倉田幸信のレビュー一覧

  • 2050年 世界人口大減少
    「人口は爆発しない」。

    日本における人口減少が叫ばれて久しいが、地球全体でもその傾向があることがわかった。地域によって、緩やかであったり、顕著であったり、と、そのスピードは違うが、人口減少傾向であるのは、間違いない。

    死亡率がゆっくりと低下し、出生率は人口置換率を下回る。
    都市化が招く人口減少。...続きを読む
  • 2050年 世界人口大減少
    この書の優れた点は、現地で生の声を聞いて肌で感じた社会傾向を語っていることである。多くの先進国民が、また日本人が漫然と持っているかつての発展途上国イメージは、現地に行くと全く違う。先進国だ、G7だ、などと胸張っていると、今世紀中に色々な意味で脚を掬われる。そう感じさせる一冊。
  • 2050年 世界人口大減少
    原題は「Empty Planet」。人類史上初めて人口が減少に転ずると説いている。国連は21世紀の最後までに世界の人口がこのまま増え続け110億人に達すると予測しているが、本書で紹介されているようなデータを一つ一つ積み上げていくと、はなはだ懐疑的に思われる。
    「ファクトフルネス」の著者で統計学者のハ...続きを読む
  • VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学
    VRは楽しむものという意識しかなかったが、ある一定の調査から様々な活用についての示唆があった。
    特に、2次元の動画に比べ、心に残るという点が学びになった。その上で使い方やコンテンツを考えていこうと思う。
  • THE ONE DEVICE ザ・ワン・デバイス―――iPhoneという奇跡の“生態系”はいかに誕生したか
    iPhoneを使って10年以上、その間にこのガジェットが世界を変えて、自分も大いに影響を受けてきた。
    その誕生や中身に関する情報には無知でこれまでやってきたが、本書を読んで良かった。これからもiPhoneのユーザーであり続けるだろうと思う。
    でもまた10年すれば、違う機器に置き換わっているのだろう。...続きを読む
  • THE ONE DEVICE ザ・ワン・デバイス―――iPhoneという奇跡の“生態系”はいかに誕生したか
    iPhoneにまつわる開発秘話を、当時の開発者達にインタビューして
    まとめて書いた本で、良くまとまっていると思う
    前半のマルチタッチに関する記述は当時の場面を想像できるほど
    鮮明に書かれていて、やはり有名な経営者一人だけではなく
    優秀なエンジニア達の努力の結晶であり、全てはタイミングなどの運の要素も...続きを読む
  • 日本企業はモノづくり至上主義で生き残れるか
    ・経営陣が考えるべき問題はただ一つ。顧客情報のキャッシュ化をスピードアップするために費用をいくらかけるか、である―ダイレクト販売の重要性
    ・顧客教育
    ・在庫と売り掛け金を上手に管理する―つまり運転資本を管理する―ために最高のITを活用する
    ・賢い経営者は?運転資本、?営業キャッシュフロー、?前記二つ...続きを読む
  • ALLIANCE アライアンス
    Linkedinでの会社と従業員の関係について、互いに価値を提供することをコミットする「アライアンス」と称したもの。
    今後の副業解禁が進む中、この考えはスタンダードになっていくのだろうな、なっていかなきゃ日本はまずいなと思う。
    OB組織の作り方についても細かく書いておりぜひ時間をおいて再読したい。
  • ALLIANCE アライアンス
    まさにこれから先の働き方、雇い方、雇われ方のスタンダード。
    マネジャーサイドとしても、一個人のビジネスパーソンとしてキャリアを考える際も有益なスキームだと感じた。
  • ALLIANCE アライアンス
    海外の人材会社といえばリンクトインが有名で、リンクトインが目指す会社にとっての人材マネジメントのあり方を学びたかったため読んだ。

