小林聡美のレビュー一覧
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ネタバレ舞台や映画で活躍されている小林聡美さんのエッセイ集。
幅広いお仕事をされているだけあって一般人からみると旅することも多く、羨ましいような生活なのだが、感覚的にいうと普通の主婦に近いので作者をとても身近に感じる。
TVや映画に映るときに照明さんが光をぴっかぴかにあてて美しく撮ってくれるのに「お手間をとらせて申し訳ない」という感覚、家の中に増え続けるものを冷静に見てなんとかせねばと思う感覚、滝川クリステルのショートヘアを真似て髪をきるが、クリステル自身は実はセミロングで、それをひっつめてショートに見せているのだと知り愕然とするところ、また、生活自体がお手本になるターシャ・テューダーのDVDを見 -
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読書録「キウィおこぼれ留学記」3
著者 小林聡美
出版 幻冬舎
p88より引用
“ひとんちにお世話になっているわけだから、
別に文句はありませんが、二晩カレー続きと
いうのも、サビシーもんですね。”
目次から抜粋引用
“夢かなう
初授業でマックス
カレーとステーキ
アナタは米を信じますか?
最後の一日”
女優である著者による、ニュージーランド
への短期留学の様子を描いたエッセイ集。
留学先への手土産についてから羊の毛刈り
についてまで、楽しそうな雰囲気で書かれて
います。
上記の引用は、ホームステイ先での食事に
ついての一文。
他所の家の2日目のカレーを食べる機会なん
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Posted by ブクログ
小林聡美さんの文章は少し独特だ。
ヘタウマと言うと失礼だが、読み始めは感情符を挟んでくる話し言葉や、自分自身に話しかける表現に少し引き気味になるが、そのうち逆に引き込まれていくことになる。
読んでいて、安心すると言うか、落ち着く感がある。
まるで仏法を聞いているような。
ただ書かれている内容は日常だ。それも女優の日常ではなく、一庶民としての日常。
たまにささやかなサトリをいれつつも、こんなことした、こんなことに凝っている、今日は晴れてて良かったねー、というリズム。
女優さんと言えども同じ時代で、同じ日常を送っているんだね、と改めて感じさせてくれる本である。
でも、小林さんはきちんと仕事をしてい