宮脇俊三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分が小学5-6年生の鉄道大好き少年だった頃に読んだ本書を30数年ぶりに再読した。筆者は時刻表を愛読し、国鉄全線を完乗するのだが、意外にマニアックな記述は少なく、むしろ沿線の風景や乗客の様子などの描写が多いため、(時刻表に関すること以外の)目線は一般の我々に近く読みやすい。青函トンネルも瀬戸大橋もない時代の旅の記録を約50年後の現在に読むのは、タイムトラベルで過去に行くような読書体験だった。特に気仙沼線の柳津─本吉間が開通した際の志津川町(当時)での歓迎の様子は、2011年の震災による被害を知った上で読むと非常に心が痛む。その他、本書で紹介される様々なローカル線が現在ではどうなっているか確認しながら読み進めるのは非常に興味深かった。
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Posted by ブクログ
ようやく読み終わった。
この手の本にでは珍しい位に読むのに時間がかかった。平安時代の「桓武天皇と渡来人」から始まって、鎌倉時代の終わり「鎌倉幕府滅亡」まで、全部で34章、およそ400頁に及ぶ。お盆休みの間、じっくり本を読もうと思いつつ、結果的にこの本しか読めなかったのは大変残念。
本書は、「古代史紀行」に続く、日本通史の旅の第二弾として刊行された。訪れたところは、北は、奥州平泉から、西は九州は博多地方まで広く、特に京都と鎌倉が中心にはなる。考えれば、この訪問地が当時の日本と考えられていた地域とほぼ一致するのかな。
著者の得意な電車等の乗り物による水平移動と歴史の流れを辿る垂直的な移動との交わったところに紀行文の面白さがあるのだろう。
改めて章立てを見ると、400年も続いた平安時代よりも、150年ほどの鎌倉時代の方が多いことに気づく。あんまり京都の雅はお好みではないのかな。確かに事件と言って取り上げるべきものも少ないか。それと現代に残っているものもあまりないか。京都の歴史は応仁の乱以降と言った高名な学者さんもいるしね。
武士の時代、鎌倉以降になると好みにあるのか筆が進んでいるようにも見える。ただ、逆に土地勘がないのでわかりにくいところもあるだが。
本書が出版されたのが1997年いくらか交通状況は変わっている。「千早城」に出てくるロープウェイは止まったままだし、金剛バスは廃業してしまった。
いつもの間にか、赤字などを理由にいろいろなものがなくなってしまった。しかし、もともと公共は、採算の取れないもので必要不可欠なものを担う役割があったはずだが、いつの間にかそういう議論はなくなり、そのため地方はどんどんと衰弱しつつある。
鉄道などの交通は、国家の根幹だったはずだが、さあ、これからどうなるのだろう。 -
Posted by ブクログ
宮脇俊三 「 時刻表2万キロ 」
昭和53年 時刻表を手に国鉄全線を旅するエッセイ。こういう楽しみ方があるんだなーという本
時刻表の愛読者がいることに驚く。時刻表は目的地に最短時間で着くための表にすぎないと思っていたが、時刻表通りに電車とすれ違う楽しみ、時刻表通りに乗換えることに楽しみがあることを初めて知った〜奥が深い。
国鉄の全ての沿線を乗ることを目的とした旅。駅を出て 美味しいものや温泉を楽しむことなく、歴史を巡ることも、お土産を買うこともない。
国鉄全線を乗り終えた著者の感想は意外だった「何かが終わり、何かを失った〜停年で退職したり、ひとり娘を嫁にやったりする気持ち」
夕張線は乗ってみたい「夕張線は観光客なぞ乗らないが〜感銘を受ける線である〜石炭産業の現況が〜迫ってくる」
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
新幹線ひかりは東京──新大阪間に何本すれちがうだろうか、東北本線にある空白の1時間の意味は何か……。
本来見るはずの時刻表を丹念に読んでいくと、そこには超過密ダイヤを軽業師のようにさばくスジやさんの見事な腕前が浮かんでくる。
ローカル線から通勤列車まで国鉄全線完乗の快挙!
もしくは怪挙?
をなしとげた著者は、また時刻表の40数年間におよぶ熱烈なファンである。
ダイヤのつくられ方、全線区架空討論会、時刻表名所めぐりなど蘊蓄を傾けた本書は、思わずニヤリとさせながら、鉄道の旅へ誘う楽しい大人の読物である。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]