宮脇俊三のレビュー一覧

  • 終着駅は始発駅

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    宮脇俊三氏の、初期の随筆集。
    …というより、あの「山陰ストリップ特急」の所収作と言った方が通りは良いでしょうか(笑)。
     
    タイトルのインパクトや2000年の「旅」誌宮脇特集で宮嶋茂樹が面白おかしく(しかし敬意を持って)取りあげたことで、妙に有名になった感のある「ストリップ」ですが、改めて読んでみると、宮脇氏の文章の魅力がことごとく詰め込まれた名作であることに気づかされます。

    鉄道の運賃制度に関する疑問を端緒として、どこか文明論めいた(しかし高慢さとは無縁な)視点が提示されたかと思うと、鉄道旅行の孤独さへと話題は転じ、場末のストリップ劇場へと物語は迷い込む。ここで放たれる「これも客が特急を望むからだろうか」というキッツイ皮肉が、冒頭の文明論としっかりつながって、実に見事。比較的文量のあるエッセイですが、なかなか劇場に辿り着かないあたりも、「道行」を重んじる氏の姿勢を体現しています。

    色気も何も無い、淡白な文章。でも妙に方向がずれた艶かしさは伝わってきて、そこが何とも可笑しい。やはり「ストリップ」、有名になるべくしてなった作品のようです。

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    2016年09月20日
  • 私の途中下車人生

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    宮脇俊三氏の、生い立ちから作家デビュー後までの半生記。インタビューの体裁を取ってはいますが、語り口はいつもの宮脇さんの文体そのままであり、本人の手がかなり入っているものと推測されます。
     
    「時刻表昭和史」を筆頭に他の著作やコラム等とかぶる記述が多く、新鮮味の薄い部分もありますが、他作でほとんど語られない中央公論時代の逸話は貴重です。
     
    それにしてもタイトルの如く、御大の人生あちこち寄り道ばかりです。にもかかわらず編集者としても作家としても大成したのは、ご本人の類稀なる能力のなせる業か、はたまた強運なのか。
     
    作家・宮脇俊三の成り立ちを垣間見る事ができる、ファン必携の1冊。まあ、ファン以外は買わない作品だとは思いますが…(笑)

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    2016年09月19日
  • 全線開通版 線路のない時刻表

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    開通前の路線を行くというコンセプトの本。
    智頭線(智頭急行)、北越本線(北越急行)、三陸縦貫線
    (三陸鉄道)、樽見線(樽見鉄道)、宿毛線(土佐くろしお鉄道)、瀬戸大橋線、青函トンネルのことが事細かと書かれています。
    「国鉄非監修」の自作時刻表や自作の年譜も面白かったです。戒名にも鉄道の名前が記されていました。

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    2016年04月07日
  • 鉄道旅行のたのしみ

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    時刻表片手に読みました。
    「はつかり」「つばめ」などの懐かしい(と言っても私はそれを見たことがないですが…)特急のことが書かれていたのが嬉しかったです。
    あと、「旅行に行きたいが時間も金もない」となげく人にはぜひ鶴見線をと言ってくれたのがとてもありがたい
    です。
    「遠くへ行くばかりが旅ではない」と代弁してくれて
    私のように時間もお金もない鉄道ファンにはありがたい
    一冊です。

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    2016年04月06日
  • 全線開通版 線路のない時刻表

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    完成間際で工事が止まってしまった路線の寂しさが、宮脇さん独特の淡々としたタッチで書かれており、読み応えがある。後に第三セクターなどで開通した路線ばかりなので、その後の顚末も書かれているのもよい。瀬戸大橋線と津軽海峡線の開通前の話もあり。その他には、宮脇さんが勝手に作った時刻表も秀逸。ダイヤグラムの線まで引いて考えたとのこと。すごいなあ。時刻表の中の特急や急行の名前にくすりとさせられることも。ああ、こんな旅してみたいなあ…と思わされる一冊。

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    2016年01月08日
  • 私の途中下車人生

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    幼少時に「ねえやの背中で山手線を見て」たときから鉄道に目覚め戦時中に「花火のような焼夷弾」を潜り抜け「戦後は熱海で文化活動」をして「中央公論社」へ入社、そしていよいよ「国鉄全線完乗へ」更に欧州、アメリカ、フィリピンなど世界的規模で乗り続けた筆者の一代記。

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    2015年02月18日
  • 時刻表2万キロ

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    古本カフェで見つけ、購入。
    当時、私も周遊券(更に学割で!)で九州や山陰地方をふらふらしていたので、その頃を思い出しながら、懐かしく拝読しました。

