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Posted by ブクログ
【本の内容】
1970年代、東京。
貧しくとも、ささやかな夢を分け合う二人の男がいた。
九州から単身上京、中華料理店で働く篤志。
身体がデカいのが悩みの彼は、店の先輩・勇のすすめでプロレスの世界に足を踏み入れる。
運を掴む篤志と、見放される勇、その間で揺れるユキ。
時を経て再会した三人は、何を得、何を失ったのか―?
青春の記憶を手繰り、夜の博多に漂うノスタルジック・ラブストーリー。
[ 目次 ]
[ POP ]
鷺沢萠は、初期の数冊ほどを読んだくらいで、自分の中では興味のない作家だった。
本作もその程度の気持ちで読み始めたのだが、正直、やられた。
ラストの展開に感動してしまったのだ。
プロレスラーとして大成した男・篤志が過去を振り返り、青春時代を共に過ごした勇とユキに再会するまでの話。
たいしてやる気もないまま入ったプロレスで成功する篤志と、頑張ればうまくいくと信じて失敗する勇。
この対照的な二人の生き方が人生のせつなさと皮肉を見せ付ける。
月並みな言い方だけれど、ほんとに人生って残酷。
過去に想いを馳せる、そのベクトルが大きい分、ラストの篤志の喪失感がものすごい反動となって読み手にぐっと突き刺さる。
それにしても、男二人に女一人の関係って必ず、女は、弱くてダメなほうの男になびく。
これって女の本能なのか?
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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