青山南のレビュー一覧

  • 本は眺めたり触ったりが楽しい

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    ネタバレ

     軽快で読みやすい文体、かつ印象に残るエピソードばかりな読後感です。つまりは面白い。

     どこがよかったか?例えば、寺山修司は、アンドレ・ジッドにかなり影響を受けていて、あの「書を捨てよ、町へ出よう」を
    書いたこと、例えば、ドイツの作家たちは朗読会で食いつないでいること、例えば、ウンベルト・エーコのいう読書の心髄とは思索の助けになること、といった感じである。

     こういう風にただ読書をするだけでなく、「面白かった。特に~の部分が・・・」と書いたり人に話したりすることで、読書はぐっと深まるんですよ、というアドバイスも書いてあったので、さっそく実践してみました(笑)

     でもまあ結局、本はどう読ん

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    2024年04月28日
  • オン・ザ・ロード

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    面白いのだけれど、かつて勃興したカウンターカルチャーについて知る「古き良きバイブル」になってしまった感は否めない。

    スピード感があり生命力迸る文体は魅力的であるが、諸刃の剣であり、読み手のテンションによっては「関係ないことを止め処なく言ってんなよ」となる。

    とはいえ、社会に対する逸脱の姿勢を、放浪ならではの煌びやかさを伴いながら描ききったことは、これからも何かに閉じ込められている私たちに勇気を与えつづけてくれるのだと思う。

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    2024年04月03日
  • O・ヘンリーニューヨーク小説集 街の夢

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    ネタバレ

    23の短編と、二人の作家によるO・ヘンリー論、訳者による解説が収録されている。
    ひとつひとつの短い話のなかで、読み手の心を掴む工夫が凝らしてあり、新聞で読む小説として人々の興味を引いただろうと思った。
    新聞の読者に向けてこれだけたくさんの作品を書くというのは大変なことだ。どれもユーモアと皮肉がたっぷり。世間の話題やその時代の流行を取り入れて書かれた作品たちはきっと誌面で輝いたに違いない。
    特に好みなのは「巡回の合間」「賢者の贈り物」「最後の一枚」だった。不思議と親しみを感じるような人間の描き方がなされていると思う。
    この本の面白いところは、訳者による解説が一編ごとに添えられているところ。当時の

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    2024年04月02日
  • 本は眺めたり触ったりが楽しい

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    筆者が、本は自由に読めばいいと心から思っているとわかるエッセイだった。それでいて、押し付けがましくなく、筆者の読書体験をもとに筆者が感じたことが素直に書かれていて読みやすかった。

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    2024年03月19日
  • 本は眺めたり触ったりが楽しい

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    どんな読書も肯定してくれる頼もしい本。引用される作品の多様さから、著者の読書量の多さが伺え、そんな人から「読書という、きわめて個人的でひそやかで秘密めいた作業は、あらゆる記憶違い、思い違い、読み違い、を許容する」と言われたら、どんな本も恐れずどんどん読んでみよう!と気が大きくなる。

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    2024年03月16日
  • 本は眺めたり触ったりが楽しい

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    読書好きにとって、「あるある」と共感したり、「そんな楽しみ方もあるのか」と納得したり、読書の奥深さを感じることができる一冊。
    積読、表紙を眺めるだけでも楽しいということ、記憶違いや内容を忘れてしまってもいいのだ、ということ、本を読むスピード、音読と黙読の違いなどなど、テーマは様々だが、すべてが興味深くて面白い。
    新明解国語辞典(第四版)が読みたくなった。「動物園」を調べてごらん、という記述があり、それを読んだら衝撃を受けた。国語辞典が読み物になるなんて、思いもしなかったが、隅々まで読んでみたら面白そう。

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    2024年03月10日
  • 本は眺めたり触ったりが楽しい

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    何より読みやすい。
    読みやすくて面白い。
    書物がまた増えた。
    買った中の1つが『新明解国語辞典』。
    何故か? 是非、読んでみてください(笑)

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    2024年02月20日
  • O・ヘンリーニューヨーク小説集 街の夢

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    120年位前のマンハッタンの日常を簡潔で刺激のあるストーリーで描写した短編集だが、原文を見ていないが訳文の質が素晴らしいと感じた.新聞に掲載される程度の長さで、日常のトピックを巧妙に入れ込んで、人々のやり取りをやや風刺的に記載している.新聞を楽しみにしていた人が多かったと推測される.感謝祭に通りがかった人にご馳走する「感謝祭の二人の紳士」が面白かった.随所に警官が登場する場面が多々あったが、治安維持のためか意外な感じがした.

