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Posted by ブクログ
1982年~84年にかけて作者が、編集者と2人で鉄道旅をした記録。
旅といっても電車に乗るのが目的なので、毎回テーマを決めてかなり過酷な旅をする。
目的の列車に乗るために、その列車の始発駅までは新幹線や特急を使って行き、列車に乗り目的を達成した後はまた新幹線や特急で東京に帰ってくる。
日本の鉄道旅も捨てたものではない、と思わせてくれる。ただし40年前であるが。
北海道から九州までいろんな電車に乗るが、青森から大阪までの特急白鳥の旅が良かった。
青森に前泊して4時50分の始発に乗り、13時間かけて大阪まで乗り通す。乗客の特徴や人数、駅での待ち合わせ時間、景色などの描写があり、一緒に乗っている気になる。2人旅なので、会話もあるが退屈して昼寝したり、食堂車へ行って飲んだりそれでもまだ大阪に着かない。日も暮れて乗客がほとんどいなくなった18:25、大阪に到着した。そして目的を達成したので、その日の最終新幹線に乗って東京に帰っていくところがまたすごい。
Posted by ブクログ
発売と同時に読んだが再読、やはり面白かった。
824列車 私も乗車したが長いとは思わなかった。
飯田線:著者が中島みゆきの曲を無理やり聴かされる場面が面白い、赤石山脈はじめ山、川、河岸段丘の描写は見事。
白鳥:見事な描写、山中温泉のパンフレットが笑える。
中央構造線の旅 こんな面白い発想で旅が出来るのか。人吉から吉松間は鉄道の好きでない人にとっても楽しめる区間ではないだろうか。ループ線、大畑(オコバ)、霧島連峰の全容が望まれる。この矢岳峠の景観、篠ノ井線の姨捨からの長野盆地俯瞰が車窓の白眉。路線復活の際には乗りに行きたい。最後の東京への帰路は特急はやぶさ。西鹿児島駅発が正午過ぎの12時20分。時代を感じさせる。
Posted by ブクログ
宮脇俊三による、いわゆるためにする鉄道紀行の一作である。しかし、今尾恵介氏が解説で記しているように、藍君という非鉄道マニアで一風変わった編集者を同行者とすることで、自ら「ただ乗るために鉄道に乗る」という阿呆なことの魅力を面白おかしく表現することに成功している。
下記は、章立てである。
・ にっぽん最長鈍行列車の旅
・ 東京―大阪・国鉄のない旅
・ 飯田線・天竜下りは各駅停車
・ 東京―札幌・孤独な二人旅
・ 乗りつぎ乗りかえ流氷の海
・ 紀伊半島一周ぜいたく寝台車
・ 青森―大阪・特急「白鳥」七変化
・ 雪を見るなら飯山・只見線
・ 九州行・一直線は乗物づくし
・ 旅の終りは個室寝台車
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