【感想・ネタバレ】綾戸智恵、介護を学ぶのレビュー

あらすじ

国民的ジャズシンガーがなぜ、たった1人で母の介護を続けるのか? 2010年3月、病院に緊急搬送されたとき、母娘に何が起きたのか?――高齢者3600万人時代の体験的介護ノウハウ。母と娘、現在進行形の「絶望」と「希望」の物語。人間は笑わないかんねん。介護生活で直面した数々のギモンを3人の専門家に聞いた!
◆綾戸智恵さんのギモンと、会いに行った3人の専門家の方々
●「老化したら脳はどうなるの?」――北原茂実先生(北原脳神経外科病院理事長)
●「変わっていく親をどう受け入れたらいいの?」――岸見一郎先生(哲学者・日本アドラー心理学会顧問)
●「生活力を高めるリハビリの方法は?」――佐々木康一先生(こういち整形外科脳神経内科院長)

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Posted by ブクログ

ジャズ、ゴスペル シンガー 綾戸智恵さんが、母ユヅルさんの介護を通して、介護や認知症について学んでいった記録。
綾戸智恵さんは介護の過程で、介護や認知症に対してだけでなく、母ユヅルさんや自分自身はもとより人間について、旺盛な知識欲で多くのことを学び実践されている。
この本の素晴らしいところは、単に「綾戸智恵の介護記」、ではなく、書名の通り介護やリハビリについて、その知識と対応の仕方など、実践的かつ理論的なテキスト、ともいえる内容になっているところ。
3人の専門家との対談も非常に有益。綾戸さん自身の体験、その体験から導き出された数多くの気付きは参考になる。それにしても綾戸さんの表現力と理解力に感心するとともに、その綾戸さんとその気付き言葉を的確に捉えまとめてくれた著者の力に感謝。
特に介護をがんばっている人たちには読んで欲しい。行き詰まってしまう前に。

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2013年02月10日

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