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Posted by ブクログ
2ヶ月前の学園祭で自殺した同級生。その生徒の顔と名前が思い出せない。どうして忘れてしまったのか、誰が死んでしまったのか。下巻がどうなっていくのか続きが気になる。
ホラー描写も結構あって、ホラーが苦手な自分には結構怖い場面もあった。
角田春子のことを擁護するつもりはないけど、ストレスなどからくる自分の不安定さの原因を自分ではなく他者のせいにしてしまいたい気持ちも理解できるからとても心が抉られた。春子からの被害妄想からなる嫌がらせを、自分自身のせいだと自分を苦しめ続ける深月、春子のことを嫌いになることもできず周りに相談もできず自分の内に溜めてしまう深月の善人さ。深月の心を軽くしてくれる友達が周りにいてくれて良かった。
他の登場人物の生徒たちも、周りからは見えていない悩みやコンプレックスを抱えている。
特に印象に残ったのは充の、
「自分は単に、他人に対する責任を放棄したいだけなのだ。人を傷つけてしまうことが怖い。ただそれだけだ。相手の声を否定せず、他人の言いつけを素直に聞いてさえいれば、充は誰のことを傷つける心配もない。だから断らない。それはとても楽な方法で、とても臆病な生き方だ。
自分のした行為に対して相手が喜んでくれるのを見れば、もちろんそれを嬉しいと思う。けれど、それと同時に心のどこかでほっと安堵しているのがわかる。全て自分のため。他人に優しいわけでは決してない。自主性のまるでない、他人を受け入れるだけの無責任な優しさ。」
優しさは人の為でもあるが、結局は自分の為にやっているということに納得してしまった。
とても考えさせられる作品。
リアルと作品の境
これ程、作品の中の世界観とリアルの世界観がリンクした作品は初めてです。
文芸にありがちな、ルビ振りの難しい日本語に頼らず、ありのままの感性がとても、素敵です。
予想外の八人目の正体。
そして、淡い期待を持って迎えるラストの感動。最高でした!*\(^o^)/*
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