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◆「教えることに無縁ではないすべての人たち」のための実践書!◆
▼学校はもちろん、企業研修、ワークショップ、カルチャーセンター、親子などすべての「教えることに無縁ではないすべての人たち」のための実践書が登場!
▼本書は「教えること」を教える先生が書いた、具体的な事例で説く、教え方の集大成の書です。前著『上手な教え方の教科書 ―― 入門インストラクショナルデザイン』は、おかげさまで息長く読まれつづけています。そして続刊であるこの『上手な教え方の教科書、実践編』は、その名の通り実践編としてお届けするものです。特徴は「すべて実際にやってみた」という点にあります。なお本書単独でも十分実践できます。
教えるという行為は、その内容、目的、参加者、時間、場所などによって複雑に影響を受けます。同じ教え方をしているのにもかかわらず、あるケースでうまくいっても、別のケースでうまくいかないことがあります。そのため、ケースに合わせて柔軟に教え方を変えていかなければなりません。とはいえ、上手な教え方の原則は頑健です。この本では、どんなケースでも柔軟に適用できるような上手な教え方の原則を、具体的な事例に沿って紹介していきます。
■こんな方におすすめ
「教えること」に関わるすべての人。例えば、学校関係者(教員、学生など)、企業研修担当者、ワークショップ講師、カルチャーセンター講師、子育て中の親など
■目次
●第1章 教える技術を身につける
・1.1 教える技術とは何か
・1.2 教える技術は誰に必要か
・1.3 教える技術を身につけると何が起こるか
●第2章 教えるときに大切なこと
・2.1 どういうときに人は学ぶか
・2.2 「できそうだ」を促す教え方
・2.3 「つながっている」を促す教え方
・2.4 「決められる」を促す教え方
●第3章 講座を設計する
・3.1 講座を設計するとはどういうことか
・3.2 レッスンとゲームで構成する
・3.3 3つのステージで考える
●第4章 セッションを組み立てる
・4.1 パイクの「90/20/8の原則」
・4.2 マイクロフォーマットを使う
・4.3 オンライン講座もマイクロフォーマットで設計する
・4.4 マイクロフォーマットによる講座の実例
●第5章 [実習1]講座のテーマと概要を決める
・5.1 ニーズを見つける
・5.2 ゴールを設定する
・5.3 講座の枠組を決める
●第6章 レクチャーをする
・6.1 参加者の前で話す技術
・6.2 聞いてもらえる話し方
・6.3 スライドからマップへ
●第7章 グループワークを実施する
・7.1 いつでも使えるグループワークの方法
・7.2 単発の講座ではミニワークを使う
・7.3 グループ同士で発表する
・7.4 グループワークの評価をどうするか
●第8章 テストと評価の方法
・8.1 テストは学習にどう影響しているか
・8.2 講座とテストを一体化する
・8.3 相互評価の方法
●第9章 [実習2]講座の1セッションを設計する
・9.1 コースを設計する
・9.2 セッションを設計する
・9.3 「できる・つながる・決められる」をチェックする
●第10章 参加者とコミュニケーションする
・10.1 「大福帳」を使う
・10.2 「大福帳」の実際
・10.3 「大福帳」のオンライン化
●第11章 評価アンケートを実施する
・11.1 評価アンケートをする意味
・11.2 評価アンケートを作る
・11.3 評価アンケートを実施する
●第12章 オンライン化する
・12.1 対面講座の拡張としてのオンライン講座
・12.2 オンライン講座のメリット
・12.2 規模の大きさによるオンライン講座の実際
●第13章 [実習3]評価アンケートを実施し、分析しよう
・13.1 アンケートの目的と内容を決める
・13.2 アンケートを実施する
・13.3 アンケートデータを分析する
●第14章 まとめと次の一歩
・14.1 教えるときに大切なこと(再び)
・14.2 教える「型」と創造性
・14.3 教えることは一生続く学びの一部
■著者プロフィール
向後千春:早稲田大学人間科学学術院教授。博士(教育学)(東京学芸大学)。専門は教育工学、教育心理学、アドラー心理学。著書に、『上手な教え方の教科書――入門インストラクショナルデザイン』、『統計学がわかる』、など。