作品一覧

  • ヴェーロチカ/六号室~チェーホフ傑作選~
    4.0
    1巻1,276円 (税込)
    こころと向き合うすべての大人に響く、悩める文豪による迫真の短篇! 世話になった屋敷の娘との別れ際、どうも心が動かない青年を描く「ヴェーロチカ」、精神科病棟の患者とのおしゃべりに愉しみを見出すも周囲との折り合いが悪くなっていく医師を描く「六号室」など、作家としての転換期の最中、人間の内面を深く覗き込んだチェーホフならではの傑作を収録。
  • ワーニャ伯父さん/三人姉妹
    4.0
    1巻748円 (税込)
    若い姪と二人、都会暮らしの教授に仕送りしてきた生活。だが教授は……。棒に振った人生への後悔の念にさいなまれる「ワーニャ伯父さん」。モスクワへの帰郷を夢見ながら、次第に出口のない現実に追い込まれていく「三人姉妹」。生きていくことの悲劇を描いたチェーホフの傑作戯曲二編。すれ違う思惑のなかで、必死に呼びかけ合う人々の姿を、極限にまで切りつめたことばで浮かび上がらせる待望の新訳。
  • かもめ
    3.8
    1巻594円 (税込)
    作家志望のトレープレフと女優を志すニーナ。美しい湖を背景にさまざまな恋が織りなす人生模様。やがて恋人たちの道はすれ違い、新進作家となったトレープレフの前に現れたニーナは謎めいた言葉を洩らす──「私はかもめ」。それぞれが心に秘める「かもめ」は飛翔できるのか? 演劇史に燦然と輝く名作を清新な訳で。(新訳)

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  • 鼻/外套/査察官
    3.7
    1巻671円 (税込)
    自分の鼻が一人歩きをして物議をかもす「鼻」。貧しい官吏が思い切って新調した外套を奪われ幽霊となって徘徊する「外套」。戯曲「査察官」では、ある地方都市にお忍びの査察官がくるという噂が広まり、市長をはじめ小役人たちがあわてふためく――増殖する妄想と虚言の世界を新しい感覚で訳出し、従来の深刻、生真面目な作家像を完全払拭。代表作3篇を収録した、これぞゴーゴリの真骨頂。
  • 桜の園/プロポーズ/熊
    3.5
    1巻913円 (税込)
    美しく咲いた桜の園に5年ぶりに当主ラネフスカヤ夫人が帰ってきた。彼女を喜び迎える屋敷の人々。しかし広大な領地はまもなく競売にかけられることになっていた(「桜の園」)。滑稽で支離滅裂ぶりが笑いを誘うボードビル2篇を併せて収録。登場人物が際立つ絶妙のセリフまわしでチェーホフ喜劇の神髄を味わう、翻訳史に残る会心の新訳!
  • 馬のような名字 チェーホフ傑作選
    3.3
    1巻836円 (税込)
    名作「かわいいひと」「いいなずけ」のほか、激しい歯痛に苦しむ元将軍が〈馬のような名字〉に悩まされる表題作や、スラプスティックな喜劇『創立記念日』など、多彩な魅力を詰めこんだ傑作十八篇。
  • イワンとふしぎなこうま
    3.0
    1巻748円 (税込)
    三人兄弟のすえっ子でおきらくなイワンは、ふしぎな小馬を手に入れて、王さまのうまや係をつとめることに。欲深な王さまから無理難題をふっかけられますが、小馬の助けをかりて切り抜け、火の鳥をつかまえたり、天空の館へ旅立ったりと冒険を重ねます。ロシアの詩人エルショーフが民話をもとに詩の形式で書いた物語。新訳。

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  • ワーニャ伯父さん/三人姉妹

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    三人姉妹
    労働する生活のつまらなさ、そうするしかない諦め。愛や理想だけでは生きていけない、見て見ぬふりをして生きていかなければどうしようもないことがたくさんある。人生とは辛く虚しいものだ。

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    2024年08月30日
  • 鼻/外套/査察官

    Posted by ブクログ

    『鼻』、何度読んでも意味がわからない。不条理で不気味、得体の知れなさ故に人はやれ何かの皮肉だ風刺だと意味を付けをしようと奮闘するのだろうなと思うと面白い。

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    2024年07月04日
  • ヴェーロチカ/六号室~チェーホフ傑作選~

    Posted by ブクログ

    ロシア文学の巨匠チェーホフの短編集。表題作「ヴェーロチカ」は世話になった場所を去る時に少女から「好きなんです、あなたが!」と告白される話。ところがこの主人公の青年は煩悶し告白を袖にします。この展開が読めば読むほど奇妙で、しかし分かるようで、読み返すたびに色々な読み方ができそうです。

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    2023年07月07日
  • 鼻/外套/査察官

    Posted by ブクログ

    楽語調で訳されたゴーゴリの代表作3作品。
    意見・好みは分かれるだろうけれど、ゴーゴリの入り口としてはとても面白い選択肢になると思う。
    とはいえ、この本の中で最も興味深いのは巻末の解説かもしれない。
    ゴーゴリに対する容赦のなさがあまりにも痛快。
    どの物語も「滅茶苦茶」な展開が面白い一方、どこか平面的な、マネキンを動かしているような、無機質さのようなものを感じた。
    確かに「彼は外形的フォルムを描く天才的な画家」であり、「外形を描き出すことしかなしえなかった」のだろう。

    0
    2023年05月16日
  • ワーニャ伯父さん/三人姉妹

    Posted by ブクログ

    4幕の劇である。ワーニャが仕えてきた教授をピストルで撃つ場面がクライマックスである。しかしけがはしない、ということであとはそのまま進行する。

    0
    2022年10月22日

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