橋本武のレビュー一覧

  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

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    素直にこういうお爺さんになりたいなと思えた
    遅読を大切にしつつ、日々の考えをまとめて自分史を重ねていきます

    あともう一度銀の匙を詠みます
    1回目は自分の読解力が足りず、面白さが分からなかったので

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    2024年04月04日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

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    教科書を使わない授業…受けてみたかったです。
    小中高と公立で過ごしたアラフォーで、深く読み解くといくことはしてこなかったです。学校での学びできっかけを持てたら、きっと今の本の読み方や生き方にも大きな影響をうけただろうな…
    息子が小学生になり、学習の進め方について考えることが多くなり手にした本でしたが、読んでみて良かったです。

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    2023年06月11日
  • 解説 徒然草

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    いくつか別の訳文も読んでみたが、解説者の自意識が過剰に出ているようで邪魔に感じた。なるべく原文そのものを平易に解説しようと試みている本書がもっとも素直に読めた。

    しかし徒然草をもっと若いうちに真剣に読まなかったのは日本人として大いに損をしたと思う。まあ、社会に揉まれてもいない青少年があまりこれを振りかざすのもアンバランスな気はするが、しかし自分の子どもに生涯で5冊だけ本を薦めるなら必ずその中に入ってくる。老荘思想と日本的な美意識の合流点。

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    2022年05月07日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

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    101歳で亡くなった灘高の国語の先生のエッセイ。

    授業は中勘助の銀の匙の一冊を一年間で深く学ぶそのスタイルで注目された方だそう。

    結果、生徒の国語力は上がり、学力も上がったとのこと。
    学ぶことの楽しみやその学びをより一層深めていく探究心、続けることでの集中力もついたのもあるのではないかな。

    著者のいう1つの本を深く読む、心から理解するというやり方は授業でなくても参考なる。

    子どもに絵本を読み聞かせをするときも、これなんだろうね?という疑問はきちんと解決し、解決するまでのその手順を教えてあげたいし、本の中の経験を実際に体験することで経験値を積んであげたい。

    読書により世界が広がるという

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    2021年05月20日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

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    『銀の匙』という作品を3年間かけて学んでいくという灘高の橋本先生による授業。生徒たちの分からないことはすべて拾い上げ、みんなで考える。例えば青竹水羊羹が出てくれば、実際に食べてみる。それを食べる際の音の表現がどうしてそうなったのかがそこで初めて分かる。能の話が出てくれば、生徒みんなで観劇に行く。凧揚げの描写が出てくれば、凧を創るところから始め、みんなで飛ばす。そうしてしらみ潰しに分からないを分かるに変えていくと、読んでいるだけでは分からない沢山のことが見えてくる。

    ただ試験のために暗記する授業は忘れられていくが、この『銀の匙』の授業は、生徒たちの心に生涯残り、その後の人生の糧となる。

    こん

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    2020年10月22日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    臨時休校中で「何か本を読みたいけど、何を読めばいい?」と悩む中学生に推薦します。
    「国語の勉強の役に立つから」とかそういう視点じゃなくて、当たり前にとらわれない物の見方とか、物事を広げて考えるということの実例がいっぱい書いてあるから。

    第1章では「土曜講座―27年ぶりに教壇に立つ」と題し99歳にしてかつての勤務校で「銀の匙」の特別授業をした様子が描かれているが、もうこの章だけでも一読の価値あり。

    冒頭、橋本先生はこう切り出す。
    -「『銀の匙』の授業は、傍観するのではなく、入り込んで一緒にやっていく授業です。それは「遊ぶ感覚」です。見ているだけでは面白くない。自分のその中に関わる、参加して、

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    2020年04月29日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    灘校がいわゆる進学校とは一線を画す教育システムをつくってきたかというのがよく分かる。自由闊達に自学出来る人へと教え導くというのは、実に根気のいる取り組みなのだと。教育論に留まらない、組織やコミュニティづくりにも大いに気づきを与えてくれる内容でした。

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    2019年06月09日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

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    2014.07.なんて素敵な人生!こんな素敵な寄り道人生、是非ともこんな風に生きてみたい。自分を見つめ、ひとを思って生きて行く。自分の好きな事しながら輝いて生きていきたい。

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    2014年07月21日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

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    本当に楽しそうに横道にそれて授業を行う先生。
    どおりで長生きできるわけ。
    この人みたいな授業がしたいとずっと考えています。
    生き方のすすめのような本。

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    2013年11月05日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    私が知っている、神戸の私立高校「灘高」は多くの東大合格者を排出する名門高。


    そこで先生をしていた人、というのに興味を持って、
    本の「はじめに」に書かれている「先生に親しみはあっても、授業の内容がまるで思い出せない」という一節に惹かれて、
    この本を読むことにしました。

    なんだかうまく書けないので、キーワードを。

    熱意、努力、研究研究研究‥、
    誤解、悲しみ、
    だけど、趣味。



    「先生」が憧れられない・尊敬されないということを私は多く聞くけれど、こんな先生、好きにならずにいられない。
    型破りといえば型破りだけれど、悪いことたくさんしてたとか、そういうんじゃない。
    でも、失礼ながら、聖職者

