辻信一のレビュー一覧

  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    周りの世の中が急ぎすぎてるなって思ってたから、なるほどと思うことは多かった。
    いろんな本や映画、人物の言葉や作品の紹介があって、読みたい本や見たい映画が見つかった。

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    2025年01月18日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    ネタバレ

    ムダとは本当に必要のないものなのか、そもそもムダとは何か?
    暮らし、労働、経済、テクノロジー、人間関係など対して文化人類学者である著者が新たな視点を与えてくれます。

    本文より~
    ・ぼくたちはよく、「ムダだ」と断定する。モノやコト、存在や行為を、「それはムダだ」と。しかし、そのときふと、そう断定してしまっていいのだろうか、という疑いが残る。


    ・子どもたちはなぜ我を忘れて遊びに夢中になるのか。子どもにたずねれば、ほとんどの子は「楽しいから」と答えるだろう。では、なぜ、遊びは楽しいのか?(中略)①心身の爽快感、②成長の喜び、③自由

    ・キツネの哲学者は、旅立っていく王子さまに大切な言葉を贈る。

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    2024年08月24日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    文化人類学者による、ムダについての考察

    現代社会は、役に立つかどうかという視点から物事をみる功利主義に凝り固まっていたのだなと思い知らされる。
    もっと頭を解すため、何回か読み返してみたいと思いつつ、参考文献も多くて、他の著書も読んでみようと思う。

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    2024年03月20日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    ネタバレ

    「自分が何かを行うときも、それがどういう結果を生み出すかにとらわれるべきではない。その行いそのものに焦点をしぼるほうがいい。」

    例えば、美しくなるという結果に囚われないようにしたい。自分を磨くことに本当の意味がある。

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    2023年07月07日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    効率的であること、生産性を上げること、そのためにムダを省くことが最善とされる風潮の社会に疑問を投げかける本書。
    ムダを突き詰めるとそれは自分という存在にブーメランのように返ってくることに気がつく。
    自然界には無駄がなく、その自然を損なう人間こそが実はいちばんの厄介者でムダな存在であるということ。ごもっともです。
    そもそも何がムダかなんて絶対的な答えがあるわけじゃない。誰かにとってのムダが、私にとってかけがえのないものだったり、その逆もあったり。

    コスパ、タイパを追求して何を得ようとしているのか疑問だし。いちいち納得の読書でした。

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    2023年05月12日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    シンプルもエレガントに
    昔から「シンプルライフ」は現在、「断捨離」「田舎暮らし」などが盛んになってきた。今回の「+エレガント」とは「量」より「質」で自分なりのアートを持ち、自分に合った「シンプリシティ」(物質社会に惑わされず)を求めて生きるのはとても良い事だ。仏教にもある「足るを知る」、その為にも物欲から智欲「一生学び」に臨むのも良いかもしれない。

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    2022年09月25日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    今の人間中心の考えで利益のみを追求しているものから地球を中心に考え社会全体で分かち合うことで持続可能な社会に変えるための内容だった。
    3つのSが三位一体となることで分断を分かち合うに変えていけるとあった。

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    2022年01月19日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    サティシュの声が聞こえてくるような本。彼が繰り返し世界に伝えようとしている言葉たちが詰まっている。簡素に美しく、巡礼者のように旅するように生きようと思わせてくれる本。読み返すというより彼の違うテーマや変遷も知りたく彼の他の本を手に取りたくなる点で星四つ。

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    2021年12月29日
  • 弱虫でいいんだよ

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    弱さを考えることは強さを考えること。
    弱さにフォーカスするとそれが強さだったりする。
    ナマケモノの話や童話の話から弱さに着目していく。
    人間がピラミッド上の1番上であるかのような現代の考え方に疑問を感じさせてくれる本。
    競争に疲れた現代社会の人は読んでもいいかもしれない。
    読むと気付かされることが何かある本。

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    2020年12月03日
  • 弱虫でいいんだよ

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    娘が大学の講義の教科書として購入してた本を拝借。
    今までの競争で勝ち抜いて上を目指していく事の価値観について考えさせられた。何が強くて何が弱いのか、弱いことは悪いことなのか、色々な考え方を提供してくれる本だった。
    世界のさまざまな声なき声を聞く耳をもつこと、これを実践していこうと思う。

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    2019年02月02日
  • 弱虫でいいんだよ

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    文化人類学者で環境活動家である著者が、「ゆっくりでいいんだよ」(ちくまプリマー新書)に続けて書いた本。〈弱いよりも強い方がいいのだろうか?今の社会の価値基準が絶対ではないとしたら…。動植物の性質や古代文化から強さの陰に隠れている弱さの価値に光を当てる〉として、弱さについて様々に考えを述べています。

