辻信一のレビュー一覧

  • 弱虫でいいんだよ

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    ミツユビナマケモノの「環境にやさしい循環型のくらし」や、勝ち負けのないゴリラ・コミュニティのあり方など、へえと感心しながら読んだ。ヒトからすればそれらが特有の生態に思えるけど、ではそういうヒトの生態は? ヒトというか現代人は、どうしてこんなふうにキリキリと日々を送っているのだろう……
    読む人によって警告とも慰めともとれる一冊だと思った。宮沢賢治の作品の引用がいくつかあった。慎ましく生きていたいという気持ちになる。

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    2025年09月28日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    エコロジストで平和運動活動家による、ホリスティックな思想書

    「エゴ」から「エコ」など、スピリチュアルであり現実的な思想が、とても明快でコンパクトにまとめられている。読み易すぎるため、その内容の凄さを流してしまうが、また後で読み返したい
    モノの量よりも自然ソイルや人間ソウルとの関係ソサイエティに充足を求める、執着、習慣、偏見などから自由になる、人生という巡礼の旅。
    生い立ちだけでなく、ジャイナ教を離れた後の母親や師の許しの様子も書かれている

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    2025年05月31日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    気がつけば、より効率やコスパを求められるようになって、自分もショート動画を好んでみるようになっている。
    シンプルライフに憧れて、ミニマリストってすごいなと思っていたりもするけど、それらが成り立っている背景まで、考えをめぐらせたことはなかった…。

    不要不急と言われてモヤモヤしたり、何ものにもなれていない自分で役に立てていないのではと悲しくなったりすることもあったけれど…

    もう一度見つめ直す良い機会になった。




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    2025年05月03日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    私はときどき自分のやっていることは本当にこれでいいのだろうか、全部無駄なんじゃないかと感じてしまう。まさに、功利主義だと感じた。私は、本当に大切なことを無駄だと勝手に決めつけて生きていたのかもしれない。もっとシンプルに生きたい。

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    2025年04月01日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    「ゆっくり」でいいんだよ
    著:辻 信一
    ちくまプリマー新書 043

    スローライフの入門書

    かならずしも、スローがいいとはおもえませんが、たまには見方を変えてみるのもいいかと思います
    あせらないで、ゆっくりというのも、いいかも
    でも、ゆっくりと手を渡されても、どうしたらいいのかを考えてしまう

    気になったのは以下です

    ・時間というものは、ありすぎても、困るし、少なすぎても困る
     つまり、ひまをもてあますのも困るし、忙しすぎて時間が足りないのも困る

    ・ビジネスということばは、ビジー、つまり、忙しいということばからきている

    ・時計であらわされる時間というのは、地球のすみずみにまで広がった巨

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    2024年04月12日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    今の世の中でひっかかることが多く、読み始めた本。筆者の意見に全て賛同するわけではないけれど、役に立つとは?無駄とは?と考えるうえでいろんな視点をくれます。

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    2023年08月16日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    「役に立つかどうか」というのは、あくまでのひとつの指標である。それだけを指標にしてしまうことへの問題提起。ムダなものなんて、この世にはない!

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    2023年03月24日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    個人の内面的な調和=マインドフルネスと、外的、社会的な課題である環境問題への対応とが、一本の道として繋がっているということに開眼させてくれた。
    シンプルな暮らしと、生き方。
    分断から、関係性の改善によってのみシンプリシティへ辿りつくというところなど、刺さる言葉が溢れている。

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    2023年01月10日
  • 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと

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    ネタバレ

    川口さんが、体調を崩して、複合汚染を、読み、本当に美しいものを求め自然農を始めた経緯、母の反対や、数年間の収穫ができない期間を乗り越えて、工夫を重ねて今の、耕さない、持ち込まず持ち出さない、草や虫を敵としないという自然農にたどり着いた経緯、それを広める赤目自然農園という形について、わかった。

    作物が幼い時に、他に負けるといけないが、いろんな草や生き物の中で育つ方がいい。48→人もこどもも一緒。

    水田に米だけではダメ。地球に人だけではダメなように。多様な生物が同時に生きて生かし合いになる。51→そのなかで、負けない力を育んであげる、少し手を貸してやるということか。

    川口さんは、世の中を変え

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    2022年08月07日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    ネタバレ

    映画「サティシュの学校」を観てサティシュに興味を持ち、この本を読んだ。

    ほんものの理解は経験からやってくる。
    知識と経験の融合

    シューマッハー・カレッジ
    ↑行ってみたいと思った!

    ホリスティック思考…
    土(ソイル)と魂(ソウル)と社会(ソサイエティ)の三位一体

    まず自分を大切にすること
    土を大切すること
    ゴミを出さないこと

    サティシュの考え方はシンプルだけど奥深い。
    私も小さなコミュニティを大切にしながら、人にも環境にも優しい生活を送りたいと思った。

    その前に、自分を大切にしなきゃ!

