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Posted by ブクログ 2021年03月27日
漫画でわかる!系はなんとなく覚え方としてダサい!という謎のプライドを持っていたが、なるほど。面白いほどよくわかった。
ただまあやはり、一読しただけではさすがにこの神話の全てを掴むことはできない。
登場人物が神なのか人間なのかわからなくなったり、神にまつわるエピソードがごっちゃになっていたり。
た...続きを読むだこの一冊を読み倒せば、教科書等と比べ比較的容易にこの神話の大枠を理解できると思った。
Posted by ブクログ 2022年06月19日
わかりやすいの一言。
逆に言うとややディテールに欠けているとも言えるが、創作物に出てくるようなキャラクターたちのルーツを知ることができるのは大変面白く読んでて苦にならなかった。
Posted by ブクログ 2021年05月11日
中田敦彦氏のYouTubeにて解説されていたためギリシャ神話への入門書に良いかと思い読んでみた。
動画で予習をしておいて、復習としての読書が効率的だと感じる。
なにぶん、登場人物が非常に多く、ストーリーは小ネタの連続なので一度読むだけでは誰が何をしたのかが覚えられない。
時代ごとに神たちの相関図...続きを読むが示されているので、関係性がわかりやすい。ただし、ゼウスがあらゆるところで登場するのと、神は歳をとらないがゆえに親世代と子世代が交わるといったことが頻発するのとで、「!?」となることは多い。
好きなキャラはヘクトールとペネロペ。
ヘクトールは敗戦国トロイアの軍総司令官で、男気溢れるカッコイイキャラ。王の弟がアホなのを兄が支えていたのだろうと推測。
ペネロペは英雄オデュッセウスの妻で、不運続きで国へなかなか帰れないオデュッセウスの帰りを一途に待ち続けた、頭もキレるキャラ。
Posted by ブクログ 2021年05月03日
確かにそこそこよくわかる。
wiki補足しながら読めばさらに。プロメテウスがワシにつつかれた山、近所じゃないけどそこまでは遠くないのねとか。
世界創世→神や半神の時代→現支配者の先祖、という神話の共通骨格は持ちつつも、やっぱりギリシャ神話はエピソードの自由さや楽しさ、豊富さが随一であるように思う。...続きを読む
物語がまとまった頃、ギリシャが諸ポリスの集合体で統一されてなかった(つまり、中央集権とか一神教的な発想となじまず、そういう枠組みを強制できる統治者もいない)ことも、この多様さに繋がるのかも。
紀元前の作である彫刻とルネサンス絵画が挿し絵として混ざって登場してたけど、両者は時期が全く離れているのに非常に近いものがある。キリスト教支配からギリシャローマに戻ろうとする運動の成功と、それまでの中世のキリスト教的絵画の説教臭さと平べったさ、紀元前のギリシャの自由さと彫刻の表現力にびっくり。というかキリスト教の抑圧がすごすぎる。
というのが、別にこの本自体の評価でもないけど、感想でした。
多くがうっすらとは聞いたことがある話であり、さらに世界神話学入門を先に読んでたので、話の中身だけでなく成立背景や意味,枠を考えられたのがよかった。
prime reading