あらすじ
帝都ソロンでの反乱を阻止しますます名声を高めたオルバは、皇帝により辺境のアプター砦へ赴くよう命じられる。そこはかつてビリーナの故国ガーベラに占領され、メフィウスへと返還されようとしている地だった。そしてその機を狙って隣国タウーリアの侵攻が噂されていた。 元剣奴隷の近衛兵などわずかばかりの手勢を率い、ビリーナと共にアプターへと進発したオルバ。一方、ガーベラではエンデ公国との戦端が開かれようとしており、メフィウスの援軍を必要としていた。一触即発の状況の中、寡兵しか持たないオルバがふるう采配とは果たして──!?
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Posted by ブクログ
貴族の反乱を阻止したオルバは、隣国タウーリアとの前線にある城塞都市アプターへわずかな兵力のみで派遣される。
寡兵を用い、奇策を弄して敵将アークスと戦うオルバ。果たしてオルバは勝利を掴むことができるのか?みたいなお話。
登場人物が増え、世界が広がりを見せる中、先が気になる文章力で今回も楽しませてくれた。
今回の舞台はオルバの故郷に近く、過去の因縁もチラホラと物語に絡んできた。
あんなことやこんなことを想像しながら読み進めるのが実に楽しい。
そして本巻終盤でオルバに突きつけられる衝撃。いい具合に泣けたわー。
ただ、相変わらずの甘味不足。激甘にして欲しいわけではないが、もうすこし甘みを足して欲しいところ。(´・ω・`)
Posted by ブクログ
剣闘士奴隷が馬鹿皇太子と入れ替わり.
戦星のバルジ的な?
今回は戦争に出かけますよ.
西の砦を攻める.
知ってしまった兄の死と
兵士たちも数で考えるんじゃない.
一人ひとりが人間なんだ,という認識.
あと一部の人間に偽物だとバレちゃったんじゃない?
という展開.
続きが気になるぞー.
誤魔化すのか,それとも共犯者に引きこむのか
それとも口封じ的に….
Posted by ブクログ
辺境の地アプター砦へ赴任されたオルバ。
そこに侵攻してくる隣国タウーリア。
その防衛のためオルバが打った手。
外交や策略と言った戦争の前後の話がすごく面白い。
戦争中もお互いの策を読みあい、臨機応変に立ち回る領国は立派。
また、少しずつ認め合うオルバとビリーナの関係にも注目。