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    2022年04月29日
  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    現代の変化が大きく、速く、複雑な社会を生きていく上で、本当に大切にすべきものはとてもシンプルなものだと教えてくれる本です。著者の関係するシューマッハーカレッジの3H(head, heart, hand)の教育方針にも興味が湧きました。

    本書内にはエレガントシンプリシティの概念の構成要素の説明、具体事例が沢山ありますが、シンプルに最終結言を引用します。
    簡素で美しい人生を送るために、人間という存在が持つ、3Sの側面土(Soil)、魂(Soul)、社会(Society)を考える必要がある。
    土は、環境や自然のあらゆる関係のメタファ。
    魂は、人々の心の充足。友情や愛、共感など。
    社会は、人間の尊厳

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    2022年01月30日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    この本を読んだことで流れの速い社会にどうにも着いていけなくて、自分で自分を急かしてはテンパってしまう自分を許せた気がします。自分の生き方を見つめ直すキッカケになると思います。

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    2017年06月30日
  • 弱虫でいいんだよ

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    弱さについて考えることは、強さについて考えること。

    大きいことが良いとは限らないし、小さいことが悪いとも限らない。
    良いことがいつも良いとは限らないし、悪いことがいつも悪いとも限らない。
    つまり、絶対的ではなく、相対的な価値だから。

    世の中は適者共存。弱肉強食とは異なる。
    適者と強者は混同してはいけない。
    生き残ったものが強い。

    ファーブルは虫たちについて学んだのではなく、虫たちから学んでいた。


    人間は未熟で生まれる、弱位存在で生まれる。
    それによって柔軟性を得ている。さまざな方向に適応し、変化が可能。本能よりも学習で自己発展をする。
    また、弱いからこそ愛情をたくさん受けることが必要

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    2017年02月16日
  • 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと

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    自然農を実践している人との出会いをキッカケに読んだ本。
    スローフード、スローライフから感じていたイメージを大きく裏切られ(というより無知だっただけですが)自然農の本というよりは、自然農的な生き方を学べる本であった。
    不安が多いように感じる現代社会において、自然と共に生き、足るを知るというコトを再び学ぶことが出来た。
    ある意味で全ての人が「答えを生きている」時代にあるのだと悟れた。
    川口さんは仏教の縁起の思想を説いているともいえます。
    始まりもなく終わりもない生を「生かされていきたい」と思いました。
    素晴らしい一冊です。

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    2013年02月05日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    経済大国と呼ばれる国は、みんな”スピード”が命!早く、早く、早く!もっとく早く、もっと安く、もっと大量に!・・・でも、そのスピードにあわせて生きていると、なんだか「自分がよければそれでいい」っていう考え方になってしまう気がします。みんなついていくことで精一杯になるから。ついていけないと、差別の対象になってしまうから。誰もが同じ速度で生きていけるはずがないのにね・・・。

    ゆっくり生きていくということは、自分や周りの人達、動物、植物、地球を大切にできる暮らしに繋がるということに気がつけました^^
    これからの生き方が問われている今だからこそ、読んでおきたい1冊だと思います。

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    2011年06月28日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    読み始めは、まあこんなものだろうと思っていた。忙しい世の中だから、ゆっくりって言いたいんだろうなあ、でも無理だよ、そんな机上の空論言ってもしかたないよと。しかし、ここに書いてあることをよ〜く噛みしめて読むと、成程、おっしゃるとおり、私が間違っていました、ハッハ〜とただひれ伏すのみです。自分にとっては、今年のNo.1は大げさでも片手に入るかな。ぜひ娘達に読ませたいなあ。

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    2011年09月28日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    ナマケモノになるにはまずはこの本を読もう!!
    元祖ナマケモノ、辻信一さんが中学生の君たち向けに
    書き下ろしてくれた本です。

    そう、ゆっくりでいいんだって。(_ _*)★\( ̄∀ ̄;)

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    2010年05月17日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    新生活に慣れず、イライラしてるときに手に取った本。
    社会では効率性やスピードが要求され、いつも時間に追われてる私たち。
    人間だけでなく、植物や動物だってそうだ。
    植物や動物が本来持ってる個々の時間は無視され、人間が時間を操作している。
    最近では、箱という建物の中で光を当ててレタスなんかを作るのが始まってるようだが、そんな野菜は食べたくない。
    太陽の光をたっぷり浴びて野菜そのものが持つ時間をたっぷり使って育ったシャキシャキしたレタスを食べたい。
    ここまでくると、何か 温かみというものの欠片さえ感じられないと思うのは私だけだろうか・・・。
    科学技術が発達し便利になったのはいいが、それ

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    2010年04月28日
  • 「ゆっくり」でいいんだよ

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    知ってる? ナマケモノが笑顔のワケ。食べ物を本当においしく食べる方法。
    デコボコ地面が子どもを元気にするヒミツ。あせっちゃいけない。ゆっくりでいいんだよ…。
    「楽しい」ヒント満載のスローライフ入門。

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    2009年12月30日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    メモは2つ
    ・愛とは時間を無駄にすること
    ・役に立つ。を疑え

    測れないものをムダと片付ける心のあり方こそ、人間を不幸にする。

    贈与論を思い出した。
    役に立つ、役に立たないで物事を見つめ続けると、いつしか自分自身をそんな目線で見るようになってしまわないか?ということを問われた気がした。

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    2025年09月03日