辻信一のレビュー一覧

  • エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる

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    素晴らしい本だと思う。けど、残念ながら私にはあまり合わなかった。
    精神的な豊かさを持つ人は、多く執着をせず、自身の手で生活を作り出し、必要最低限の選択をするのだと感じた。
    特に、お母様とのエピソードがどれも素敵だった。

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    2023年07月24日
  • ナマケモノ教授のムダのてつがく

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    役に立つこと効率に価値を置く社会への警鐘。
    怠けものと無駄の定義や怠けものは無駄とは違うこと。さらには無駄こそ必要だと進んでいく。そして最後の「星の王子さま」のキツネのセリフ「時間をムダにしたから大切」で締める。うーん納得。

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    2023年05月05日
  • 自然農という生き方 : いのちの道を、たんたんと

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    奇跡のリンゴの木村さんを勝手に期待してしまった。しかし、やっていることはかなり近いと思うが、木村さんほどパーソナリティに特徴がないので、読み物としては面白みにかけた。せめて自然農法の理屈については掘り下げて欲しかったのだが、生き方全般の哲学的な話に終始していて、自分の期待には少なくとも答えてくれていなかったという印象。

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    2021年08月08日
  • 弱虫でいいんだよ

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    タイトルの「弱虫」というニュアンスとは少し違う。「弱虫」というと気の弱い考え方の克服の本なのかなと思うが、「弱さ」の価値をいろいろな視点で語る本。

    より競争社会、格差社会となっている現在。
    私も会社員なので、経済原理の価値観(売上、利益を出すものが偉い)は肌で感じているし、組織内での競争にもある意味巻き込まれていると思う。が、本質的にはその価値感についていけない自分がいて、息苦しく疲れ果てている。
    この本に書いてあるような話はその自分の息苦しさをほぐすための、考え方として役に立つ。

    強いものが勝ち、弱い者が負ける。弱い者は強い者よりも身分が低い。そんな画一的な価値観に異議を唱える本。

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    2017年11月02日