青山南のレビュー一覧

  • チャーリーとの旅 アメリカを探して

    Posted by ブクログ

    『怒りの葡萄』『エデンの東』のジョン・スタインベックが、1960年、愛犬チャーリーと、宿泊できるよう改造したトラック「ロシナンテ」でアメリカ中を旅した記録。
    各州のもつ地域性を、著者の目を通して、まるで異なる国を旅しているかのように明確に語っていく。
    そして各地で出会う人々とのエピソードを通して、彼が今住んでいるアメリカという国をあぶりだしていく。
    ただ、あぶりだされようとしたアメリカは、各州、各地域が歯車のようにうまく噛み合って機能している統一的なものではない。
    それぞれの地域性があり、それでも全員同じ方向を向いて発展していっている、というのでは全くない。
    折しも1960年のアメリカは、戦後

    0
    2025年02月08日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の作家・サルと親友ディーンはアメリカ大陸をヒッチハイクや自分の車で東西(最後はメキシコ)に行ったり来たり、道中はほぼ酒、盗み、ドラッグ、セックス、しかない。

    盗んだバイクで走りだしてずっと走り続けたらこうなった、みたいな…(汗

    「あらゆる文化に決定的な影響を与えた伝説の書」(裏表紙)だそうですが今だと迷惑系ユーチューバーっぽいかな。文章や構成も、めちゃくちゃなスピードで車で走った!いい女がいた!走り去った!目的地に着いた!という繰り返しで動画っぽい。

    「旅がしたい」と思って手に取りましたが衝撃的でした。女性がモノ扱いというか、心を通わせるとかないんかーい、みたいな。でも自分にとって

    0
    2025年02月07日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    正直言うと、いったい、いつになったら読み終えるものかと途方に暮れてしまった。おそらく僕自身、読むことで、読みながらにして日常生活の隙間から見える“旅路の果て”へと意識を向けていたかのような、読書の最中というものは少なからず意識は“飛ぶ”ものだと思うけれど、今回のそれは、いかにも広大な旅路の眺めだった。
    ちょっと言い過ぎかな。呑まれ過ぎかな。

    “ロード”をして即ち人生に擬えることは、きっと安易で、有りがちなことで、すでに数多の言葉にて語り尽くされているだろうことは想像に難くない。時代とか世代とか、今を生きる僕らは、いつでもそれらの真っ只中にいて、気付かないこともたくさんあると思うけれど、気付か

    0
    2025年01月26日
  • チャーリーとの旅 アメリカを探して

    Posted by ブクログ

    重いテーマは1番最後にあります。
    そこにある理由は、
    この厚い本を最後まで読まないだろうということなのか、
    ここまで読んでくれたならたとえ意見が違ってもいくらかでもわかってくれるだろうということなのか。

    厚いわりに小さい話題がたくさん散りばめられているので楽しくサクサク読んでいけます。

    古い本を読むと、書かれた知恵が今だほとんど活用されていないことがわかります。
    新しい本に比べて読む価値が低いなんてことはこれっぽっちもありません。

    0
    2024年12月30日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    Deadとかジャムっぽさあるな〜って思ったけどジャズか。たしかにジャズだ。

    ビートジェネレーションの解像度が上がったと同時に興味深さも深まった。惹かれる要素が多いなか現代に多くを落とし込むことはなかなか難しい。ただこのスピリットを秘めているかどうかでも変わると信じる。

    0
    2024年07月04日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    面白いのだけれど、かつて勃興したカウンターカルチャーについて知る「古き良きバイブル」になってしまった感は否めない。

    スピード感があり生命力迸る文体は魅力的であるが、諸刃の剣であり、読み手のテンションによっては「関係ないことを止め処なく言ってんなよ」となる。

    とはいえ、社会に対する逸脱の姿勢を、放浪ならではの煌びやかさを伴いながら描ききったことは、これからも何かに閉じ込められている私たちに勇気を与えつづけてくれるのだと思う。

    0
    2024年04月03日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    友人ディーンに振り回されながら、3度の横断と1度の縦断でアメリカ大陸を移動しまくる主人公サル・パラダイス。

    時速100km超で移動しまくり、各地でしょーもないことをしまくります。
    そんな彼らも、また成長の途上(オン・ザ・ロード)なのであるのだな〜とサクサク読めてしまいます。

    "パパとママと温かい家庭"という白人中心の『大きなアメリカ』物語を斜に捉えた『ビートニク』の旗手ケルアックのポスト冷戦時代を感じる疾走感と青春感あふれる一冊。
    ヒッピー文化、反戦、ラブ&ピースなどの時代文化背景を理解しながら読むとより上手く理解できると思います。

    0
    2024年11月23日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    最高な表現と剽軽な若者たち。
    以下よかった表現。

