宮脇俊三のレビュー一覧

  • 時刻表2万キロ

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    日本の国電全線を走破した記録。
    本書は普通の紀行文とは全く異なり”乗り鉄”の実践本さながらな内容であった。2019年に読んでみて、40年前はこんなに電車路線があったのかあと驚かされる。

    1970~80年代のローカル線や、急行電車、寝台電車は味がある。一方新幹線と銀色のステンレス電車しかほぼほぼ走っていない現代、鉄オタの方々にとっては受難の時代なんだろうなあと感じました。

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    2019年12月21日
  • 私の途中下車人生

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    著者が本当に電車が好きことがよく伝わってくる。中央公論社の重役を辞めたあと専業作家に。人生を楽しんでいる

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    2016年04月15日
  • 終着駅

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    宮脇俊三は鉄道ファンであれば知らない人はいない「時刻表2万キロ」「最長片道切符の旅」の作者。この本も鉄道にまつわるエッセイ。
    これまで未発表の原稿を集めてつくった本であり、上記2つの作品のような統一性は本全体にはない。

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    2012年11月03日
  • 古代史紀行

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    案外中国のくだりが面白かった。遣唐使に思いをはせてみたりした。逐一到着時刻を記してあったのが、昔読んでた著書と同じで、懐かしかった。

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    2012年09月02日
  • 終着駅

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    宮脇俊三最後(たぶん)の単行本の文庫化。逝去後、単行本に未収録の随筆・雑文を集めて発行されたもの。鉄道ライターとしてデビューした直後の作品で表題作の「終着駅」が心に沁みた。取り上げられた終着駅の半分が廃線・廃駅になっているようで、今となっては貴重な記録になっている。

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    2012年02月25日
  • 平安鎌倉史紀行

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    歴史的遺構を時代順に追っていく紀行文。平家物語に詳しいのを思いだし、本棚から取り出した。壇之浦の悲劇の舞台を訪れ、安徳陵や平家の墓を巡る文章は傑作だと思う。平家物語本文の引用と静かな観察眼が哀れみをよく引き出している。その後鎌倉時代まで紀行は続くが、平家物語を辿る旅の方が文章に力がこもっているように感じた。

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    2011年12月24日
  • 鉄道旅行のたのしみ

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    最初は地域別鉄道解説。首都圏や関西など人口が多い地域を以外では、廃止になった路線がかなり多い。楽しい反面、少し悔しい感じがする。後半は駅のルポ。連絡船廃止前の青森や高松と言った旅情を感じさせる駅もよかったが、天王寺や名古屋と言った大都市のターミナルが面白かった。特に民営化前の寂れて薄汚れた感の国鉄の駅。乗り降りしたなあと思い出す。改修されて立派な駅ビル付きの天王寺や名古屋を今作者がルポで書いたら、どんな風になるのだろうか。

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    2011年09月23日
  • 私の途中下車人生

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    インタビュー形式で宮脇俊三の人生を綴っている。題名から鉄道だけの話を想像していたが予想に反して、生い立ちから、学生時代、中央公論社時代と戦前生まれのサラリーマンの昭和史と言う趣きが強く、鉄道とは関係ない部分の話も多い。戦中の焼夷弾の逸話、出版社のストライキなど、苦労話が決して自慢話に聞こえてこない辺りに作者の人柄がよく出ている。鉄道話で言えば日本人は時間にルーズだが、レールが少ないので時刻表が正確という説が一番印象的だった。

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    2011年08月30日
  • 時刻表ひとり旅

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    [ 内容 ]
    新幹線ひかりは東京──新大阪間に何本すれちがうだろうか、東北本線にある空白の1時間の意味は何か……。
    本来見るはずの時刻表を丹念に読んでいくと、そこには超過密ダイヤを軽業師のようにさばくスジやさんの見事な腕前が浮かんでくる。
    ローカル線から通勤列車まで国鉄全線完乗の快挙!
    もしくは怪挙?
    をなしとげた著者は、また時刻表の40数年間におよぶ熱烈なファンである。
    ダイヤのつくられ方、全線区架空討論会、時刻表名所めぐりなど蘊蓄を傾けた本書は、思わずニヤリとさせながら、鉄道の旅へ誘う楽しい大人の読物である。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ お

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    2010年12月18日
  • 旅の終りは個室寝台車

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    最終的には洗脳されて電車の旅に嵌ってる藍君、いいなぁ。
    これだけ楽しそうに語られると、洗脳されるのも仕方ないです。

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    2010年06月02日