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    2023年08月11日
  • オン・ザ・ロード

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    友人ディーンに振り回されながら、3度の横断と1度の縦断でアメリカ大陸を移動しまくる主人公サル・パラダイス。

    時速100km超で移動しまくり、各地でしょーもないことをしまくります。
    そんな彼らも、また成長の途上(オン・ザ・ロード)なのであるのだな〜とサクサク読めてしまいます。

    "パパとママと温かい家庭"という白人中心の『大きなアメリカ』物語を斜に捉えた『ビートニク』の旗手ケルアックのポスト冷戦時代を感じる疾走感と青春感あふれる一冊。
    ヒッピー文化、反戦、ラブ&ピースなどの時代文化背景を理解しながら読むとより上手く理解できると思います。

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    2024年11月23日
  • オン・ザ・ロード

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    最高な表現と剽軽な若者たち。
    以下よかった表現。

    まるでアメリカが裸身を洗っているような、ムッと鼻をつくきつい匂いがした

    とうもろこしの匂いが夜露のように溢れていた

    ありとあらゆる寂しい音を聞きながら割れ目の走った高い天井

    疲れ切った朝の甘美さの中でセックスをした

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    2023年01月07日
  • オン・ザ・ロード

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    若い頃に一度読んだが、歳を取って改めて読むと、旅そのものへの憧れよりも、このディーンに対するサルを愛情、友情、憧れを強く感じる。
    ディーンの人間の原石のような魅力に振り回される。

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    2022年05月26日
  • オン・ザ・ロード

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    その名は知っていてもこれまで読んでいなかったケルアックの「路上」をようやく読み終えた。自動車で何度もアメリカを東から西へ、また西から東へ往復しながら、段々崩壊していく友人との旅の途上の話。それでも定着した作家が、戦争がやっと終わってまだ共産主義が色褪せていないころに、これまでと全く違う手触りの若者の生き方がありえることを示したのがこの小説だと思った。

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    2021年10月16日
  • オン・ザ・ロード

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    まだまだ先は長い。しかし、気にしない。道(ロード)こそ命だから。

    圧倒的な疾走感とエネルギッシュな文体で旅に出たくなる一冊。

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    2021年07月03日
  • オン・ザ・ロード

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    著者自身の旅の日記。これだけのことをよくも覚えているもんだと感心するが、焼き付くほどに思い入れが強かったんだろう。伝えたいことがある訳じゃないと思う。だって日記だから。どう感じるかは読む人それぞれ。ちょっと読むには長いけど、もう一回読みたいと思う作品。

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    2021年01月03日
  • 60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ

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    メキシコ旅行でいちばん役にたった本。
    まず、アグアデオルチャータとか、アグアデハマイカとはどんなおいしい飲み物なのかと思い、メキシコの道路に穴が空いてるのを見ると「あ、空いてる〜」とムカつきではなく笑いとともに受け止められ、タコスを注文しようと思い、なにより行く前からメキシコ人のことがちょっと好きになっていた。
    今度メキシコいくときは短期留学しようかなと思う。語学を娯楽として学ぶ大人知的なたのしさも教えてもらった本です。

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    2018年01月08日
  • 60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ

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    スペイン語をメキシコで学び、ホテルがわりに、語学学校のホームステイを利用する、というのはいい試みだ。

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    2017年12月15日
  • 60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ

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    青山南さんのエッセイが昔から好きだけど、60歳すぎてスペイン語習うためにメキシコに10か月滞在するって、行動力、すごい。でも別に必死さとかは全然なくて、すごくのんびり楽しんでる感じがよかった。
    スペイン語のことも、動詞の活用が難しいとか英語と似ているところとか違うところとか、いろいろかじれて興味深かった。確かに、疑問文の頭に、クエスチョンマークのさかさになっているやつをくっつけるの、楽しい感じがする。。。

    語学って、趣味として気負わずにはじめていいのかもとか思った。別にマスターしなくても、少しずつ知っていく過程がおもしろい。ってあたりまえだけど忘れているような。
    でもそれはスペイン語だからな

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    2017年10月14日
  • ピーターとペーターの狭間で

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    軽妙な語り口で肩肘張らずに読めた。下読みなしで、いきなり訳すのって素人からしても凄い(というか無謀)なーと思うよ!

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    2013年09月04日
  • ピーターとペーターの狭間で

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    少し古い本になるけれど、アメリカ文学者である著者による翻訳あるある集、といったような内容。ざっくり説明しすぎかな(笑)

    わざわざ冒頭に「古い」と置いただけあって、内容は非常に一昔前のもの。今では当たり前のように使われているカタカナ英語についてもつぶさに言及している。そこまで言わんでも…という領域まで。

    もしかしたら当時の翻訳事情を垣間見える資料となるのかもしれないけれど、その道に特に興味ない僕としては、ちょいと手すきな時に気晴らしに読むのに非常に適した一冊です。

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    2012年07月16日
  • ピーターとペーターの狭間で

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    青山南好きだなー。本の雑誌などに連載されていた翻訳や海外文学にまつわるエッセイ。初出が1984年とかって、すげえよな。ふつうに今も読める。本屋に行っても置いてないけどな。

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    2009年10月04日