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ビジネスシーンでは部下に対する上司、子育てにおいては親、サークルやクラブでは後輩に対する先輩…。日常にはあらゆるシーンでさまざまな「教えること」があり、必ず必要となるのが「教える」ということ。しかし、数学、国語は学んできても「教える」ことを学んだことがない人が大半なのでは?
それゆえに、教えたのに「できない」「わからない」ということを、学んだ相手のせいにしがち。学ぶ側にやる気がないからできない、学ぶ側がまじめにやらなかったからできないのだ、という考え方ではうまく教えることはできません。
教わった人が必ず「できる!」ようになること、それが「教える」ということであり、教えたことができないのは100%教え方が悪いせいなのです。
わかるように教える教え方には実はおさえておきたいルールがあり、どんなことであっても3つのパターンにあてはめれば、必ず教えることができるのです。
誰かに教えたり、伝えたりするときに知っておきたいそんな、「教える技術」を、教えることを教えている先生がわかりやすく、やさしく伝えます。
実践的に使える1冊。
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Posted by ブクログ
「教える」とは、教える側と教わる側のコミュニケーション。そこに上下関係はなく、あくまでも対等な立場である。横の関係であるならば、教える側として大切なことは、まず相手を観察すること。次に、相手にとってちょうどよいものを提供すること。そして、適切なフィードバックをすることである。
「教える」には3つのパターンがある。運動スキル、認知スキル、態度スキルを向上させることである。つまり「教える」とは、相手のスキルアップをサポートすることであると言える。中でも一番難しいのは態度スキル。どんなスキルを伝える場合でも、態度スキルの向上を意識する必要があると感じた。
コーチングとティーチングは別物であると考えていたが、「教える」ことを極めるとコーチングにたどり着くと気づいた。いずれにしても「教える」とは教える側と教わる側の協働作業である。教える側も「教える」ことを通じて成長するのである。
「教える」ことを専門とする人だけでなく、部下を持つビジネスマンや、子供の教育に悩む親にもオススメしたい一冊である。
Posted by ブクログ
教育工学専門の方から教えていただく。タイトルも内容も「教育」という言葉を一切使わないのが、新鮮。どこまでも「学習者検証の原則」に貫かれている。そして、学問的裏打ちのある記述に、頭が整理され、「ようし自分もやってみよう」と思えたから不思議だ。私の「ちゃんと教えたい」態度スキルが本書で確実に向上したのは著者の思いやりと賢さの賜物か。
・教えたつもりがダメ。
・教えるゴールは行動になるように言い換える。
・相手の心を変えるよりも行動を変えよう。
・「それぐらい、なんでできないの?」は禁句。
・認知スキルを教えるときは、うまくやるためのコツを教える。
・態度を決めさせたいなら、相手の心にタッチするスキルが必要。
・おおげさに褒めてはだめ。評価フィードバックは情報フィードバックに比べて、効果が微妙。
・相手が好む行動をご褒美にする。
・人は自分の技能とちょうど釣り合った挑戦を受けると、もっともやる気が出る。
・集中学習より分散学習の方が効果的。
・覚える内容とすでに知っている知識を結びつけると記憶できる。
・相手は聴覚型か、視覚型かを見極める。物語か図か。
・質問して、やってほしいことに目を向けさせる。
・自分というものはそう簡単に変わらない。しかし、なぜ必要か、どんないいことがあるかが分かると態度が変わる。
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