若桑みどりのレビュー一覧
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ネタバレやっぱりジェンダー×表象は面白い!
本著では幼少期に女の子なら誰もが一度は通るプリンセスへの憧れについて、その供給の源にある思想や社会の構造を紐解いていて興味深い。特にプリンセス願望について、絶対に自力では叶えられないことのオンパレードであるとした点は目から鱗であった。
また本著の大きな特徴として、実際に著者の講義を受けた女子学生によるコメントが記載されているのだが、これがまた見事である。ジェンダーのJの字も知らない1年生の、無意識に刷り込まれていた旧態依然の「女の幸せ」のレールに沿った意見から、何度もハッとさせられる、ロジカルでラディカルな3年生の意見まで収録されていて面白い。
この本 -
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968円
★再読
レオナルド・ダ・ヴィンチは無神論者
若桑みどりさんのダ・ヴィンチ論か面白すぎたから次はダ・ヴィンチについて研究しよ。
若桑 みどり
(わかくわ みどり、1935年〈昭和10年〉11月10日 - 2007年〈平成19年〉10月3日)は、日本の美術史学者。千葉大学名誉教授。専門は西洋美術史・表象文化史・ジェンダー史・ジェンダー文化論。旧姓は山本。東京に生まれた。山本政喜の二女[1]。父・山本政喜は福岡県出身の英文学者・翻訳家である[2]。兄は有斐閣の編集者だった山本阿母里、ロシア文学者の川端香男里。東京学芸大学教授だった哲学者の若桑毅は元夫。玉川学園中学部・高等部を経て、 -
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ディズニーを代表する映画、「白雪姫」「シンデレラ」「眠れる森の美女」を、ジェンダーの視点から分析する本書は、女子大学での授業実践(受講生のコメント)も紹介されていて、作品に対する「憧れ」や「夢」を持っていた女子の作品への視線が変わってゆく様子が明確に示されているところなど、とても興味深く読みました。
ディズニーの古典的な「プリンセス物語」は、なんとなく「性別役割分担を補強しそうだな」という認識ではいたものの、根はもっと深く様々な「課題」があることに驚かされましたし、単に女子(女の子)にステレオタイプな性別役割を刷り込むだけではなく、男子(男の子)にも小さくない影響を与えていることもわかり、「 -
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西洋美術を中心に、多くは権力者であるパトロンの意向によって芸術家が生みだすイメージの変遷、絵画や彫刻によって喧伝されたイメージが社会に与える影響を、ジェンダー的・ポストコロニアル的視点で見つめ直す。また、西洋の伝統を無批判かつ無神経に受け継いでしまった20世紀日本の公共美術のあり方を問い、芸術の社会的役割から目をそらし続けてきた評論界にあって自らを省みる著者の誠実さが深く染み込んでくる、文化史の入門的な名著。
どこで紹介されていたのか忘れてしまったけど、若桑先生の著作のなかでも特に名著と呼ばれているのを知って以来、ずっと読んでみたかった一冊。
元は放送大学のテキストだったそうで、美術評論の -
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絵画、彫刻、風刺画を白人男性”ではない”視点から批評するこの本に相応しく、表紙はアルテミジアのユーディット。漫画だって、西洋古典絵画だってそこには読み方が存在する。その読み方を知れば、美術鑑賞はスルメのように長く楽しめるはずなんですが、こういうのを中学校とかで知りたかったなぁ。
12章はフランスの植民地政策の一環で、あくまで啓蒙的な植民なんですよというアピールのためのイメージ像が分析されている。アジアやアフリカは裸の女性として象徴され、そこにフランスが光を与えたというようなイメージだ。これって、日本がアジアを植民地にしたから現地にもいいことがたくさんあったんだ、という理論と同じですね…
また、 -
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著者(2007年没)が、2001-2002年に、ある女子短大で行ったジェンダー学の講義を再構成したものである。「白雪姫」や「シンデレラ」「眠れる森の美女」を題材に、その原作の変遷(改変など)をざっくり紹介し、授業でディズニー版の映画を鑑賞し、その感想を話し合ったり、表象的なものの見方について教えていく授業だ。学生は、いわゆるフツーの若い女性(エリート女性ではない)であるため、当時の一般的な若者の反応が見て取れる。
思えば私も「ジェンダー」というワードに出会って、衝撃を受けたのが大学に入学してすぐの頃(90年代半ば)。いまだに担当講師や、当時買わされた(笑)教科書を覚えている(ちなみに経済学の授 -
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初めて読んだジェンダー論の本。誰もが知っているディズニープリンセスを例に説明されているので、理解がしやすいし、読みやすい。若干著者の主張が強いなと感じた箇所があったが、その部分はそういうものとして読めばいいので特に気にはならなかった。自分自身、プリンセスにはまっていなかったし、王子様が迎えにきてくれるという幻想は持っていなかったけど、思い返すと、そのようなスタンスの女性は周りにいたし、なんとなくそれが女性らしいとされている雰囲気があったと思う。なんとなくモヤモヤしていた思春期の時に読みたかったなと思う反面、今だからこそ腑に落ちるというか、納得がいくのかもしれないとも思う。いずれにしても、出会え