    「強い」「弱い」「勝ち」負け」「早い」「遅い」等という単純な二元論では、表現できないのにそのような思考に陥りがちな人間。競争主義がはびこり「自己責任」が強調される政策が続く中、共同意識が薄れこのままでは社会が崩壊するとの警告を発していると思いました。お互いの弱さ・違いを認め合うこと、誰もが依存し合

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    2016年09月23日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    より『豊かに』生きようと、より人より『すぐれたい』と、必死に、あるいは無意識のうちに躍起になっている私たち人間―『進んだ』文明に生きる人々に、押し付けるでもなく、遠まわしに言うでもなく、のんびりと語りかけることの一つ一つが、本当に大切なことを教えてくれる。具体性には欠けたけど、自分の生き方を見つめなおし、自分を肯定できるように、もっと生きることに自由になれる本。

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    2013年08月16日
  • 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと

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    足るを知る!

    道を外してはならない。

    すべての生き物、命はつながっていて、益虫害虫もない。耕すことで、堆肥を入れることでその場所の生命をこわしている。

    自然のままでよい。種蒔いて植物が自分で大きくなるまで手助けしてやればあとはたくましく育っていく。

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    2013年01月16日
  • 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと

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    ネタバレ

    農薬を使わないとか有機野菜を作っている農家のお話かと思って手に取ったが、内容は農業の仕方・営み方の話でなく精神的メッセージが多数。川口さんが営む自然農はより原初に立ち返るような営みで、自然農というありかた自体が目から鱗。そこから学び取ったもの、体感を言葉にするとこうも広大な世界観を得るのかとまた目から鱗。
    対談形式だけれど聞き手と若干やり取りに食い違いがあるように感じる。自然に逆らわない、足るを知り、宇宙の流れの中で命の道というものを歩んでいこうとする川口氏と社会問題の解決策として農に注目している辻氏とでは、視座に違いがあるように感じる。
    人間のあるべき姿とは?本当の生きる、とは?
    己の在り方

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    2012年04月25日
  • 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと

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    ネタバレ

    自然農=耕さない、肥料を使わない、除草しない

    自然の循環に沿った生き方、農業が大事。
    耕した土壌、除草した土壌は、乾燥しやすく、水分がないためやせた土地になりやすい。一方、雑草が生えたままの土壌は、水分が多く含まれていて、やわらかい土壌である。
    こういった自然のあり方を活かして農業をする。
    納得があって面白かった。

    いのちは、生かし合い、殺し合いで成り立っていることが自然農からわかり、大事なのは人としての「あり方」だと言っていた。単なる技術ではなく、哲学のようです。自然農から人の道はこうあったほうがいいよねという内容でした。

    メモ
    赤目自然農塾

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    2011年10月15日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    知ってる?
    ナマケモノが笑顔のワケ。
    食べ物を本当においしく食べる方法。
    デコボコ地面が子どもを元気にするヒミツ。
    「楽しい」のヒント満載のスローライフ入門。

    [ 目次 ]
    第1部 時間がない-ファストライフの秘密(きみと時間の関係 時間ドロボーは誰だ!? 時間戦争 愛はゆっくり)
    第2部 時間のくにへ帰ろう-スローライフへのカギ(ナマケモノになる 食いしん坊宣言 たのしい引き算 幸せはお金じゃ買えない ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 

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    2011年06月05日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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     毎日どれだけ時間を気にしながら生きていたんだろう、「ゆっくり」に見えることも、実はきちんと理由があるということ、さまざまなことを気づかされる一冊でした。

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    2009年11月03日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    ○愛はゆっくり
    愛とは時間を無駄にすること

    ○宝物
    「無い物ねだり」から「あるもの探し」へ

    ○ハチドリのしずく
    自分にもできることがあるんだ

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    2009年10月04日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    シンプルに生きる、といってもミニマリストのことではない。「スピリチュアリィティ」とは息をすること。全体的に分かりやすい言葉で、作者の思いがすっと入ってくる。難しく考えず、自分の立っている場所を見つめてみる、から始めてみたい。

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    2025年01月09日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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     いつも聴いているpodcast番組に著者の辻信一さんがゲスト出演していて紹介された著作です。
     辻さんは文化人類学者で「スローライフ」の提唱者でもあります。昨今の「コスパ」「タイパ」という言葉に象徴されるような “効率化重視の生活” のアンチテーゼとしてどんな議論が提示されているのか興味を抱いて手に取ってみました。
     期待どおり、なかなか面白い議論が紹介されていたのですが、「終章」で示された“愛の定義” とその裏付けたる「あなたは効率的に愛されたいですか?」という自問のインパクトは強烈でした。

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    2024年05月16日