ジョン・イビットソンの作品一覧
「ジョン・イビットソン」の「2050年 世界人口大減少」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジョン・イビットソン」の「2050年 世界人口大減少」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【文章】
とても読みやすい
【ハマり】
★★★★★
【気付き】
★★★★・
2050年から人口は減少する。
飢饉、自然災害、戦争、感染症などの外圧によってではなく、自分たち自身の選択による人口減少は、人類史上初めての経験。
先進国だけでなく、発展途上国でも出生率は低下傾向にある。
出生率低下の原因は、都市化と女性の教育水準の上昇。
経済合理性の観点で考えた場合、子供を産むことは、農業社会では「投資(働き手が増える)」であるが、都市社会では、「負債」になる。
女性に対する教育水準が上がるほど、子供の数が減る。
田舎暮らしは環境負荷が高い。
人々が暮らす場所は集約した方がエネルギー効率が
Posted by ブクログ
日本やその他先進国、それに中国、アジア。人口減少はこれらの国々で起きていること。でもなぜか将来的には人口増加をなんとかしなくちゃならない。なんだか矛盾した考えを持っていた。
しかし実はアフリカでもそうなるだろうということが実データや各国での聞き取り調査でリアルに実感できた。
キーワードは女性だったのだ。女性が教育を受け、自分で自分の運命を決められる権利を持つ社会では同じことが起きる。これは腑に落ちた。
とすると、フランスなどは人口減に踏みとどまっているように私には見えていたが(大多数の人はそう思っているだろう)、それもあくまで延命措置に過ぎないように思える。
移民を増やすぐらいしか策が
Posted by ブクログ
原本のempty planetも読みました。国連の予測に反して世界の人口が2050年から不可逆的に減り始めることの要因、つまり統計資料と著者らが世界をめぐって再発見した「都市化と女性の権利や教育水準の向上」が世界の人口を下げる要因になっているという主張には大変説得力がある論拠となっています。
ただし、本書の問題点として、いわゆる発展途上国の人口が増えすぎて、先進国の人口が減り結局として経済や環境問題につながっているという論理を用いている感が否めません。先進国がこれまで、そして現在もさんざん地球の資源を消費し地球を破壊し続けた結果として、気候変動や生物多様性の喪失などの問題が発生しているわけで
Posted by ブクログ
女性の教育(性教育含む)、都市化、脱宗教化が進むと出生率が下がり、人口置換水準2.1かそれ以下になっていくことを様々な統計や世界中でのヒアリングから論じた本。
・韓国、ケニア、インド、ブラジルなどの中興国〜途上国でも押し並べて出生率が下がっている。
・移民を吸い寄せるアメリカでも、移民二世の出生率は一世より低く、黒人やヒスパニックでと白人の出生率も一般に思われているほどは離れていない。
・田舎では子供は労働の担い手だが、都市では労働力にならず、土地も高く親の求める教育水準も高いため少子化が進む。
・カナダは歴史的に辺境にあり人口が足りないため東欧などから移民を誘致していたことから、元々国のアイ
Posted by ブクログ
「人口は爆発しない」。
日本における人口減少が叫ばれて久しいが、地球全体でもその傾向があることがわかった。地域によって、緩やかであったり、顕著であったり、と、そのスピードは違うが、人口減少傾向であるのは、間違いない。
死亡率がゆっくりと低下し、出生率は人口置換率を下回る。
都市化が招く人口減少。
先進国はもちろん、発展途上国でさえ、出生率の低下がしている。
そして、世界各地に点在する少数民族でさえ。
東欧諸国の人口現状、
ブラジルにおける人口抑制。
医師が進める帝王切開、さらには避妊手術。
背景には、医師による診療報酬がある。
人口減少国家を支える移民。移民という労働人口の奪い