一志治夫のレビュー一覧

  • 美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦

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    秋田には美味しいお酒を作る酒蔵が多い。お米や水のみならず、酒造りに適した環境があることは間違いないが、それ以上に蔵人の苦労があってこそだと分かる。お互いに切磋琢磨し、お酒の質を高めることに努力を厭わない5人の蔵元の物語。読み終わった後、一通り5つの酒蔵のお酒を飲んだ。どれも個性があって美味しかった。

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    2020年04月26日
  • 旅する江戸前鮨 「すし匠」中澤圭二の挑戦

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    四谷でランチしようと思ってふらふらしていた時に、お店の佇まいに目を引かれたお店のご主人の本でした。日本人でありながら、いわゆるお鮨(海鮮鮨)と江戸前鮨の違いもわからなかった自分が恥ずかしいです。職人の努力と根性と才能には脱帽&あらためて鮨に対する興味が湧いてきました。味や見た目は仕込みはもちろん大事なポイントですが、カウンターに他のお客さんと並んで、職人さんを目の前にして食する鮨という食文化を一日本人として大事にしていきたいです。

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    2020年01月18日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    基本的に 整理、整頓、清掃、清潔、しつけ
    の5Sをどこにでも、持ち込むという。
    デザインとどう関係があるの?と
    読み進めると、なるほどと納得。

    「感性の災害」
    統一感もない色彩、整理されてないサイン
    不要な看板やポスター

    会社や家のなかもそうだよなぁ、と
    今更気がつく。


    コンセプトとは志
    心、気持ち、思いを形にするのがデザイン


    こんな幾つかのフレーズ。


    読後、
    すごい、の一言。
    妥協することなく信念もって仕事する人に
    ついていくんだな。

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    2016年05月05日
  • アンデルセン物語―食卓に志を運ぶ「パン屋」の誇り―

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    広島でアンデルセンができて今に至るまでのお話。
    会社の気質の高さ、
    パンに対する考え方
    お客様との接点の考え方がよく出ている。

    この物語はアンデルセンのパンを率いた
    城田シェフの物語でもある。
    パンに求めた
    さまざまな高さを
    実証できた人がいるからアンデルセンがあるのだと思う。
    だから城田シェフの物語でもある。

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    2014年05月18日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    九州で鉄道旅行をしたくなる本!
    新しいものはこんな風にして産み出されていくのだなあと感慨深い。
    そこにあるのは幾人もの”ヒト”と”情熱”。
    しかし、国鉄(大きな組織)では出来なかったであろう。
    水戸岡さんは職人気質のデザイナーさんって感じで、いいなと思う。

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    2013年03月31日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    みんなのための場所ってなんだろって考えさせてくれる本。心のこもった空間が、心の豊かな人や国を育てるね( ^ω^ )

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    2013年01月22日
  • 綾戸智恵、介護を学ぶ

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    ジャズ、ゴスペル シンガー 綾戸智恵さんが、母ユヅルさんの介護を通して、介護や認知症について学んでいった記録。
    綾戸智恵さんは介護の過程で、介護や認知症に対してだけでなく、母ユヅルさんや自分自身はもとより人間について、旺盛な知識欲で多くのことを学び実践されている。
    この本の素晴らしいところは、単に「綾戸智恵の介護記」、ではなく、書名の通り介護やリハビリについて、その知識と対応の仕方など、実践的かつ理論的なテキスト、ともいえる内容になっているところ。
    3人の専門家との対談も非常に有益。綾戸さん自身の体験、その体験から導き出された数多くの気付きは参考になる。それにしても綾戸さんの表現力と理解力に感

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    2013年02月10日
  • 宮脇昭、果てなき闘い 魂の森を行け―新版―(集英社インターナショナル)

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    世界各地で起きているいろんな自然災害を、この人は救う力を持っている、と思う。現在進行形で。この人を活かし切れていない日本の役所や政治家がもどかしい。この人は間違いなく正しいと思う。自分がやれることで参加して行きたい。

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    2012年12月02日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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     今年一番の本。水戸岡さんに関する本としても。
     「はたらく」×「いきる」ための哲学の本。
     たとえば、「整理整頓清掃。」
     あるいは、「働かないおさんがいっぱい給料をもらっている。そのシステムを変えたらどうですか。…皆現場に出てもらったらどうですか」
     

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    2012年12月05日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    大変よかった。書かれてある主人公(?)の水戸岡氏のような仕事を
    したいと思う。デザイナーってこうあるべきで、うちの会社もデザインを
    やっている会社のひとつだとおもうのだが、この人のような思いで
    やっている人はいるのだろうか?とても尊敬できる人のようだ。
    以前に読んだ、デザインで社会を変えるみたいな人とは
    くらべものにならないと思った。うちの会社の社員にも読ませたいし
    みんなにお勧めです。この人のような仕事をしたいと思いました。

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    2012年11月27日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    初代の石井社長と水戸岡さんがすばらしい列車を次々と生み出したことは知っていたけれど、水戸岡さんの想いとそれを支えた人たちの話は感動的。列車だけでなく、肥薩線のリニューアルなども。デザインの前に、「5つのS(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)」が大事というのも共感。本というより水戸岡さんに☆5つ。

