、実に根気のいる取り組みなのだと。教育論に留まらない、組織やコミュニティづくりにも大いに気づきを与えてくれる内容でした。Posted by ブクログ
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2014.07.なんて素敵な人生!こんな素敵な寄り道人生、是非ともこんな風に生きてみたい。自分を見つめ、ひとを思って生きて行く。自分の好きな事しながら輝いて生きていきたい。Posted by ブクログ
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本当に楽しそうに横道にそれて授業を行う先生。
どおりで長生きできるわけ。
この人みたいな授業がしたいとずっと考えています。
生き方のすすめのような本。Posted by ブクログ -
私が知っている、神戸の私立高校「灘高」は多くの東大合格者を排出する名門高。
そこで先生をしていた人、というのに興味を持って、
本の「はじめに」に書かれている「先生に親しみはあっても、授業の内容がまるで思い出せない」という一節に惹かれて、
この本を読むことにしました。
なんだかうまく書けないので...続きを読むPosted by ブクログ -
今年100歳になられた著者の国語の授業方法と、これまでの人生をふりかえった一冊。
こんな先生に出会えば、きっと「国語」というものをもっともっと積極的に学ぶ人が増えるんだろうなと感じた。こういう国語教育の方法は、誰しも理想ではあるけれど、本当にやってきた橋本先生にはだただ感服。
「銀の匙」という一...続きを読むPosted by ブクログ -
灘高の伝説の教師、橋本先生のお話。
一冊に三年間かけるというのは、どういう授業なのかと興味をもって読み始めたが、面白かった。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える授業です。国語の基礎体力があれば、自分で道を切り拓いていける。
こんな先生に教わりたかったなぁー。
ワクワクする人生を、自分で...続きを読むPosted by ブクログ -
こんな先生に出会いたかった!
思考の基である「国語」を、こんなにも楽しい授業で、遊び感覚で伸ばせる先生がいたとは。
橋本先生には、このような授業の出来る先生を育てていって欲しい!
それにしても、この本を書いた年齢が99歳とは思えない、エネルギーを感じる一冊だ。
私のような主婦でも、これからで...続きを読むPosted by ブクログ -
中勘助さん著『銀の匙』が読むべき良本という情報が頭の中にあり、長年うじうじと先延ばしつつ、やっと読み始めました。少し読んで、夏目漱石の『坊ちゃん』みたいだな、というのが率直な感想でした。『坊ちゃん』を読んだ時もその面白さがわからず、忍耐を重ねて読んだくらいだったので、この本をやはり面白いと思えない...続きを読むPosted by ブクログ
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学生時代、坊主の兼業教師が『学問のすすめ』と『般若心経』で、1年だか2年だか授業をやった
本書を読んで初めて本を読むと言うことが分かった気がした
理系だからでも無いが、文章を体系化、数式化して理解したがる
そうではないんだPosted by ブクログ -
なんというか久しぶりに国語の授業を受けた気分になった。
・横道にそれる楽しさ
・すぐ役立つものはすぐに役立たなくなる
・話し上手になるには書き上手であることが必要
・労働に対するささやかな感謝の気持ちの有難う
最後に一歌
コツコツと いろんな本と 巡り合い
今年のゴール 目指せ100冊Posted by ブクログ -
こんな年の取り方っていいなと思った。
一番最後に
「生まれ変わってもう一度授業がしたい」と書かれていた。
そのようにありったけの情熱を注げることを見つけたいと心底思った。
何歳になっても学び続けたい。
何歳になっても遅すぎることはない。
橋本先生が発するこの言葉に励まされた。学ぶとい...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は「文庫本1冊を3年間かけて読む」という異例の授業をした、
橋本武先生の思考法が詰まっている一冊である。
なぜそのような授業をしたのか。
そこには先生の101年間の生き方、そして熱い想いが込められていた。
その根底にある考えが「追体験」だ。
人間の人生は限られている。
そのため読書を通じ、他人...続きを読むPosted by ブクログ