【感想・ネタバレ】解説 徒然草のレビュー

あらすじ

伝説の国語教師による超ロングセラーの古文参考書。著者は、寄り道しつつ、遊びつつ『銀の匙』1冊を3年間かけて学ぶという独自の教育スタイルにより、灘校を東大合格者数ナンバーワンに導いたと言われる。本書には、その授業実践のすべてが凝縮されている。現世への無常観を抱きつつ、なお時代を、人をあたたかな目で見つめつづけた兼好の名随筆より、珠玉の断章をセレクト。やさしい現代語訳や語句注釈で学び、ユーモアと人間味あふれる解説でさらなる広がりに触れながら、古文の世界に楽しく親しむことができる、入門書の決定版。

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Posted by ブクログ

いくつか別の訳文も読んでみたが、解説者の自意識が過剰に出ているようで邪魔に感じた。なるべく原文そのものを平易に解説しようと試みている本書がもっとも素直に読めた。

しかし徒然草をもっと若いうちに真剣に読まなかったのは日本人として大いに損をしたと思う。まあ、社会に揉まれてもいない青少年があまりこれを振りかざすのもアンバランスな気はするが、しかし自分の子どもに生涯で5冊だけ本を薦めるなら必ずその中に入ってくる。老荘思想と日本的な美意識の合流点。

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2022年05月07日

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