橋本武のレビュー一覧

  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

     国語の学び方ってどんな感じ?を教えてもらえます。おもしろかったです。
     前に読んだ『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』は、みくのしんさんが短編小説を何時間もかけて読むスタイルのスローリーディングでした。でもスローリーディングといえば、灘校の伝説の国語教師、橋本武先生ですよね。
     橋本先生は、白髪ロン毛のおしゃれさん。どんなスローリーディングかは知らなかったので、読ませていただきました。

     みくのしんさんと橋本先生、どちらが上とか下とかではないですが、勝手にスローリーディング対決です!
     早速ですがわたしの結論、常温常圧下での物質に例えるなら、みくのしんさんは「ガス」水素とかヘリ

    0
    2025年02月02日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

    Posted by ブクログ

    素直にこういうお爺さんになりたいなと思えた
    遅読を大切にしつつ、日々の考えをまとめて自分史を重ねていきます

    あともう一度銀の匙を詠みます
    1回目は自分の読解力が足りず、面白さが分からなかったので

    0
    2024年04月04日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

    Posted by ブクログ

    教科書を使わない授業…受けてみたかったです。
    小中高と公立で過ごしたアラフォーで、深く読み解くといくことはしてこなかったです。学校での学びできっかけを持てたら、きっと今の本の読み方や生き方にも大きな影響をうけただろうな…
    息子が小学生になり、学習の進め方について考えることが多くなり手にした本でしたが、読んでみて良かったです。

    0
    2023年06月11日
  • 解説 徒然草

    Posted by ブクログ

    いくつか別の訳文も読んでみたが、解説者の自意識が過剰に出ているようで邪魔に感じた。なるべく原文そのものを平易に解説しようと試みている本書がもっとも素直に読めた。

    しかし徒然草をもっと若いうちに真剣に読まなかったのは日本人として大いに損をしたと思う。まあ、社会に揉まれてもいない青少年があまりこれを振りかざすのもアンバランスな気はするが、しかし自分の子どもに生涯で5冊だけ本を薦めるなら必ずその中に入ってくる。老荘思想と日本的な美意識の合流点。

    0
    2022年05月07日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

    Posted by ブクログ

    101歳で亡くなった灘高の国語の先生のエッセイ。

    授業は中勘助の銀の匙の一冊を一年間で深く学ぶそのスタイルで注目された方だそう。

    結果、生徒の国語力は上がり、学力も上がったとのこと。
    学ぶことの楽しみやその学びをより一層深めていく探究心、続けることでの集中力もついたのもあるのではないかな。

    著者のいう1つの本を深く読む、心から理解するというやり方は授業でなくても参考なる。

    子どもに絵本を読み聞かせをするときも、これなんだろうね?という疑問はきちんと解決し、解決するまでのその手順を教えてあげたいし、本の中の経験を実際に体験することで経験値を積んであげたい。

    読書により世界が広がるという

    0
    2021年05月20日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

    Posted by ブクログ

    『銀の匙』という作品を3年間かけて学んでいくという灘高の橋本先生による授業。生徒たちの分からないことはすべて拾い上げ、みんなで考える。例えば青竹水羊羹が出てくれば、実際に食べてみる。それを食べる際の音の表現がどうしてそうなったのかがそこで初めて分かる。能の話が出てくれば、生徒みんなで観劇に行く。凧揚げの描写が出てくれば、凧を創るところから始め、みんなで飛ばす。そうしてしらみ潰しに分からないを分かるに変えていくと、読んでいるだけでは分からない沢山のことが見えてくる。

    ただ試験のために暗記する授業は忘れられていくが、この『銀の匙』の授業は、生徒たちの心に生涯残り、その後の人生の糧となる。

    こん

    0
    2020年10月22日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    臨時休校中で「何か本を読みたいけど、何を読めばいい?」と悩む中学生に推薦します。
    「国語の勉強の役に立つから」とかそういう視点じゃなくて、当たり前にとらわれない物の見方とか、物事を広げて考えるということの実例がいっぱい書いてあるから。

    第1章では「土曜講座―27年ぶりに教壇に立つ」と題し99歳にしてかつての勤務校で「銀の匙」の特別授業をした様子が描かれているが、もうこの章だけでも一読の価値あり。

    冒頭、橋本先生はこう切り出す。
    -「『銀の匙』の授業は、傍観するのではなく、入り込んで一緒にやっていく授業です。それは「遊ぶ感覚」です。見ているだけでは面白くない。自分のその中に関わる、参加して、

    0
    2020年05月14日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    灘校がいわゆる進学校とは一線を画す教育システムをつくってきたかというのがよく分かる。自由闊達に自学出来る人へと教え導くというのは、実に根気のいる取り組みなのだと。教育論に留まらない、組織やコミュニティづくりにも大いに気づきを与えてくれる内容でした。

    0
    2019年06月09日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

    Posted by ブクログ

    2014.07.なんて素敵な人生!こんな素敵な寄り道人生、是非ともこんな風に生きてみたい。自分を見つめ、ひとを思って生きて行く。自分の好きな事しながら輝いて生きていきたい。