    まるでアメリカが裸身を洗っているような、ムッと鼻をつくきつい匂いがした

    とうもろこしの匂いが夜露のように溢れていた

    ありとあらゆる寂しい音を聞きながら割れ目の走った高い天井

    疲れ切った朝の甘美さの中でセックスをした

    0
    2023年01月07日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    若い頃に一度読んだが、歳を取って改めて読むと、旅そのものへの憧れよりも、このディーンに対するサルを愛情、友情、憧れを強く感じる。
    ディーンの人間の原石のような魅力に振り回される。

    0
    2022年05月26日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    その名は知っていてもこれまで読んでいなかったケルアックの「路上」をようやく読み終えた。自動車で何度もアメリカを東から西へ、また西から東へ往復しながら、段々崩壊していく友人との旅の途上の話。それでも定着した作家が、戦争がやっと終わってまだ共産主義が色褪せていないころに、これまでと全く違う手触りの若者の生き方がありえることを示したのがこの小説だと思った。

    0
    2021年10月16日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    まだまだ先は長い。しかし、気にしない。道(ロード)こそ命だから。

    圧倒的な疾走感とエネルギッシュな文体で旅に出たくなる一冊。

    0
    2021年07月03日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    著者自身の旅の日記。これだけのことをよくも覚えているもんだと感心するが、焼き付くほどに思い入れが強かったんだろう。伝えたいことがある訳じゃないと思う。だって日記だから。どう感じるかは読む人それぞれ。ちょっと読むには長いけど、もう一回読みたいと思う作品。

    0
    2021年01月03日
  • 60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ

    Posted by ブクログ

    メキシコ旅行でいちばん役にたった本。
    まず、アグアデオルチャータとか、アグアデハマイカとはどんなおいしい飲み物なのかと思い、メキシコの道路に穴が空いてるのを見ると「あ、空いてる〜」とムカつきではなく笑いとともに受け止められ、タコスを注文しようと思い、なにより行く前からメキシコ人のことがちょっと好きになっていた。
    今度メキシコいくときは短期留学しようかなと思う。語学を娯楽として学ぶ大人知的なたのしさも教えてもらった本です。

    0
    2018年01月08日
  • 60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ

    Posted by ブクログ

    スペイン語をメキシコで学び、ホテルがわりに、語学学校のホームステイを利用する、というのはいい試みだ。

    0
    2017年12月15日
  • 60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ

    Posted by ブクログ

    青山南さんのエッセイが昔から好きだけど、60歳すぎてスペイン語習うためにメキシコに10か月滞在するって、行動力、すごい。でも別に必死さとかは全然なくて、すごくのんびり楽しんでる感じがよかった。
    スペイン語のことも、動詞の活用が難しいとか英語と似ているところとか違うところとか、いろいろかじれて興味深かった。確かに、疑問文の頭に、クエスチョンマークのさかさになっているやつをくっつけるの、楽しい感じがする。。。

    語学って、趣味として気負わずにはじめていいのかもとか思った。別にマスターしなくても、少しずつ知っていく過程がおもしろい。ってあたりまえだけど忘れているような。
    でもそれはスペイン語だからな

    0
    2017年10月14日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    どこから読んでもかまわないストーリーのない小説。
    ディーンがティーで狂っていったようにしか見えない。

    0
    2025年10月26日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    アメリカ大陸の大地を縦横無尽に駆け抜ける。
    決して固定しない生き方。当時の価値観を相当揺さぶったと思う。

    0
    2025年06月21日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    青春が過ぎ去った今の私には夢のような話に思えて、ハマるのに時間がかかった。その反面、彼らが抱く無謀さがキラキラしていて眩しくて羨ましいと思った。

    州を越えたり国を越えたり、移り変わる自然や人、友人たちとの関係性の描写がリアルで、私もアメリカを横断しているように感じていた。また解説に「ストーリーのない小説」とあって納得した。

    余談だが、幼い頃母が「道は続いているから大丈夫」と言っていたことを思い出し、終わりのない道が続く感覚は万国共通なのかもと思ったりした(もしくはこの本読んでたのかも笑)

    ジャズをお供に読み進めたい1冊!

    0
    2024年10月11日
  • オン・ザ・ロード

    Posted by ブクログ

    長い長ーいロードトリップ。ケルアックのワードセンスと来たら、もう右に出る者は無い。

    こんな風になんでも適当に、気持ちいい事だけ求めて後先なんて考えずに、思いついたことを叫びながら人生走り切れたら、多分30を待たずに力尽きて死ぬんだろうが、幸せなんじゃないでしょうか。

    最後の方でサルが正気に返って真っ当に考え始めるのが衝撃だった。この大冒険を経て!ああ人生ずっと宙には浮いて居られないのかしら。

    0
    2022年07月27日
  • 60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ

    Posted by ブクログ

    英書の翻訳家でもある60歳の作者が、なんともゆるいスペイン語語学修行の旅を面白おかしく綴ったエッセイ。それにしても、この行き当たりばったり感が知的さを微塵も感じさせないところが逆にすごい。一応、巻末には本書に収録されたスペイン語表現集がまとめられています。

    0
    2021年07月08日