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役人の腐敗がきざし始めた明治2年、ひそかに輸入されたフランス製ギロチンが小伝馬町の斬罪状に据えられた……。太政官弾正台(役人の汚職を調べ糾弾する役所)の大巡察官、香月経四郎と川路利良がフランス人美女エスメラルダの力を借りて次々とおこる謎の事件を解明していく。明治開花期の時代相に維新政府の裏面を背景にした探偵小説の魅力と、緻密なトリックを多用した本格推理の醍醐味とを併せ持つ風太郎ミステリの傑作。
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Posted by ブクログ
めちゃ山風でした。明治時代の人物にもっと詳しければさらに面白かっただろうと勉強不足を悔やんだ。
一最後は見事です。話完結かと思いきや最後のあのどんでん返し。やられたー、と思う反面実に山風らしいと思いました。しかし推理面に関しては珍しく物理トリック満載。心理トリックじゃないミステリは珍しいなぁ。山風の日常の狂気というか、「ごく普通の人が静かに狂っていく」恐ろしさの描写がすごい。宮部みゆきもそうだけれどね。しかし理由以降は妙に生々しくて(以下略)。
巫女コス・エスメラルダよりもやはり川路がいい。明治ものは川路です。それから四人の邏卒たちもいい。
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