    1日に数本しか列車のないローカル線に乗るために、時刻表や地図、電話などを頼りにプランを立てていく過程は、大変そうだけど、とても楽しそう。
    だけど実際には思わぬ事態で、それがうまくいかなかったりするのが、また楽しい(当人は大変だったでしょうが。でも、そのスリルを楽しんでおられるようなトコもあるかな)。
    もっとも印象的だったのは、筆者ひとりきりが乗った最終列車。
    車掌さんが停車ごとに無人駅の灯りを消していくくだり。
    効率や採算性が優先される現代では、こうしたローカル線は「無駄なもの」として存在も許されないんだろうな…だけど世の中には、こうした「無駄なもの」がどこかにないと、息が詰まるよなぁ…
    そんなことを考えながら、読ませていただきました。

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    2013年01月14日
  • 時刻表2万キロ

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    もと中央公論誌の編集長という平日の顔を持ちながら、国鉄時代の2万キロを乗り切った宮脇俊三先生。鉄道好きの人種からすれば、教祖さまのような存在と言えるのでしょう。
    完璧に時刻表を読みこなし(あるいは全部頭に入っていそうな)、乗り換えや乗り継ぎで失敗するようなことは断じてなく、乗ることを使命としているような、そんな鉄人を想像していたことは事実です。

    金曜日ともなると、駅にまっしぐら。未乗の区間をつぶすべく寝台列車の乗客となり、まだ乗っていない区間を乗りきるためだけに現地へ向かう。
    道中、たまには意外と普通な失敗をやらかしたり、地元の名物の誘惑にあらがえずに途中下車してしまい、ほんの少しだけ未乗区間を乗り残すというお茶目さも持ち合わせているおじさん。それがかの有名な宮脇先生の素顔だったのです。
    なんかイメージ変わるな~。

    中に出てくる路線の多くは、国鉄からJRへの分割民営化とともに廃線になってしまったものも多く、真似して乗りたい、と思っても、今はもうそれができないのが残念でなりません。宮脇先生の文章にも、「車内に乗客が自分以外に誰ひとりいない」とか、「雑草の茂る寂しい無人駅」などといった記述が散見され、いずれ廃線の運命をたどりそうなことは、乗りながらも先生は感じ取っていたようです。なくなる前に乗っておかなければ。それが2万キロ踏破の無言の原動力になっていたようにも感じます。

    それにしても、宮脇先生はローカル線の中で実にいきいきしています。乗り継ぎトリックを考えついて「これだ。ふふっ」とひとりほくそえみながら列車に揺られている様子や、駅で切符を買うのにあれこれ空席を調べてもらい、しまいには「お客さん・・・いったいどこへ行きたいの」と駅員さんにあきれられたり、と、なんだか楽しそう。
    度重なる遠征で、さすがに旅費がかさみ、ふところが寂しくなってきて、お酒をちょっとがまんしたりするところもほほえましいのです。

    最後に残っていた路線を乗り切り、悲願だった完乗を達成したというのに、満足感よりも心にぽっかりと穴があき、「乗るべき線がないから、もう書くことがない」としょげるさまも、「よしよし」と声をかけてあげたくなりました。

    しかし意外な形で物語は再開します。明治30年より悲願80年といわれた気仙沼線がめでたく開通したのです。新しい線ができたら、宮脇先生は乗らなければならない。1日たりとも100%を下回りたくないと、早速、開通の日に乗りに出かけます。きっと息を吹き返したように足取りは軽かったことでしょう・・・

    沿線の住民による花笠踊りや小旗、風船、祝福の様子。開通の日の地元の人の喜ぶさまを読んで、ぎゅっと胸をつかまれました。ここの路線は今回の津波で多くを流されてしまったのです。開通の日の乗客となった宮脇先生も、もちろん住民の方も想像すらしなかったことでしょう。特に、なぜか志津川駅での祝福の様子が細かに書かれていることに、せつない気持ちになりました。

    日本じゅうで、今はなくなってしまった寝台列車や特急・急行列車の数々や、車掌さんとのほのぼのしたやりとりを読んでいると、時代は変わってもやっぱり、「線路は続くよどこまでも」なんだなぁ・・・・と、あらためて、鉄道の旅を大切に楽しみたいなあと思うのでした。

