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「白雪姫」「シンデレラ」「眠り姫」などのプリンセス・ストーリーは大量に生産され、消費されている。本書では、ディズニーのアニメを題材に、昔話にはどんな意味が隠されているかを読み解く。いつの間にか思い込まされている「男らしさ」「女らしさ」の呪縛から、男も女も自由になり、真の男女共同参画社会を目ざす。
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Posted by ブクログ
非常にわかりやすくて読みやすかった。学生の感想が多分に使用されている点も、等身大でとても良い。しかし驚くのが、この著書が出版されたのは20年以上前であること。何も進んでない日本、やばすぎでは。
友達に教えてもらった。すばらしい。 わかりやすいし文章が明晰で美しく、なによりも学生へのリスペクトにあふれている。最近の論調は怒りが前に出すぎなのかも、と思う。くらい穏やかで冷静な文章。
ディズニーを代表する映画、「白雪姫」「シンデレラ」「眠れる森の美女」を、ジェンダーの視点から分析する本書は、女子大学での授業実践(受講生のコメント)も紹介されていて、作品に対する「憧れ」や「夢」を持っていた女子の作品への視線が変わってゆく様子が明確に示されているところなど、とても興味深く読みました。...続きを読む ディズニーの古典的な「プリンセス物語」は、なんとなく「性別役割分担を補強しそうだな」という認識ではいたものの、根はもっと深く様々な「課題」があることに驚かされましたし、単に女子(女の子)にステレオタイプな性別役割を刷り込むだけではなく、男子(男の子)にも小さくない影響を与えていることもわかり、「大衆文化」として大量生産・大量消費されることの意味を改めて感じさせられました。 これらの作品はもちろんジェンダーの視点から問題があるということで文学的・文化的に価値が失われるわけではありません。しかし、「どういったメッセージがふくまれているのか」ということを(少なくとも大人は)認識して視聴することが大切なのかなと思います。 これらの作品を通して、一度でも「お姫様」にあこがれたことがある女性はもちろん、これからなお一層進めるべき男女共同参画社会の担い手となる若者世代、さらには「”古い”男女観を抱き続けている昭和の男たち」にも読んでもらいたいと思います。 文章も読みやすく、高校生くらいから十分に読めると思います。 Twitterなどではフェミニストやミソジニストが感情的に怒りをぶつけあう風景も見られますが、建設的な社会を作ってゆくためにも、お互いの「理想」を話し合い、共有してゆくことが必要なのだろうと思います。社会的なシステムをどう変革してゆくか、ということを考える前に、現代の社会がどのような思想のもとで作り上げられてきたのかを冷静に見ることは大切だと思います。
ディズニープリンセスを題材としてジェンダー学をわかりやすく教えている。ジェンダー学とは何かを知るためにお勧めしたい一冊。 白雪姫、シンデレラ、眠り姫…どの「プリンセスの話」にも小さい頃一度は触れたことはあるが、ジェンダー学の視点から見ると家父長制度がどのように話に組み込まれているかなどが鮮明にな...続きを読むり、はっとさせられた。
私は社会人になってちょうど1年目であるが 情報化社会を生きている私たちにとって 映画も含めてマスメディアなど 発信者の意図、時代背景を理解した上で 子供の教育にとってなにがあるべき姿なのか 考えることが大事だと思った。 女性の自立を促し 1億総活躍することで子供がのびのびと働く今後の未来ある社会に...続きを読むなっていくと思う
こちらを読んで、どうしても女の人を性的に見てしまう俺はフェミニストになれないのだと…ちょっと絶望した。しかしまた、その一方で…まっ、いっかぁ〜と俺を肯定する俺がいた。個を自覚すると孤独になる。だからこその関係の大切さを想う…(^^ゞ
御伽噺におけるジェンダーをテーマにして、分析していくので読みやすい。良く考えたら男子向けの御伽噺と女子向けの御伽噺とでは大いに違いがある。シンデレラシンドロームに始まり、女子が陥りやすい症例を紹介していく。特に女子大生を大別して紹介していくところが面白い。家父長制だけが男女差別の原因になっている訳じ...続きを読むゃない。誰にでもお勧めできる名著。(筆者が受けてきた女性差別を恨々と語っているところが、リアルでまたいい。)
ディズニープリンセス像の変遷を見ていくのかなと勝手に思っていたら、3作品の分析と学生の反応が中心だった。 20年以上前の話なので、ステレオタイプ的な女性像に肯定的な学生の声がやや多い気もしたけれど、なんだかんだ今と大差ないかも。 ディズニープリンセス作品が女性たちを抑圧していたのか、作品はあくまで女...続きを読む性を抑圧する社会の鏡なのか、鶏が先か卵が先かという話かもしれないが、お互いを補強し合っていたのは確かだろう。
2002年に出版された本。フィクションに込められたジェンダロールは今や普通に作品批評の際に語られるものになってきたけど、おそらくその先駆けと言ってもいいと思う 有名なディズニープリンセスの白雪姫やシンデレラ、眠れる森の美女などから思い込まされている女らしさ、男らしさを考えて男女が平等に社会に参画する...続きを読むとはどういうことなのか、ということを書いている 何がびっくりしたって2024年の今でも全然、全然この見方が現役だということだ。悲しい…!20年経っても変わらないことが、悲しい! でもこういうフィクションからジェンダーやフェミニズムについて解釈して語らう人が増えたことはうれしいし前進している部分だと思う。だからこそ、やっぱり構造のほうも変わってほしい
もっと物語に即した(もしくは深掘りした)内容を期待していたけどプリンセスは白雪姫、シンデレラ、眠姫の3人だけだった。でもジェンダーの本としてちゃんと面白い。エバーアフター観てみよう
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お姫様とジェンダー ――アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門
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