杉原智則のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本格的な戦記物語で人気好評の長編ファンタジー。
このライトノベルも読み始める前から実はかなり期待していた。
ただ、最近読んだ、某人気長編ライトノベルが期待したほど面白くなかったので、今回も過度の期待は禁物かなーと眉に唾をつけながら読み進めたわけだけど・・・とりあえず、面白い。かなり、面白い。
長閑な片田舎で血気盛んな少年として育ったオルバは、戦乱に巻き込まれ、天涯孤独の身の上となる。(10才)
生きるために犯罪に手を染めたがやがて逮捕され、剣闘奴隷にまで身を落としてしまう。(14才)
少年時代を死と隣り合わせの剣奴として過し、肉体と剣技を磨き上げたオルバに、ある日転機が訪れる。(16才?)
一 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻。
駆け足で終わった感は否めないが、まあ、それなりに纏まった大団円だったのでいいのかもしれない。とは言え、地球史時代だの何だのって要らなかったんじゃね? と思わなくもない。そこを出してくるのなら、もう少し長く尺を取ってやらないと尻すぼみ感が半端ない。結局、その設定どこ行ったのww って気分になるから。
大人の事情で終わりなのかな。続いた方だとは思うが、こういう古きよきファンタジー的なものは今は売れにくい時代なのかも。
惜しむらくは、イラストが微妙すぎた。カラーはそれなりに綺麗なんだけど、モノクロがすごく幼く見えるので、文章から想起されるキャラクターのイメージと相違が生じる。
でも、好き -
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Posted by ブクログ
ネタバレ9,10巻と続けて読んだが、これは正解だった。ギルが復活してから、首都ソロンへと繋がるまでの上下巻といっても良いストーリー構成だった。
9巻での戦い自体は、勝利を収めこそすれ、今までの戦いとは打って変わった力押し、スマートさに欠けたもので、華麗で気持ちのいいものではなかった。しかもオルバが失ったものは大きく、またそれを丁寧に、予感させながら描いたことで、一定して暗い雰囲気のままだった。
それが10巻ではどうだろう。あのガキで無鉄砲で足手まといにしかならず、たまにおっと思うようなことは言っても存在感も薄かったビリーナが、英雄オルバを凌ぐ活躍とカタルシスを与えてくれた。感激ですよ。
話はそれにとど -
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Posted by ブクログ
ネタバレ待ちに待った新刊。
初めに、ビリーナに全て話すのではないかと思いましたが、結局それはないまま。何処かで話さなくては、バレた時大変なような。
この巻ではオルバはギルとしての姿で動いてるいるシーンばかりでした。もうオルバとしての出番は無いのかな、っと思えます。ギルとして敵中突撃を行ってますし、オルバの存在意義が減ってきてるような。
帝国軍との戦闘は、勝利するだろうことは当然予想できているものの、敵のフォルカーも魅力あるところを見せて、満足のできる戦争シーンでした。オルバも成長しましたし。
皇帝の他にも、オルバの周りに敵が多いのも気になります。ライラ、オーバリー、イネーリ、そしてガルダ。どんな始末 -
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