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街の路地裏で夜から朝にかけてオープンする“キッチン常夜灯”。チェーン系レストラン店長のみもざにとって、昼間の戦闘モードをオフにし、素の自分に戻れる大切な場所だ。店の常連になってから不眠症も怖くない。農夫風ポタージュ、赤ワインと楽しむシャルキトリー、ご褒美の仔羊料理、アップルパイなど心から食べたい物だけ味わう至福の時間。寡黙なシェフが作る一皿は、疲れた心をほぐして、明日への元気をくれる――共感と美味しさ溢れる温かな物語。
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Posted by ブクログ
キッチン常夜灯、その名の通り朝まで営業しているお腹も心も温めてくれるお店。南雲みもざは自分の勤めている飲食店と比べてしまうが、通ううちに解決方法を見いだしていく。コンビニ兄弟もそうだが、そんなお店が近くに欲しい。もしかしてあるけど気付いていないだけなのか?
今、自分は大変な状況にあるので、相手のことを思って語った以下の安心させてくれるセリフが心に沁みました。そんな優しさを伝えられる人になりたい。
「いつでもここに来るといい。ここはそういう場所なんです」
「ただ、大切な人を思って作る料理」
「1人じゃないって、何にも代え難い事なんです。お店が忙しくて私になど構ってくれなくてもいい。ただ、少し気にかけてくれる人がいるだけで救われるんです」
「焦る事はない。ひとつひとつ、問題を解決しながら生きていくしかない」
「私の気持ちを受け止めようって、必死になってくれて、とても嬉しかったの」
砂肝のコンフィ、作ってみたら美味しかった。フレンチの料理を知れることも楽しかった。
Posted by ブクログ
優しく逞しく前向きな気持ちになれる、大好きな本のひとつになった。
今まで読んだ本は店主目線のものや短編集的にいろんなお客さんが出てくるものだったが、1人の客目線で『常夜灯』に来るまでの日常と美味しい料理を添えた『常夜灯』での夜中の時間を過ごせるのが読みやすく楽しく一気読みした。
シェフや堤さん、ほかのお客さんの仕草やキャラクターの描写も素敵で、声も表情も寒い冬の中での温かな空気感も自然と頭の中で再現された。
あと料理名や食材名が知らないものばかりでいちいち検索したので、Googleの検索履歴が美味しそうになった。
フレンチは難しそうだけど、今日の夜ご飯は数少ない自分で作れそうなオニオングラタンにする。
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