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    2012年10月06日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    和歌山でいちご電車に乗って以来の水戸岡デザインのファンで、今年の春には子どもたちと待望の九州旅行も楽しんできました。そんな水戸岡ファンとしては堪えられない一冊。デザインの背景にある思想や経歴がよく理解できますます水戸岡デザインが好きになりました。

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    2012年09月23日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    本書を手にとるまで、こんな個性的な電車が九州を走っているとは知らなかった。
    本書を読み進めていると何度も、帯に書かれた「なぜ、九州の電車だけがあんなにもかっこいいんだろう」という言葉が

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    2012年09月13日
  • アンデルセン物語―食卓に志を運ぶ「パン屋」の誇り―

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    広島アンデルセンに行ったこともありようやく読んでみた。この時代はこれから先に業界活性のために働く人や企業も多い。情熱を持って、誰と何をやるかというのはほんと大事だなと思う。ウナギ事件は今となっては話のネタかもしれない。会社としても9章は身に染みる内容になっている。

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    2025年08月28日
  • 美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦

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    秋田旅行に向けた予習本。日本酒界のジョブズと評される「新政」蔵元の佐藤祐輔氏を中心に、志を共にするNEXT5の軌跡を追った一冊。著者は「狂気の左サイドバック」一志氏だけに、読み応え充分。東日本震災が現在の日本酒復権の一助となった軌跡も知る。今回の旅で「新政」は入手ならずも同NEXT5の「福禄寿」を購入。ドラマの続きは冷酒でじっくり味わいたい。

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    2021年07月06日
  • 美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦

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    秋田の日本酒を愛好する身としては当然読まないわけにはいかず。今は華やかに見える彼らも、どん底の時代があったということは知っておかねばならないなと。
    小さなもの作りをする人間として、何をすべきなのか。どうすれば大量生産と違う付加価値がつけられるのか。徹底的に非効率を追及する。そんな考え方は、今後の自分の人生にも大いに参考にしなければならないと思った。

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    2018年12月22日
  • アンデルセン物語―食卓に志を運ぶ「パン屋」の誇り―

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    渋谷東急の地下にあるアンデルセンにはよく行く。アンデルセンのバゲットが好きだ。そんなアンデルセンの社史ともいえる本。

    アンデルセンの創始者は高木俊介と、その妻、彬子(あきこ)。戦後間もない1948年に広島で始めたパン屋さんだ。そのパン屋を拡大し、東京青山などにも出店していく。

    ボクは広島アンデルセンには行った事がないが、ここはアンデルセンの魂が宿っている場所なのだと思う。この本を読んでいてわかることは、アンデルセンの理念かもしれない。決して、目先のお金を稼ぐことだけを考えているわけではない。それは、彬子の言葉の節々に表れる。おそらく、夫、高木俊介のほうが合理的な考え方の持ち主だったのだと思

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    2013年09月16日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    斬新さで評判になった九州新幹線のデザインを行ったデザイナー水戸岡鋭治さんの経歴、デザインの考え方、業績、関係者との関わりなどをルポルタージュ風にまとめた本。深く関わっているJR九州の列車デザインの思想と舞台裏を紹介している。
    帰省した際によく乗ったJR九州の列車は、1990年代頃からユニークなデザインになり、印象が大きく変化したのを覚えている。特に特急つばめは、とても居心地が良くて評判になっていてよく利用した。この本で、そのデザイナが九州新幹線のデザイナーである水戸岡さんだったということを知って、納得しました。彼は自然をモチーフに顧客がいかに居心地良く、楽しく移動できるかという観点で商品をデザ

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    2013年05月03日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    九州へ行きたくなりました!
    いろんなスタイリッシュな?車両があるんですね…九州以外には展開するのは厳しいんでしょうね(^^;

    教訓になったこと。自分に置き換えて戒めないと…

    ・そこには日本が抱える問題が潜んでいる、と水戸岡は考える。日本ではおうおうにして発注する側がもの を考えない。つまり、発注する側が製作メーカー側に考えることとつくることの両方を丸投げしてしまうの である。発注する側が考えさえすれば、ものは安くな るのだ。それはすなわち、日本のエリートが働かず、 決定する行為を避けるということでもあった。自己責 任をとらないことを優先する教育のため、日本のエ リートは決定することから逃

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    2013年03月12日
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」

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    水戸岡鋭治さんの航跡に触れることができる一冊。

    今まで知る機会のなかった水戸岡さんの激しさを知り、ますます好感を抱くようになりました。

    技術を磨き続けること。
    真剣勝負を重ねること。
    対話を重ねること。

    仕事人として、ひとりの人間として、
    こんな風にひたむきに、誠実に、丁寧に、生きていきたいと思いました。

    個人的にとても思い入れのある800系つばめが、水戸岡さんのデザインでほんとうによかったと、改めて思いました。

    私は新幹線開通のために、かけがえのない大切な場所を失ってしまい心から残念に思っているのですが、その大切な場所を走った最初の新幹線が、九州の自然を大切にした、そして新幹線の概

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    2012年09月26日