橋本武のレビュー一覧

  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    学生時代、坊主の兼業教師が『学問のすすめ』と『般若心経』で、1年だか2年だか授業をやった
    本書を読んで初めて本を読むと言うことが分かった気がした
    理系だからでも無いが、文章を体系化、数式化して理解したがる
    そうではないんだ

    0
    2021年02月07日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    なんというか久しぶりに国語の授業を受けた気分になった。
    ・横道にそれる楽しさ
    ・すぐ役立つものはすぐに役立たなくなる
    ・話し上手になるには書き上手であることが必要
    ・労働に対するささやかな感謝の気持ちの有難う

    最後に一歌
    コツコツと いろんな本と 巡り合い
    今年のゴール 目指せ100冊

    0
    2020年02月20日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

    Posted by ブクログ

     こんな年の取り方っていいなと思った。
     一番最後に
    「生まれ変わってもう一度授業がしたい」と書かれていた。
     そのようにありったけの情熱を注げることを見つけたいと心底思った。

     何歳になっても学び続けたい。
     何歳になっても遅すぎることはない。

     橋本先生が発するこの言葉に励まされた。学ぶということをこれからもし続けていこうと思う。

    0
    2020年02月15日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は「文庫本1冊を3年間かけて読む」という異例の授業をした、
    橋本武先生の思考法が詰まっている一冊である。
    なぜそのような授業をしたのか。
    そこには先生の101年間の生き方、そして熱い想いが込められていた。

    その根底にある考えが「追体験」だ。
    人間の人生は限られている。
    そのため読書を通じ、他人の人生を追体験することで、
    人間性を豊かにしようと先生は考えたのだ。
    いろいろな人生観や価値観に触れることで、
    自分の人生は豊かになっていく。

    さらに面白いと感じた点が、橋本先生のスタンスだ。
    「興味に忠実になる」「腑に落ちるまで追及する」「まずは行動する」
    これを101歳になってもできる人間を他

    0
    2018年11月15日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    たくさん角を折ってしまった(あとでまた見返したいページ)。
    銀の匙をやっとちゃんと読もうと思った。
    意外と面白いかもと思わされた。
    タイトルをつけたり、実際に書かれていることをやってみたり、語句の意味を考えたり調べたり、興味深い。

    0
    2018年03月17日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    灘中・高の国語教育で有名になった橋本氏は、当たり前ながら非常に信念の人だ。自らが印象に残った国語授業がなかったということから、この本にチャレンジし、作家・中勘助氏への手紙から始めて直接の交流。生徒に読み込ませた後は章立てのタイトルを考えさせ、感想文を書かせる!きっと楽しい授業だっただろうと思う。灘が単なる進学校ではなく、素晴らしい教育の場であったことを痛感する。国語教育の7つのポイントに優れたユニークさが凝縮されていると感じた。「読む、書く、話す、聞く」に加えて「見る、味わう、集める」の3つによって深さを得られ、本物になっていく!生徒とともに作った能楽研究同好会はそれを象徴しているようだ。夏休

    0
    2017年09月27日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」(PHP文庫)

    Posted by ブクログ

    灘校の国語授業の話、退職後の話、いろはカルタの話、の3部構成。寄り道を伴う読書が基礎学力をつけるためににいかに重要か、という信念の人。最後のいろはカルタの章は、江戸、上方、名古屋のかるたを比較していて面白い。

    0
    2016年05月23日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『銀の匙』を読んだあと、灘で教材として使われていたと知り
    興味を持ったので手に取りました。3年間『銀の匙』のみという
    究極のスローリーディング!2012年に満100歳を迎えた著者は
    21歳から71歳まで教壇に立った。

    「どんな授業だろう?」と読み進めると意外と「文中の単語の意味を調べる」と
    いうことにかなり比重が置かれていました、そこから脱線(例えば干支の話)していって
    様々な知識を得ていくという方法です、あとは章ごとに生徒に題を
    つけたり、作品に出てくる遊びをしたり、様々な工夫がされています。

    昔はコピー機もないのでガリ版ですべての教材を自主制作、
    それで一日が終わってしまうという教師の

    0
    2015年11月12日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    100歳の授業。
    どんなんだろうなぁと思います。

    その100年を本当に、好きに生きてきたんだなぁということがよく分かります。

    でも、教え子が自分より先に亡くなっていくというのは、けっこうたまらなくさびしいものがあるよなぁと思います。

    そして、今も昔も変わらず、マスコミは、はじめから自分で決めたストーリーで報道するというのがよくわかる一冊だ。

    人間、自分の大好きなことをして一生過ごせれば、それが1番です。
    そういう人生を過ごすために、がんばろう。

    0
    2014年10月22日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

    Posted by ブクログ

    著者は有数の進学校である灘校の元国語教師。『銀の匙(さじ)』(中勘助 著の自伝的小説)という文庫本を3年かけて読み込む少し変わった授業をしていた。

    【メモ】この3点
    1.徹底して生徒の興味を引き出す〜横道にそれることが目的のスローリーディング、興味に忠実に。
    ・小テストは、生徒同士で採点。自分たちて答え合わせをして学びを深めるのが目的だから、どんなに出来が悪くても全員満点。
    ・作文は、文章の良し悪しは二の次で、書く楽しさに気付いてほしいから全員満点。
    ・読書感想文は、「これ、書いたらあかんな」などといった心配をする必要がないようにと、どんな感想でも全員満点。

    2.徹底した実践主義。

    3.

