坂上忍のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
関西には西条凡人・浜村淳・上岡龍太郎・
やしきたかじん…と、喋くりで冠番組持った
タレントの系譜が連綿と連なる。
うだうだ話に笑い、独善的極論・断言に
「よう言うてくれた!」と膝を打つ視聴者に
支えられた番組が多い。
方や関東は、喋りの文化が乏しいためか
その手のタレントは思いつかない中、
坂上忍の顔を見ない日はなく、
ここ数年売れに売れまっくている。
関東には珍しい「喋り一本」のタレントゆえ
関心をもって見ている。
で、本書。
坂上忍は「言葉」を持っている人であった。
3歳からの児童劇団に入り、名子役として
大人に交わり、思春期には破天荒な文筆家の
父から教えられた本に耽溺する一方で、
ヤンチャ過ぎる青春時代を過ごす。
この複雑なバックボーンが、
今日の「面倒臭い坂上忍」を作り上げた。
言葉遣いには神経質、
異常に掃除と洗濯が好きで、
異常には時間にうるさく、
異常なまでの愛犬家であり、
異常を超えた数のルーティンを堅持。
彼が番組で熱く語り、時に咆え、
怒る…。この姿はまぎれもない
「おっさん」である。
本人もおっさんとしての務めを
自認しており、
「疎まれてでも叱る、指導する。
そこから逃げたらあかん。
おじさんやおばさんは嫌われてなんぼ」
を胸に刻み、自身の経験や価値観を執拗に説く。
おっさんとは?
些細な喜びに見合わない程の苦痛と屈辱に
まみれ、わずかな生の誕生と多数の死に遭遇
することによって、ギリギリのところで
踏ん張術を覚えた人…と定義する。
超売れっ子になった今でも、テレビ局の廊下の
端を猫背で歩いているそうな。
殺人的スケジュールをこなしながらも、
「代わりなんていくらだっているんだから…」
と恐ろしいほど覚めている。
芸能生活48年・齢50の坂上忍が語る、
自身のトホホ譚を交えた
おっさんにの胸にすとんと落ちる
現代社会を生き延びる57のルールを開陳。 -
Posted by ブクログ
本業以外で 本を書くというひとをとくに尊敬します
彼の スジももっともだと思います・・・あたりまえすぎる内容・・・でもそれが書けるのがいい
とくにいかが残りました。
P48 賢い「甘え方」を覚えたほうがいい
ほんとうに行きたければ、甘えてそして行動をする、甘えるという行為は当たり前の礼儀を弁えた者のみに許された特権なのだ、という展開 それは上司でなくても、どんな関係でも有りうるのだなと思います。 甘えるではないけれど、いややっぱり甘えているのかな、誘われたら即行動したい性質です。
P171 わたし達おやじ課せられた義務は、自身の価値観を伝える、時におしつけることなんじゃないか、そしてそれがひとつの目安になって、自分なりの生き方を探せばいい
ある程度子供たちが育った我が身にとって、まさにそうかもなぁ、どう子供たちは価値観をとらえてくれているのかな、すくなくとも間違ってはいないような気がする、そんなことを感じます。 -
Posted by ブクログ
慇懃無礼なイメージを持つ坂上忍さんですが、愛犬への愛着は人一倍です。
テーマ1、いい人にはなるなと言うのがありますが、わたしはその場のノリを大切にしてしまうだろうな。また、子供にとっては、いじめもあるし、きついテーマです。
テーマ2、飲み会は二時間まで。時間は有限だからこそ、メリハリは大事にしたいです。飲みだったら、面子にもよりますけど、そうでなければ本を読んだり、映画を観たり、自分への投資の時間に当てたいです。このあたりは、坂上さんと合うのかな。
最後にギャンブル。坂上さんのように豪快にはできないけど、大金が入ったら、会社を辞めてしばらく休みたいなと思う。でもその生活に飽きて、また働き出すかも。 -
Posted by ブクログ
3歳から子役としてデビューし、今では役者、舞台演出、映画監督、子役養成スクールを手掛ける坂上忍さんの著書。
嫌われることを怖がるな!自分の意見を捨ててまで、相手や空気を迎合する必要はない!という考え方で、生き方が楽にもなるし、個性的にもなれる。
若者に個性がない。と言うけど、世間の常識や、コンプライアンスを守ることが正しく、少しでも常識と言われているものから外れると、すぐに『悪』と見る大人がいるから。
もっと『正しい大人』ではなく『格好いい大人』になって、生き方が多少外れていても、個性的な格好よさが滲み出るような大人が増えてもいいんじゃないか。
自分の芯さえブレなければ、発言や態度で人が引くようなことがあっても、それでオーケー!
自分が正しいと思う考え方や意見は、自分で言わないと誰が言うの?って思うし、それを相手が受け入れるか拒絶するかは、そのあとの話。
本気でいいものをつくろうと思えば、違う意見や口論は必ず出てくるもの。いつまでも『いい人』を演じていたり、空気ばかりを迎合していては、平均的なものしか生まれず、なにも魅力的には見えないだろうと思う。
また本文中に出てきた『鶏口となるも、牛後となるなかれ』は、中学生のころから大好きな言葉!大きいグループの後ろのほうに属するより、小さいグループでも先頭に立てるような生き方をしよう。 -
Posted by ブクログ
すべての女性に期待されない自分でいる
とは、
すべての女性に期待していない
ということかもしれない。
テレビでの活躍著しい坂上さんの坂上さんらしい啓発本。
啓発、というよりは、自分の生き様を素直に描いていて、それがすべて説得力につながっている。
いいこと言うなあ、という部分と、
それは極端すぎやしないか?と思う部分があって、それはテレビをみていても思うことなので、素直な、一本気な方なのだなあと改めて好感もちました。
このやり方はこのひとにしかできないので、真似しようなんざ思っちゃいけません。
芝居論も熱く、子どもや愛犬への育て方や愛情のかけ方をみる限り、癖のあるとっても情に深い真面目なひとだとおもいました。
なんとなく敬語になっちゃうのは、そこはかとなく威圧感があるからでしょおか。
おもしろい読み物でした。
ただ、お父さんのことや女のひとの口説き方に至るまでの、博打の話らへん最初の方が退屈だったかな…。