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    2012年10月15日
  • 時刻表2万キロ

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    当時の国鉄の全線制覇ゴールまでのラスト3年間ほど軌跡の著者自身の手記。昭和50年から3年ほどの約35年前の記録なので、とにかく昔の国鉄の雰囲気が伝わって興味深い。この時代 1区間50円で切符買えたとか、この頃はまだ路線が延伸していたので、一度乗った路線でもまた新たな区間を走破しないと全線制覇できないとか、大変そうです。
    この10年後くらいに国鉄はJRへと民営化しますが、既に採算度外視の経営を強いられていた事がわかるエピソードも散りばめられていた。北海道の大自然をのんびり鉄道で旅するのはどんどん難しくなっているので、自分の定年後の趣味にはできないだろうなぁ。
    ただ、すご~く地味な内容なので、時刻表マニアや鉄道旅行好き、何年か前にNHKで関口さんがJR全線走破制企画をやってましたが、あーいうのが好きな方にはお薦めです。

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    2012年09月23日
  • 旅の終りは個室寝台車

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    こうして文章で書かれることで、昭和の鉄道旅行の様子が残っているのはうれしい。油の染み込んだ床、硬いボックスシートを思い出す。電車に揺られながら眠くなれば寝ちゃうような著者の力みのない淡々とした文章には、それでも不思議と旅情を感じるのだ。

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    2012年07月22日
  • 時刻表2万キロ

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    鉄道趣味を武道、茶道と同様に「鉄道」と言っていたのは誰だったか。まさにこれぞ「鉄道」と言えよう。時刻表を読み込み、乗線計画を立て、乗車(一日に同じ駅を2度も3度も通過する)、列車遅延などのトラブルに見舞われても、計画を実践するためにさらに時刻表を読み込む(時には先行した列車をタクシーで数十キロ追いかける)、そして白地図に完乗区を塗りつぶし、未完乗率を更新する。または芸術とも言えようか。

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    2011年12月28日
  • 旅の終りは個室寝台車

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    宮脇俊三による、いわゆるためにする鉄道紀行の一作である。しかし、今尾恵介氏が解説で記しているように、藍君という非鉄道マニアで一風変わった編集者を同行者とすることで、自ら「ただ乗るために鉄道に乗る」という阿呆なことの魅力を面白おかしく表現することに成功している。
    下記は、章立てである。

    ・ にっぽん最長鈍行列車の旅
    ・ 東京―大阪・国鉄のない旅
    ・ 飯田線・天竜下りは各駅停車
    ・ 東京―札幌・孤独な二人旅
    ・ 乗りつぎ乗りかえ流氷の海
    ・ 紀伊半島一周ぜいたく寝台車
    ・ 青森―大阪・特急「白鳥」七変化
    ・ 雪を見るなら飯山・只見線
    ・ 九州行・一直線は乗物づくし
    ・ 旅の終りは個室寝台車

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    2011年01月29日
  • 私の途中下車人生

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    あ、宮脇さんの本が出ている。復刻版かな?と思ったら対談を文庫にしたんですね。

    前に時刻表昭和史を読んだので宮脇氏の幼少時代から戦争の終わるまでは知っていたのですが中央公論に勤めていらしたときもはあ、色々あったのですねえ… 激動の時代と一言で片づけてしまえばそれまでですが宮脇氏の淡々として落ち着いた文章からは想像もつかない波乱に満ちた会社生活だったんだなあ~と思いました。

    この方の本を読むと本当に旅に出たくなります。
    とりあえず鶴見線は行こう。うん。
    ところで間違えてこの本2冊買ってしまいました… 誰か欲しい人いないかな。

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    2010年06月09日
  • 汽車旅12カ月

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    友人が宮脇さんの本が新しく出てるよ~と言うので探して購入。でもどうやらこの本では無かったみたいなのですが。
    面白かったです。

    いつもこの方の本を読むとどこか電車に乗って出かけたいな~と思うのですが思うだけでなかなか動かない…
    でも旅の計画を立てている時が一番楽しいのかもしれません。

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    2010年03月24日
  • 時刻表2万キロ

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    宮脇さんの本を何冊か読んだのですがこの本はなかなか手に入らなくて… 丸善で見つけて購入しました。

    国鉄(その当時は国鉄)全線にのるって…なんだかすごいんだかちょっと間抜けなんだか、という感じですが自然と8割がた乗ってしまったというんだからそれはそれで凄いですね。そこまで来たらもう完全制覇しかない、となったところから難しいというのは何となくわかる気が致します。