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    2013年09月16日
  • 伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

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    学問のすすめというよりは国語のススメ俺も中学校で教わっていたかった!
    これから本はスローリーディングで読後感想を書いてみよ

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    2013年03月27日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    今年100歳になられた著者の国語の授業方法と、これまでの人生をふりかえった一冊。

    こんな先生に出会えば、きっと「国語」というものをもっともっと積極的に学ぶ人が増えるんだろうなと感じた。こういう国語教育の方法は、誰しも理想ではあるけれど、本当にやってきた橋本先生にはだただ感服。

    「銀の匙」という一冊をじっくり読み進めること。たまに横道にそれながら、さまざまな知識を一人一人が深めていく。ただ、本を読むだけ、意味を知るだけ、漢字を覚えるだけ、ということではなくて、生徒たちが積極的に「銀の匙」という作品の世界に入っていく方法は本当にすばらしいと思った。

    岩波ジュニア新書ということで、とても読みや

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    2013年02月25日
  • 橋本式国語勉強法

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    勉強に即席はない、ということを教える本である。これだけの勉強をできる生徒は、寝る時間がないということもあり得るであろう。

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    2013年01月10日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    灘高の伝説の教師、橋本先生のお話。

    一冊に三年間かけるというのは、どういう授業なのかと興味をもって読み始めたが、面白かった。

    魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える授業です。国語の基礎体力があれば、自分で道を切り拓いていける。

    こんな先生に教わりたかったなぁー。

    ワクワクする人生を、自分で選んで生きられている姿、見習いたいです。決して聖人君士でなさそうなところもいいです。

    学ぶのに年令は関係ないですね。

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    2012年10月28日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    こんな先生に出会いたかった!

    思考の基である「国語」を、こんなにも楽しい授業で、遊び感覚で伸ばせる先生がいたとは。

    橋本先生には、このような授業の出来る先生を育てていって欲しい!

    それにしても、この本を書いた年齢が99歳とは思えない、エネルギーを感じる一冊だ。

    私のような主婦でも、これからでも国語をしっかり勉強したいと思った。

    橋本先生関連、これからむさぼり読みます!

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    2012年07月08日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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     中勘助さん著『銀の匙』が読むべき良本という情報が頭の中にあり、長年うじうじと先延ばしつつ、やっと読み始めました。少し読んで、夏目漱石の『坊ちゃん』みたいだな、というのが率直な感想でした。『坊ちゃん』を読んだ時もその面白さがわからず、忍耐を重ねて読んだくらいだったので、この本をやはり面白いと思えない自分がいて、どうしたものかと思っていたら、この本の存在を知りました。

     灘高で国語の先生をしていた作者が、『銀の匙』だけを使って三年間、現代文の授業をしたというのです。先にこちらを読んだ方が、『銀の匙』の面白さがわかるのではないかと、『銀の匙』はちょっとお休みして、この本を読んでみました。

     実

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    2022年07月30日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    学生時代、坊主の兼業教師が『学問のすすめ』と『般若心経』で、1年だか2年だか授業をやった
    本書を読んで初めて本を読むと言うことが分かった気がした
    理系だからでも無いが、文章を体系化、数式化して理解したがる
    そうではないんだ

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    2021年02月07日
  • 〈銀の匙〉の国語授業

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    なんというか久しぶりに国語の授業を受けた気分になった。
    ・横道にそれる楽しさ
    ・すぐ役立つものはすぐに役立たなくなる
    ・話し上手になるには書き上手であることが必要
    ・労働に対するささやかな感謝の気持ちの有難う

    最後に一歌
    コツコツと いろんな本と 巡り合い
    今年のゴール 目指せ100冊

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    2020年02月20日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

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     こんな年の取り方っていいなと思った。
     一番最後に
    「生まれ変わってもう一度授業がしたい」と書かれていた。
     そのようにありったけの情熱を注げることを見つけたいと心底思った。

     何歳になっても学び続けたい。
     何歳になっても遅すぎることはない。

     橋本先生が発するこの言葉に励まされた。学ぶということをこれからもし続けていこうと思う。

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    2020年02月15日
  • 日本人に遺したい国語 101歳最後の授業

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    ネタバレ

    本書は「文庫本1冊を3年間かけて読む」という異例の授業をした、
    橋本武先生の思考法が詰まっている一冊である。
    なぜそのような授業をしたのか。
    そこには先生の101年間の生き方、そして熱い想いが込められていた。

    その根底にある考えが「追体験」だ。
    人間の人生は限られている。
    そのため読書を通じ、他人の人生を追体験することで、
    人間性を豊かにしようと先生は考えたのだ。
    いろいろな人生観や価値観に触れることで、
    自分の人生は豊かになっていく。

    さらに面白いと感じた点が、橋本先生のスタンスだ。
    「興味に忠実になる」「腑に落ちるまで追及する」「まずは行動する」
    これを101歳になってもできる人間を他

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    2018年11月15日