宮脇俊三のレビュー一覧

  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『宮脇俊三 電子全集』

    購入済み

    2023年5月と2024年2月に島根に行ったので
    宮脇氏が一畑鉄道に乗ったという記述に嬉しくなった
    ま、ワシは一畑鉄道でなく一畑バスで宍道湖に行ったんだが
    宮脇氏が一畑鉄道について書いてる記述をどこかで見付けたいな
    島根はまさに、私鉄とJRがシェアを争っている土地だよ

    #胸キュン

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    2024年12月01日
  • 時刻表2万キロ

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     河出書房新社『旅が好きだ! : 21人が見つけた新たな世界への扉 (14歳の世渡り術)』の中で紹介されていて知った。昭和五十年頃に、国鉄全線完乗を目指しそして達成した宮脇俊三さんのエッセイ。そんなガチの鉄オタ本についていけるだろうかと少々不安だったが、とても読みやすい文章だった。それもそのはず、私は知らずに読んだが、著者は、中央公論にこの人ありといわれた名編集者であった。
     大真面目で落ち着いているのにユーモアがあり、どう見てもマニアックだが常識人でもあり、緻密で完璧かと思いきや呑み助でミスもする。何泊かかけて遠くへも行くし、近場の一幕もある。第一章の伏線が第十一章で回収されたときは感動した

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    2024年11月27日
  • 時刻表2万キロ

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    鉄道好きとしては面白い内容だった。
    初版は1973年(昭和53年)なので、廃線になってしまった路線やまだ完成していない路線もあり、今読むとその比較が以外と楽しいのと、初版当時時刻表の愛読者の一人だったので、その当時を思い出し懐かしく感じた。

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    2023年10月23日
  • ヤマケイ文庫 夢の山岳鉄道

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    鉄道文学が好きです。その中でも山岳鉄道と聞いただけでもワクワクします。
    実際の山岳鉄道の紀行文学ではく、少し世の中への主張が入っている分、素直に楽しめないのが残念。

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    2023年03月02日
  • 時刻表2万キロ

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    私も子供の頃は時刻表を「読んで」、空想の旅を組み立てては楽しんでいたことがあった。何人か話の合う友達もいたと思うが、大人になってそのような旅を実現できるようなお金を持ったとしても、子供の頃のような純粋な情熱を持ち続けられた人はほとんどいないだろう。国鉄全線に乗るためだけにこれだけの労力をかけるのは馬鹿馬鹿しいと思いながらも、心の奥底で子供の時の気持ちを思い出して本書を楽しむ人も少しはいるに違いない。私もその一人である。

    乗り残しのローカル線の記述が多い。「こんな線あったんだ」と思い、Googleマップを開けると、もうその線はない。ネットで廃線跡や廃駅跡の情報を読み、ストリートビューで確認する

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    2023年02月25日
  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『宮脇俊三 電子全集』

    ネタバレ 購入済み

    宮脇氏の文章は良いですね

    紀行全集等も持っていますので、この本に収録されているローカル私鉄訪問記も読んでいますが、やはり文章が巧みなのでついつい読み返してしまいますね。
    今はなき野上電鉄や寝台急行銀河などに関する記載も良いですね。宮脇氏の紀行文によく出てくる夕張市は財政破綻してしまいましたし、紀州鉄道、日高川までではなくなってしまっていますので……乗車時の貴重な記録でもありますね。
    私も津軽鉄道のストーブ列車は1度、乗りましたよ。今でも季節のニュースとかに時折出てきますね。

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    2022年10月25日
  • 旅の終りは個室寝台車

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    発売と同時に読んだが再読、やはり面白かった。
    824列車 私も乗車したが長いとは思わなかった。
    飯田線:著者が中島みゆきの曲を無理やり聴かされる場面が面白い、赤石山脈はじめ山、川、河岸段丘の描写は見事。
    白鳥:見事な描写、山中温泉のパンフレットが笑える。

    中央構造線の旅 こんな面白い発想で旅が出来るのか。人吉から吉松間は鉄道の好きでない人にとっても楽しめる区間ではないだろうか。ループ線、大畑(オコバ)、霧島連峰の全容が望まれる。この矢岳峠の景観、篠ノ井線の姨捨からの長野盆地俯瞰が車窓の白眉。路線復活の際には乗りに行きたい。最後の東京への帰路は特急はやぶさ。西鹿児島駅発が正午過ぎの12時20分

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    2022年12月09日
  • 旅の終りは個室寝台車

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    相棒の存在が良い。阿房列車の山系くんの味には及ばない気がするが、それは内田百間の凄まじいキャラ立ちのせいかな

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    2021年06月07日
  • 時刻表ひとり旅

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    鉄道の魅力を文章で表現できる数少ない人。昨今、WEBなんかでよく目にする「ボクちゃんこんなことまで知ってます」的な文章でないのが好きな。紹介されている列車や線区を見ると、「こんな時代もあったなぁ」と感慨深くなる。

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    2021年05月13日
  • ローカルバスの終点へ

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    昭和60年くらいの、今は亡き「旅」連載の旅行記。専属カメラマンがいたり、編集部で色々お膳立てしてくれたり、宿泊予約が電話だったり、宿泊料が一泊2食つきで5000円だったりと、古き良き時代を感じさせてくれる。時代は変わったな〜と実感。

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    2021年05月05日
  • 時刻表2万キロ

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    旅本は面白い。
    初版は昭和55年!国鉄全線を制覇。調べてはないが、廃線になったところも多いんだろうな。

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    2020年12月18日
  • 時刻表ひとり旅

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    現在持ち上がりつつある倉見新駅構想を言い当てる(あくまで本人の希望ではあるが)のは、流石としか言いようがない。