    「まとめ」
    ・背景として、長期雇用は変化の激しい時代に対応できなく社員の成長も望みにくい、フリーエージェントは短期的過ぎてそれだけでは会社の持続的成長につながらない
    ...続きを読む
  • ALLIANCE アライアンス
    - リンクトイン 創業者 リード・ホフマン著書
    - 「雇用」は「取引」ではなく「関係」として捉えるための枠組みであり、
    自立したプレーヤー同士が互いにメリットを得るために期間を明確に定めて、
    会社と個人がお互いの信頼関係をベースにフラットな関係を構築する「アライアンス」である。

    - 社員は会社の成...続きを読む
  • ALLIANCE アライアンス
    もっと早く読んでおけばよかった。 個別の事例や施策は、日本の労働慣習や実情に合わないところはあるとは思いますが、根本の考え方は学ばなくてはいけないと思う。 企業にとっての「人の価値」とはなんなのか、逆に働く者にとって企業とどう向け合えばいいのか、これからの時代の基本の考え方がここにあると思います。 ...続きを読む
  • ALLIANCE アライアンス
    ●読むキッカケ
    ・組織論を深めたいなあと思い
    ・自分がNPとの関係をどう捉えるべきかの、参考になればと思い

    ●サマリー
    ・終身雇用制度が崩壊している現代にあって、
    企業と社員はある種のフリーエージェントのように、義務と権利とでつながるべきとのこと。
    社員側の義務は与えられた役割やMISSIONを遂...続きを読む
  • ALLIANCE アライアンス
    良書である。

    新しい雇用とは人と企業が信頼で結ばれるものである。
    また企業の強さは人との繋がりであるとの視点から「卒業生」ネットワークの効用について述べている。
    人材開発・組織設計を考えるべき役割を担っている方は読むべきである。
  • ALLIANCE アライアンス
    21世紀の新しい働き方について示唆に富んでいた。
    「コミットメント期間」、卒業生ネットワーク等は今後より重要になるだろう。
  • ALLIANCE アライアンス
    「定年まで働くことを期待すること」「終身雇用を期待すること」「個人の価値観やなりたい姿は会社に持ち込まずシェアしないのがむしろ美徳とされる傾向」「転職は会社にとって良くないこと?」就活の時から感じる違和感や上手く整理できないもやもやを明快に言葉にしてかつ代替案を提示してくれたような一冊。リンクトイン...続きを読む
  • 日本企業はモノづくり至上主義で生き残れるか
    大変興味深い内容でした。筆者は中村社長時代の松下のアドバイザーであったこともあり、日本企業が陥っている問題点について指摘事項も全くその通りだともいます。素早いキャシュ化と組織のフラット化は70年代までの日本企業の特徴だったのですが、バブル移行、過去の栄光にこだわりすぎたのが問題では、原点回帰が必要な...続きを読む
  • PURPOSE+PROFIT パーパス+利益のマネジメント
    ESG、サステナビリティ、、、
    企業の責任が利益追求だけだった時代はもう終わった。潮目が変わった。
    それはデータで裏付けできる。
    著者はそういう。
    なぜか何回もミルトン・フリードマンが引き合いに出される。
    「企業の社会的責任は利潤を増やすこと」ということばとともに。
    私はフリードマンが大好きなので、...続きを読む
  • ALLIANCE アライアンス
    自分が本当に良い働き方をしているかを考えるきっかけになる本。
    そして、会社は自分にとっていい環境かも考えられる。

    自分の仕事の出来栄え、業務内容、会社の環境など、何かに「ん?」となったときに読み返すと良いと思う。
    ただし、この書籍にあるような思考が企業側に前提としてなければ、アライアンスを意識する...続きを読む
  • メルケル 世界一の宰相
     特に派手なパフォーマンスをするわけではなく、確実に、ゆっくりでも成果を上げていく人。功績や人気ではなく、結果を重視する人。
    淡々としているため、人間らしさがなさそうに見えるが、実は非常に人間らしさがある。きっと信念を貫く気持ちがあるからそう見えているのか。
     コロナというパンデミックが起きた時に、...続きを読む