倉田幸信のレビュー一覧
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世界人工は増加すると言われていたが、実際は2050年頃をピークと
して減少を始め、二度と増えることは無い。
そんな予測を各国の出生率や都市化、移民政策などから読み解いている。
昔は人口爆発で大変だ!とか行ってたけど、確かに最近聞かないね、という
感じだったので、読んでいて感覚としては共感できるものだった。
日本の晩婚化、少子化はいくらでも感じるけど、タイやブラジルなど
イメージでは子供産んでそうな国でも低下してるのは知らなかった。
出生率高いのはアフリカの一部で、そこも低下し始めてるって
それもう絶対減っていくやん。
女性の教育水準の上昇や大学への進学率の上昇が、ライフスタイルを変え、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人口が減る!!ってことには納得した。
人口減少による暗黒の未来を語っている。ディストピア。著者は逆マルサス。
解決策は継続的な移民受け入れしかないぞ!と主張。
『かつて行われた人口増を過剰に恐れての出産抑制政策+核家族称賛宣伝+核家族の増加+貧困の減少+宗教権威の低下+女性の権利上昇+都市化=人口減少』みたいな。
人口減少
先進国では100年前以上から出生率が低下トレンドへ。ベビーブームは偶然も重なった一過性の減少。人口減少トレンドはずっと続いてきた。顕在化が最近というだけ。発展途上国も出生率が急速に低下している。世界の人口は2050年とかがピークだろう。国連の人口推計は過大すぎる。
人 -
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一瞬wiredのITポルノ本の類かと思うんだけど、意外とちゃんとしている見た目はいかにもヘビメタ好きなスタンフォードでテニエを手に入れることに成功した心理学の教授の書く極めてまともな本。VRコンテンツは、現実として作用するので、ストーリーメイキングという主流のコンテンツ作成の手法が機能しない。たぶん、作家性とかもだめ。とか。トラウマを消すためには再度同じ体験をしてそこで配線をし直すとかなり有効。とか。ためになる。で、とても危険。VRがよくなると、多かれ少なかれ現実の多重化ということをみんなが合点してしまうわけだから、世の中変わるよね。現実は一つだというストーリーが完全に崩れる。
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Posted by ブクログ
最初この本を手にとったとき、これって一人ひとりの職務を明確にするという意味で欧米はもともとそうなんじゃないの?と思った。けどそうではなくて、日本はいわゆる就社、海外は職務ごとの契約という違いはあれど、どっちも結局のところは会社と従業員の間での契約、取引という意味では同じだったんだなということを知った。
ここで言っているALLIANCEとは、契約や取引ではなくて、会社と従業員との関係をどう作るかということ。確かに契約というよりは関係づくりという意味で、会社と個人とがお互いに何を提供しあえるのか、どのくらいの期間で何を目指すのかを共に考えて対話していけるのは素晴らしいなと思った。
そして卒業生 -
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ペイパルマフィアの一人、リード・ホフマン氏の著書。
会社と個人の間にフラットで互恵的な信頼関係「アライアンス」が本書のテーマである。環境変化の速いシリコンバレーで成功する企業は長期的な信頼関係を築いており、アライアンスこそシリコンバレー最大の成功要因と捉えている。
雇用関係をアライアンスだと考えると、自立したプレーヤー同士が互いにメリットを得ようと期間を決めて提携関係をなすことになる(いわゆるチームになるわけである)。結果的に強いビジネスと優れたキャリアを手に入れることにつながる。
変化の時代の中では、企業にとって一番大事な社員の能力は起業家のように考え動く力であるという。人材のコモディテ -
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ネタバレ終身雇用の時代が終わった現代の、
企業と労働者の関係のあり方を提案する本です。
シリコンバレーを例にとり、
アライアンス(直訳で「提携」の意)という関係を提唱しています。
著者は、イーロン・マスクやピーター・ティールなど
ペイパル・マフィアと呼ばれる一人のリード・ホフマン。
終身雇用が終わった現代、
人はキャリアアップを目指し、
ひとつの企業にとどまらず、
転職を繰り返し向上していく働き方が
主流(もしくは今後の主流)となっていっている。
少なくとも、アメリカのシリコンバレーではそう。
そこでは、会社と労働者がウィンウィン、
つまり互恵的な関係を持つようになっている。
会社は労働者に変革( -
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ネタバレバーチャルリアリティーと脳との関連や、その利用法に関して最前線を歩み続けている著者の解説本です。製品を売り儲けたい企業家ではなく、科学者の批判的な目でも見られています。具体的にVRを利用してアメフトのトレーニングを行い、大きな成果をあげた例や温暖化問題の教育のVRを作り、第3者ではなく、当事者として、温暖化で生物などがダメージを受けるのを体験することで、成果を上げたり、PTSD患者にVRで再体験させることで治療したりと、具体的に現在の利用状況を示しています。ただ今後の進展方向が未知数であることも認めています。非常にinspireされる内容でした。個人的には著者が有望と考える教育への利用に逆に恐
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Posted by ブクログ
・「この社員はいずれやめるだろう」と認識することが、実は相手から信頼を得るベストの方法であり、それゆえ優れた人材に会社にとどまろうと思わせるような関係を育てるベストの方法でもあるのだ
・コミットメント期間は5年が望ましい。1年目で、目的を果たすのに重要な背景事情が理解できるようになる。2年目は、変革を実現し、自分のやった仕事だとはっきり示すための時期だ。3年目から5年目にかけては、自分の生み出した変革を根付かせ発展させていく時期。もしくは、期待通りに物事が進まなかった場合は、方向転換をするための時期だ
・ローテーション型は会社に規模拡大をもたらす
・変革型は適応力を与えてくれる
・基盤型は会社