【感想・ネタバレ】烙印の紋章V そして竜は荒野に降り立つのレビュー

あらすじ

なり代わっていたメフィウス皇太子ギルの死を偽装して表舞台から姿を消し、タウーリアの傭兵となったオルバ。 折しもタウラン全域は魔道士ガルダの脅威に揺れていた。その次なる標的と目されるのは都市国家ヘリオ。だが、そこは謀反や妖艶な王妃マリレーヌの変節など、多くの内憂をも抱えていた。 オルバは援軍としてそのヘリオへと赴く。復讐を果たした後、確たる目的も定められずに一介の傭兵として戦うことになるが、運命はオルバを新たな挑戦へと駆り立てる!

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Posted by ブクログ

オルバがなんか可愛い。
だんだんやる気を取り戻していく様がよかった。
オルバが王族について考えを改めていくきっかけになったのかな。

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2010年10月02日

Posted by ブクログ

新章突入。
今回はなんといってもマレリーヌでしょう。
完全に作者の思惑にはまりましたw
あんなにムカついてしょうがなかったのが、あんなにイイ女だったなんて・・・。戦乱に人生を狂わされたのは彼女も一緒。
それでも、周りに誤解されながらも王族としての信念を突き通した彼女の今後に幸あれ。
一方でメフィウスの現在が気になるなー。

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2013年04月07日

Posted by ブクログ

今巻からオルバ、シーク、ギリアムら元剣闘士達の新天地タウーリアでの物語となります。タウーリアがメイン舞台となっており、ビリーナ王女、反グール派フェドムら1章での主要人物らの動向がほぼ無く、今後どの様に展開させ絡ませるか期待を膨らませる一冊です。

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2010年03月19日

Posted by ブクログ

第二部開始。
前回、ギルの死を偽装して終わったので、この先どうするつもりなのかと思っていたら、傭兵になっていた(笑)。ビリーナ王女とはまだまだ何かありそうなので、そのうち『実は生きていました』パターンでメフィウスに返り咲いたりするのかな。このまま傭兵で終わるっていうことはなさそうな気がするんだが……
とりあえず、次が気になるので早く出て欲しい。最新刊が出てばっかりだけど(笑)。

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2010年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話としては面白いんだけど、本当に華のない物語だと思う。
女キャラにも華はないが、何より主人公に華がない。
個性が根暗、陰謀、復習、怨嗟とそんな単語しか出てこない。
もうちょっと、勇敢だとか優しさだとか、美徳とされるような特徴が出てこないと・・・辛気臭くていけない。
どうも作者のサドッ気や歪んだ人間憎悪のようなものばかりが塗り込められているような気がしてくる。
基本、暗くても良いんだけど、もう少し華やかな展開が欲しいところ。
人間のどろどろとした暗部だけを綴る物語にはいいかげん、ちょっと辟易してきたかな。
5巻で舞台を移し、物語が一新したのだから、いつまでも暗い復習劇を引きずるのではなく、人間的に成長したオルバが英雄として活躍していく痛快活劇の方向に舵を切ってほしいと思う。
いつまでもいつまでも暗い復習劇のままなら、残念だな。
冷徹な戦略家という仮面が外れてしまうと、怨念深い激情家、血の気が多く感情的な子供、そんなネガティブな個性しか残らない。
それでいて、子供らしい優しさや温かみにも欠けている。美点が見つからない・・・。
マリレーヌの結末は面白くなかったな。途中経過も含めていまいちだった。
まず、マリレーヌの真実をハードロスに語らせたのが気に入らない。いまさら出てきて語りだすとか道化にもほどがある。
そこはやはり、オルバとの語らいの中でオルバが見抜く、という形にしないと面白くないよ。
14歳で嫁いだマリレーヌをビリーナにダブらせる、という発想は良かったんだけど、組み立て方がまずかった。
マリレーヌがオルバたちに毒酒を飲ませようとしたのも、今となっては作者が読者を煙にまこうとするためだけのエピソードだったってことになるし、そこが浅い。
仕掛けるなら、もう少し上手にだましてほしかった。
マリレーヌの髪だけ切って「王妃は死にました」ってのも無理がある。あそこまで民衆を扇動しておいて、その決着ではおさまらんよ。
ここまで物語的な歪みを出してでも「偉大な王妃」を語りたかったのなら、変に読者を欺くようなまねはせずに真っ向から正統に書けば良かったと思う。
正面からマリレーヌの物語を綴っていても面白くなったと思うし、その方が無理のない組み立てにもなったと思う。
ここまで読んできて、初めて「失敗したな」という感想を持つ巻になった。
読んで失敗した、ではなく、物語の組み立てに失敗したな、という意味で。
ちなみに「14歳で嫁いできた」という設定が語られる初期の段階で、可能性のひとつとしてこの落ちは予想できていた。
だから余計に陳腐に思えた。もう少し上手く語るか、もう少し上手くだましてほしかった。実に、残念。

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2013年03月01日

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