かみゆ歴史編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて学校で歴史の授業を受けてから、40年程度の月日が経つ。学校で学んだ歴史の授業で一番興味があったのが、古代史だった。
近年の科学技術等の発展は、目覚ましい。
かつて習った歴史的事実等は、現在ではどのように解釈されているのだろうか。
史学研究等の情報も知りたくなる。
本書は、日本列島の誕生から旧石器時代や縄文時代・弥生時代等、奈良時代までを豊富な写真や図等ともに説明する。平安時代にも概説している。
興味深いトピックも、本書には散りばめられている。
個人的には、仏教がどのようにして日本に伝わったのかを論点とするトピックが、印象的だ。
現代の日本においても多大な影響を与え続けている仏教を伝えたとする6世紀に生きた人々の功績は、計り知れないのではないだろうか。
本書によれば、伝来した仏教を熱心に取り入れたのは蘇我氏としている。
しかし、翻訳機もスマホももちろんない時代に百済等から伝えたわけであるから、その時代に生きた外国語の得意な方々には、ただただ感服するしかない。
なお、本書の巻末には、地域ごとに資料館ガイドとして各地の博物館等が掲載されている。あわせて、参照されたい。
本書を通じて、小学生の頃から漠然と興味を持っていた古代史の一部を垣間見た気がする。
今の時代に生きる人々は、本書で扱った時代に興った事柄の恩恵を多大に受けている。
読後は、私たちは未来のために残せる何かについて、一人ひとりが向き合った方がいいのではないかという気持ちにさえなった。 -
Posted by ブクログ
豊臣秀吉を主とした物語(歴史)は初めて読む。
戦い方は、水攻め、兵糧攻め、調略がほとんど。
織田信長に支えて出世していくのも調略か。
豪快な武将よりも、知略型武将の方がやっぱり強いのかな。
徳川家康を抑え、西を攻め、関東北條氏を攻略。
秀吉の死後に起きた『関ヶ原の戦い』の後も東軍に着いた武将から豊臣秀吉の信頼を得ている点から、とんでもないカリスマだったのだろう。
徳川家康は小牧長久手の戦いでは、武力で本気で挑めば羽柴秀吉には勝てたのでは。
秀吉は人たらし。家臣、周りに信頼されていすぎて、落とした後が怖く、落とすに落とせなかったのかも知れない。 -
Posted by ブクログ
城を理解する3つのポイントとして、①歴史を学ぶ、②地理・地形を見る、③縄張(構造)を歩く、が紹介されてる。
その中で、特に①歴史を学ぶの中で、
「まずは5W1Hを知る。いつ、だれが、何の目的で築いたのかを知る。」とあった。
確かに、各城は誰かが意図をもって築いている。例えば、八王子城は、小田原北条が、武田氏や豊臣勢の侵略を防ぐ目的で築いていたり、初期天守を持つ安土城は、信長が天下人として権威や権力を示す目的で築いていたりする。
江戸時代に築城された白河小峰城は、徳川幕府にとって、東北最大の脅威であった伊達政宗の侵攻に備えて、阿武隈川の流れを変えて北側の天然の堀にし、さらに城の北側の堀の幅が他の堀に比べて広く取られている。
5W1Hがわかると、城の縄張りの細かい違いに気づき、城を歩くのが楽しくなる。 -
Posted by ブクログ
世界史の要点を抑えるためにはとても良い本。
ただし地域ごとにタテの記述形式で著されているので,ヨコの繋がりがやや把握しづらい点には留意が必要だと思われる。
個人的にはこのタイプの本は,知識ゼロの状態で最初に読むよりかは,教科書などの時系列順に地域ごちゃまぜで記された本を先に読んで大方の流れを掴んだ後に,あるいは同時並行で資料集として用いながら読んだ方が,理解度は増すかなと思う。
内容量は必要十分…どころか,意外に感じられるくらいにはしっかりとしていて多い。
ページ数の少なさゆえにどうしても誤魔化されがちにはなってしまうが,特殊な判型をしており,一般的な世界史教養本と比べると1ページあたりの分量は2倍になるので,実質的にはページ数の2倍は内容があると考えておく必要がある。
もちろん,中ではイラストが多用されており,文章も比較的平易で簡潔とライトなので,文字がぎっしりと詰め込まれた本に比べたら,その分記述分量は少ないのだが。
しかしそこにも注意点があって,文字のフォントサイズを小さくすることで,その分内容を詰め込もうという工夫がなされているので,見かけの印象よりは読む文字の分量は多く感じられることと思う。
正直,文字のサイズに関しては小さすぎるので,老眼者には読むこと自体が厳しめかと思われる。
判型の独特さも重なり,普通に読んでいても読みにくいなと感じることがしばしばあり,この辺のバランス調整はもう少し考慮していただきたかった。
本としてのデザイン面では少々難点を感じるところもあったが,中身自体は文句無くしっかりしており,分かりやすい。
特にコラムやピックアップの項目が秀逸だった。
世界史の本はどうしても情報量が過多になってしまうので,そこに圧倒されてしまい,読んでいる途中で気持ちが萎えてしまうことが起こりがちなのだが,雑学的なコラムやすごろく形式で出来事や物語の時系列を追っていくピックアップ,芸術文化や遺跡などの世界遺産を取り上げるガイド企画も充実しており,合間合間での良い気分転換として機能してくれていたと思う。
いや〜,しかし,ヨーロッパの中世末期から,ルネサンス・大航海時代・宗教改革へと至る近世を経て,産業革命から市民革命に至る近代到達の流れは,激動で,ダイナミズムに溢れていて,何回見ても本当に面白いのだけど,その分,分量も多く複雑で,読むのにも理解するのにも時間が掛かって,苦行になりかけるw
特にフランス革命以後のフランスの動きがややこしすぎてつらい…。