    0
    2014年07月21日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

    Posted by ブクログ

    本当に楽しそうに横道にそれて授業を行う先生。
    どおりで長生きできるわけ。
    この人みたいな授業がしたいとずっと考えています。
    生き方のすすめのような本。

    0
    2013年11月05日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    私が知っている、神戸の私立高校「灘高」は多くの東大合格者を排出する名門高。


    そこで先生をしていた人、というのに興味を持って、
    本の「はじめに」に書かれている「先生に親しみはあっても、授業の内容がまるで思い出せない」という一節に惹かれて、
    この本を読むことにしました。

    なんだかうまく書けないので、キーワードを。

    熱意、努力、研究研究研究‥、
    誤解、悲しみ、
    だけど、趣味。



    「先生」が憧れられない・尊敬されないということを私は多く聞くけれど、こんな先生、好きにならずにいられない。
    型破りといえば型破りだけれど、悪いことたくさんしてたとか、そういうんじゃない。
    でも、失礼ながら、聖職者

    0
    2013年09月16日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

    Posted by ブクログ

    学問のすすめというよりは国語のススメ俺も中学校で教わっていたかった!
    これから本はスローリーディングで読後感想を書いてみよ

    0
    2013年03月27日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    今年100歳になられた著者の国語の授業方法と、これまでの人生をふりかえった一冊。

    こんな先生に出会えば、きっと「国語」というものをもっともっと積極的に学ぶ人が増えるんだろうなと感じた。こういう国語教育の方法は、誰しも理想ではあるけれど、本当にやってきた橋本先生にはだただ感服。

    「銀の匙」という一冊をじっくり読み進めること。たまに横道にそれながら、さまざまな知識を一人一人が深めていく。ただ、本を読むだけ、意味を知るだけ、漢字を覚えるだけ、ということではなくて、生徒たちが積極的に「銀の匙」という作品の世界に入っていく方法は本当にすばらしいと思った。

    岩波ジュニア新書ということで、とても読みや

    0
    2013年02月25日
  • 橋本式国語勉強法

    Posted by ブクログ

    勉強に即席はない、ということを教える本である。これだけの勉強をできる生徒は、寝る時間がないということもあり得るであろう。

    0
    2013年01月10日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    灘高の伝説の教師、橋本先生のお話。

    一冊に三年間かけるというのは、どういう授業なのかと興味をもって読み始めたが、面白かった。

    魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える授業です。国語の基礎体力があれば、自分で道を切り拓いていける。

    こんな先生に教わりたかったなぁー。

    ワクワクする人生を、自分で選んで生きられている姿、見習いたいです。決して聖人君士でなさそうなところもいいです。

    学ぶのに年令は関係ないですね。

    0
    2012年10月28日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    こんな先生に出会いたかった!

    思考の基である「国語」を、こんなにも楽しい授業で、遊び感覚で伸ばせる先生がいたとは。

    橋本先生には、このような授業の出来る先生を育てていって欲しい!

    それにしても、この本を書いた年齢が99歳とは思えない、エネルギーを感じる一冊だ。

    私のような主婦でも、これからでも国語をしっかり勉強したいと思った。

    橋本先生関連、これからむさぼり読みます!

    0
    2012年07月08日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    キーになるのは追体験かなと思いました。追体験をすることで著者の世界にどっぷり浸かる。
    ただ銀の匙以外にもかなりの本を読ませて、課題も膨大。これについて来られる灘高生はやっぱり優秀。
    とても印象に残る授業であることは間違いない。

    0
    2024年09月14日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    銀の匙を国語の授業に取り入れた有名な先生の話。1つの話題を突き詰めて脱線しながら学んでいくと言う訴えがとても面白い。しかし先生の力になるところが大きい。誰にでも真似もできるものじゃない。

    0
    2024年09月04日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    最初は、灘高の生徒なんてどんなやり方で教えてもそれなりに成長するだろう それを自分の実績みたいにタラタラと説明するのは趣味が悪いなんて思っていた

    銀の匙も徒然草も、偏差値50代の生徒からしたら現代語訳版でも理解できない。イラストや図を使って関係図を整理して、やっと理解できるレベル。
    楽しくやろうと思っても、「丹波に出雲というところあり」みたいな話ばかりでは無いし、さらに精読なんてすればみんな寝てしまうと思う。

    今でも橋本さんの授業形式が全国の公立学校で通用するとは思わないけど、本書を読み進めていくうちに彼の持つメンタルというか、色々と生徒の為に試行錯誤している様子はすごいと思った

    普通と

    0
    2024年08月24日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

     中勘助さん著『銀の匙』が読むべき良本という情報が頭の中にあり、長年うじうじと先延ばしつつ、やっと読み始めました。少し読んで、夏目漱石の『坊ちゃん』みたいだな、というのが率直な感想でした。『坊ちゃん』を読んだ時もその面白さがわからず、忍耐を重ねて読んだくらいだったので、この本をやはり面白いと思えない自分がいて、どうしたものかと思っていたら、この本の存在を知りました。

     灘高で国語の先生をしていた作者が、『銀の匙』だけを使って三年間、現代文の授業をしたというのです。先にこちらを読んだ方が、『銀の匙』の面白さがわかるのではないかと、『銀の匙』はちょっとお休みして、この本を読んでみました。

     実

    0
    2022年07月30日