    0
    2014年01月23日
  • 橋本式国語勉強法

    Posted by ブクログ

    国語という科目は何となくできてしまっていたので、そんなに勉強した記憶はなかったが、この本を読んで、実はそうではないことを思い出した。もちろん、橋本氏がこの本で述べているようにていねいな学習をしてきたわけではないが、自分の予習ノートの作り方を思い出すと、共通な部分が多かったことに今更気が付く。国語をしっかり身に着けようという優等生な目標からではないが、やはり、教科書というテキスト(テクスト?)を十分楽しみたい、という気持ちは強いものだった、ということだろう。じっくり味わうことの大切さは今でも変わらない。

    0
    2013年10月11日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『奇跡の教室』を読んだ時、エチ先生が実際に『銀の匙』の授業で使ったプリントを見てみたいと思いました。今回はそれが載っています。
    綺麗な字とは言い難いですが、今はあまり見られない手書きのプリントに味わいを感じました。プリントといっても、ただ番号が振ってあったり、桝目があったり、線が引いてあったりと、ほとんど自分で内容を書き入れないといけないもの、書きいれることが沢山あるプリントです。
    そして、そのプリント作りに多大な労力とお金(当時学校に予算がなく、エチ先生は仕事といっても好きなことをやっているので、仕事ではなく趣味と思えばいい。趣味にはお金がかかるものだ。ということでガリ版刷りの道具等を自費で

    0
    2013年09月23日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

    Posted by ブクログ

    教え方が小学校5・6年の時の担任と似ていて、読みながら懐かしかった。今思うと、運良くよい教育を受けることができたと思う。
    よい学びをさせるために、先生は多くの時間を費やして準備をされたのだろう。感謝。

    出会い、巡り会いは人生に大きく影響を与える。
    橋本先生のように、楽しく学びながら、年を重ねていきたい。

    0
    2013年05月15日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「学ぶ」とは何かを改めて再考させてくれる一冊でした。
    「記憶に残らない授業は社会に出てから役に立たない。授業をしても意味がない」
    いままで、いかに多くの、記憶に残らない授業を受け身で受けてきたのか。
    とかく、いろいろなことを急ぎ、どこか受け身のことが左から右へと流れていく日々。
    同時に「ゆっくり味わい調べ尽くす」という、見失いがちな考え方に気づかされた。「急いで読み進めても読んだ人の心には何も残りません」
    「受け身で臨んだ授業の内容はほとんど忘れてしまいます、自分が能動的に取り組み、仲間とともに学び・刺激を受けたことはいつまでも覚えています」

    いままで、いかに記憶に残らない仕事を受け身でこな

    0
    2013年05月13日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名門灘校の学力日本一の基礎を作った伝説の国語教師が、学ぶ楽しさを伝える一冊。著者が50年間教鞭をとっていた灘校は、著者の独特な国語の授業を受けた生徒たちが、昭和43年に初めて東大合格者数1位となり、全国的に注目された。

    記憶に残らない授業、社会に出てから役に立たない授業をしても意味がない。卒業してからも生徒の心に刻まれ人生を支えてくれる授業をするために「銀の匙」を教科書に選ぶ。

    三年間かけてこの一冊の文庫本だけを徹底して味わい尽くす授業。

    「スロー・リーディング」

    ゆっくりと味わい尽くし、調べ尽くす。そうやって読書が自分の体験になると一生の財産になるというわけ。

    楽しいことは忘れない

    0
    2013年04月30日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    国語教育に関わろうとするものとして、読む価値はあったと思う。こんな授業をできるかどうかは別として、国語を教えるとは(学ぶ)どういう事か、教師として生きるとはどういう事かなどを考えるよいきっかけになる。

    0
    2012年12月21日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    この本の中で,「自分が中学生であったとき,どんな授業を受けたかんだろう」と思い出してみようとしても,何も浮かんでこない!というところがあった。(P51)
     私は,好きな授業のことは鮮明に思い出せる。先生の言葉も,黒板に書く様子も,どんな事を学んでいたかも。・・・しかし,中には先生の存在さえ忘れていたこともある。そんな先生いたんだと思ったことがあった。著者が,その事に気づき,そこから,生徒の記憶の中に残るような自分の国語の授業づくりをしていったことが素晴らしいと思った。

    0
    2012年12月04日
  • 橋本式国語勉強法

    Posted by ブクログ

    古文・漢文を学ぶことの意義を具体的な例を通して知ることができた。また、古典の学習法など詳しく書かれていたので実践に移していきたいと思える内容だった。

    0
    2012年11月23日
  • 橋本式国語勉強法

    Posted by ブクログ

    考えていた内容よりもずっと実用的で現代的な勉強法であった。
    具体的な国語の勉強法に興味がなくても 7まとめ の章は、大人にとっても改めて考えるべき、日常生活のコミュニケーションに関するヒントがあるものと感じた。

    0
    2012年11月18日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

    Posted by ブクログ

    灘だからこそできた授業ということは言えると思うが、それにしてもそのバイタリティには、ひたすら頭が下がる思いである。

    0
    2024年06月05日