一志治夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
恥ずかしながら、九州にくるまで水戸岡悦治さんというデザイナーを知らずやった。JR九州の車両をデザインされてるという点のみを知った程度ですが…夏休みも後半でこの本を見つけ、絶対休み中に読もうと、こもって読み始めたけど、はまって一気に読めた。水戸岡先生のバックボーンや、JR九州の車両や駅をデザインに関わり始めた経緯、交わる人やメーカーとの関係など、とても興味深く読めた。
デザイナーや鉄道事業者、メーカーの立場でなく、使う人に優しく、インパクトを与え、本物を提供すること情熱を持って本気で取り組んでる方だと感じた。現在進行形でメーカーとして
関わる部分もあるだろうと思うし、
この本を夏休み最後に読めた -
Posted by ブクログ
デザイナー水戸岡鋭治の仕事への情熱や姿勢、価値観を垣間見ることが出来る。
デザイナーがどのようにまちづくりに関わるか。全ての答えは住民の意識レベルを変えることしか無い。フランスの哲学やジャック・アタリの言葉、「個人の意識のレベル」「社会の意識のレベル」「人間社会と環境の意識のレベル」の3つを同時に解決しなければ、全ての問題は解決しない。特に個人の意識レベルを変えるのが最も大変であり、こそれは子供ときからの教育が全てで、まちの環境が作るものとある。つまりまちの環境をヒト・コト・モノのレベルを高い位置に作っておけば、いちいちそれを言葉にしなくても、子供達は自然に身につけていくという考え方がある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ感動は、注ぎ込まれたエネルギーの量に等しい。
「ビートル」
だからクロ。
公共物は中間色、異質なものは目立たないほうが良いという発想を覆した。
ジェットフォイルの走るしぶきを見せるよう、客室の後ろをガラス張りにした。
787型特急「つばめ」
JR各社は改革第一主義で、古い名称「つばめ」「さくら」へのこだわりがなかった。
旅における食の記憶を大切にしたい。
食堂車は五感を刺激する場。
だから、空間の見え方だけでなく、木のぬくもりのような感触にも執着する。
建築空間をつくっていく感覚で、街並みや住宅、マンションを車内に持ち込む」
ガラスの壁(一部はポリカーボネイト)
御影石の床(エンボ