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Posted by ブクログ
続編の方を先に読んでしまったので、改めて前作であるこちらを読んだ。
りさ子さんと亮さんがいい感じで前向きに終わった今作の続編が、りさ子さんが亮くんの元を去って再びロンダリング一本へ向かうかもしれない…という匂わせになっているところが悲しいというか、え〜〜っ!?といったところ。
でも誰にでもできることじゃないロンダリングの才能が間違いなくりさ子さんにあるわけで、天職だものなぁと思ったりもする。
りさ子さんがとにかく変わり者というかクセのある主人公なので、やはり近年の原田ひ香作品のお上品な登場人物たちはあえてそうしてるんだろなと思わざるを得ない。過去作品を読めば読むほどお金系話に出てくる登場人物たちの上品でクセのなさが際立つ。
真鍋夫人がりさ子さんにした説教はイラっとしたけど、ちゃんとりさ子さんが反論していたのがよかった。どうしようもなさと帰る場所のない人にあの説教はあまりに上から目線すぎるというか。強者の意見だもの。
そしてジャパン地所が悪すぎて笑えた。今作も次作でも黒幕というかろくでもない会社だということがわかって、何だかやりきれないというか。悪すぎて憤りを感じてしまう。
今作で出てきたロンダリングの先輩である菅さんもいい味出していてよかった。
Posted by ブクログ
事故物件だから安直に霊的なものに結びつけていない。本編は霊より、住む事によって故人の生前の人間模様や悩みの方が明かされていく。
実際には、事故物件に住んだからといって次の貸主へ告知義務がなくなることはないそうだけど、なんとなくあってもおかしくはない仕事だなと思う。(兄が特殊清掃の仕事をやっていたからこそ余計にそう思う)。
主人公の葛藤や心理描写がよく書かれていた。
便利な世の中になってきた一方で、どんどん人間関係が希薄化している現代には、お節介くらいの人がいないとなかなか人は変われないのかもしれない。
下手な「自分探しの旅」系の話よりずっと良くて、読後も、読者に考えさせる系ではなく主人公の意思がわかる畳み方だったのがまた良かった。
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