    面白かったです。

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    2009年10月07日
  • 時刻表ひとり旅

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    自分は数字に弱いので推理小説のトリックなどに電車の時刻に関するモノを使われると説明されても結局分からなかったりする人間なのです。そんなわけで時刻表を毎回お求めになる方ってのはどういうトコが面白いんだろう?と思ってたのですが。そうか、こういう楽しみ方もあるんだ〜と思いました。特にスジを実際引いてみる話が面白かった。2分間隔なのか… 列車ダイヤ物語もそのうち探して読みたいです。まあ自分には絶対出来ない芸当ですが…
    今は多分最新機器の導入で色々変わったこともあるんだろうなあ、とは思います。けれども変わらないことも多いんだろうなあ、なんて思いながら読みました。
    面白かったです。

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    2009年10月07日
  • 室町戦国史紀行

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     今回は、南北朝時代から安土桃山時代までを年代順に歴史紀行。南北朝時代ぐらいは、作者の健康状態も良好なこともあり、また、自分自身も興味のある時代なので、割とサクサクと読み進んでいくのだが、戦国時代になるとどうも時代が陰惨なところも多いのであまり読み進まない。特に、日本史の中で興味がわかない時代なので、ここらあたりを読むのが一番閉口した。だいたい、ずっと近畿圏で生活しているので、関東や東北といった地域のこと、特に地理がさっぱりわからない。できれば本に掲載されている地図がもう少し大きければ、歴史紀行の世界に感情移入できたのかもしれない。(そんなことを言っても詮の無いことではあるが。)
     目次を改めて見直してみた、「後醍醐天皇の帰還と挫折」から始まって「南北朝時代の終わり」までが南北朝時代、次の「金閣寺、鎌倉公方と上杉禅秀の乱」から「銀閣寺、桂川」までが、室町時代となる。ここらあたりは、読んでいても地理がわかるので非常に楽しくって、読みやすい。特に京都や奈良の史跡は、そういえばあったなあと思うところも多く、見知った場所が出てくると、作品の中に入り込みやすい。
     一方、「北条早雲」以降が戦国時代となり、「清州と桶狭間」からは、安土桃山時代で「関ヶ原の戦い」で終わる。
     このあたりの時代は、地理も疎いところもあるが、読んでいて、作者の体調が悪いことがわかる内容になっていて、筆力も徐々に落ちてきている感じがして、読み進めるのも一苦労。
     本当は、この歴史紀行も、江戸時代以降も続く予定だったようだが、結局のところ、作者の体調不良により、「関ヶ原の戦い」で終わってしまった。ちなみにこの本が出版をされたのが、2000年で、それに先立つ1999年に休筆宣言がなされている。
     最後に、この本で印象的だったのが、豊臣秀吉が嫌いと言い続けていること。僕も大阪の人間の割に豊臣秀吉が嫌いである。天下一統を成し遂げた後の所業があまりにも陰惨すぎてついていけない。著者も同様なようで、意見が一致したことがうれしかったりする。
     
     

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    2026年09月24日
  • 台湾鉄路千公里 完全版

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    半世紀近く前のルポルタージュ
    いま台湾には台湾高鉄路、所謂台湾新幹線が走っている頑張って当時はまだない
    おかしな言い方だが古き良き昭和の時代の台湾
    今はなき台北のホテルの名前なども出てきて懐かしい思いがした
    私は撮り鉄でも乗り鉄でもなく、列車にはまったく興味はないが面白かった
    また台湾に行ってみたくなった

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    2026年04月17日
  • 終着駅へ行ってきます

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    終着駅への旅を綴った連載。ブルートレインが廃止されて久しい今、客車というだけで希少価値があるが、当時はブルートレインが流行の最新型客車という位置付けで、現役時代のSLを知る世代からはSL山口号の最新型客車が「あれは違う」と否定的に見られているのが興味深い。たとえば将来新幹線がさらに普及すれば、特急型車両は今の客車のように絶滅危惧種になるのかもしれない。

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    2026年03月05日
  • 汽車旅12カ月

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    高所が平気なよく眠る人と、高所恐怖症のよく食べる人と、筆者のおじさん3人旅がなかなか面白い。良い仲間とに旅行というのは、とても貴重な時間だろう。
    また、SLを復活させて走らせるにあたり、候補地は多くあったそうだが、国鉄が山口線を選んだ理由は、地理的に絶妙で都市部からの新幹線輸送による収入を増やすためであるという、筆者の考察が面白く、なかなか的を得ているように思う。長年、なぜ中途半端に遠い山口なんだろうと不思議に思っていたが、意外なところで説得力のある説に出会えた。

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    2025年10月15日