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    2020年05月04日
  • 時刻表2万キロ

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    国鉄全線踏破を果たした時刻表マニアの著者の記録達成の後半部分を記録した本。

    私が10歳頃に廃線となった故郷の旧国鉄線も出ており、非常に懐かしく読むことができた。この本で紹介されている多くのローカル線もその後の民営化に伴う合理化で廃線になっていると思うと物悲しい気持ちになる。

    それにしても週末ごとに遠方に出かける著者のバイタリティには恐れ入るし、このように熱中できるのが羨ましい。乗換えの細かい箇所は電車に詳しくない私には難しかったが、電車に詳しくなくても面白く読むことができた。

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    2018年01月06日
  • 時刻表ひとり旅

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    新書判という事もあってか、中々見つけられなかった1冊。
    僕にとっては、久々の宮脇さんの「新刊」でした。このどこまでもクールで、だけどもユーモアに溢れている文章、やっぱり大好きです。

    内容自体は時刻表の魅力を探る読本で、旅行記を主体とする氏の作品群の中ではちょっと異色でしょうか。初版の刊行からすでに四半世紀が経っているので、今はスジの作り方一つとっても、随分変わっているのかもしれません。何よりも、日本の鉄道を取り巻く事情もガラリと変わっているわけですし。

    ともあれ、いまや歴史モノとしても読み応えのある作品です。p.147の時刻表、一ノ関駅がありえない事になっています。こんなダイヤが、昔は当た

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    2016年11月05日
  • 汽車旅12カ月

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    それぞれの季節に、それぞれの旅がある。
     
    著者のこれまでの旅行遍歴を月別にまとめ、傾向と対策?を探ったエッセイ。氏の初期の作品に当たるためサラリーマン時代の逸話が多く、実感を持って読み進めることができます。
     
    印象的なくだりは「車掌、頭に来ました」。
    こんな車掌が許された当時の国鉄のいい加減さというか、おおらかさに思わず頬を緩めてしまいました。

    それにしても、ラストの12月の締め方、いかにも宮脇氏らしく渋いですねえ。

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    2016年10月02日
  • 室町戦国史紀行

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    「古代史紀行」「平安鎌倉史紀行」と続く、鉄道紀行作家・宮脇俊三の歴史紀行3冊目。本シリーズの最終巻であると共に、氏のほぼ最後の作品となっています。

    史跡を年代順に愚直に辿っていくその真摯な姿勢は、最後までゆるぎなく一貫しており、歴史読本としても旅行記としても充分に読みがいがあります。ただ、「古代史紀行」辺りと比べてしまうと、やはり筆力の衰えを感じないわけにはいきません。

    現地に行ってみてこその独特の観察眼や、名も残せぬ民衆達へ寄せる思い。そういった氏の「味」が徐々に消え失せ、史跡の説明版の丸写しやタクシー(果ては読者の自家用車まで)の多用といった安直さが目に付くようになります。

    そして関

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    2016年09月24日
  • 終着駅は始発駅

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    宮脇俊三氏の、初期の随筆集。
    …というより、あの「山陰ストリップ特急」の所収作と言った方が通りは良いでしょうか(笑)。
     
    タイトルのインパクトや2000年の「旅」誌宮脇特集で宮嶋茂樹が面白おかしく(しかし敬意を持って)取りあげたことで、妙に有名になった感のある「ストリップ」ですが、改めて読んでみると、宮脇氏の文章の魅力がことごとく詰め込まれた名作であることに気づかされます。

    鉄道の運賃制度に関する疑問を端緒として、どこか文明論めいた(しかし高慢さとは無縁な)視点が提示されたかと思うと、鉄道旅行の孤独さへと話題は転じ、場末のストリップ劇場へと物語は迷い込む。ここで放たれる「これも客が特急を望

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    2016年09月20日
  • 私の途中下車人生

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    宮脇俊三氏の、生い立ちから作家デビュー後までの半生記。インタビューの体裁を取ってはいますが、語り口はいつもの宮脇さんの文体そのままであり、本人の手がかなり入っているものと推測されます。
     
    「時刻表昭和史」を筆頭に他の著作やコラム等とかぶる記述が多く、新鮮味の薄い部分もありますが、他作でほとんど語られない中央公論時代の逸話は貴重です。
     
    それにしてもタイトルの如く、御大の人生あちこち寄り道ばかりです。にもかかわらず編集者としても作家としても大成したのは、ご本人の類稀なる能力のなせる業か、はたまた強運なのか。
     
    作家・宮脇俊三の成り立ちを垣間見る事ができる、ファン必携の1冊。まあ、ファン以外

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    2016年09月19日
  • 全線開通版 線路のない時刻表

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    開通前の路線を行くというコンセプトの本。
    智頭線(智頭急行)、北越本線(北越急行)、三陸縦貫線
    (三陸鉄道)、樽見線(樽見鉄道)、宿毛線(土佐くろしお鉄道)、瀬戸大橋線、青函トンネルのことが事細かと書かれています。
    「国鉄非監修」の自作時刻表や自作の年譜も面白かったです。戒名にも鉄道の名前が記されていました。

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    2016年04月07日
  • 鉄道旅行のたのしみ

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    時刻表片手に読みました。
    「はつかり」「つばめ」などの懐かしい(と言っても私はそれを見たことがないですが…)特急のことが書かれていたのが嬉しかったです。
    あと、「旅行に行きたいが時間も金もない」となげく人にはぜひ鶴見線をと言ってくれたのがとてもありがたい
    です。
    「遠くへ行くばかりが旅ではない」と代弁してくれて
    私のように時間もお金もない鉄道ファンにはありがたい
    一冊です。

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    2016年04月06日