渡辺優の作品一覧
「渡辺優」の「アイドル 地下にうごめく星」「アヤとあや」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「渡辺優」の「アイドル 地下にうごめく星」「アヤとあや」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
読書のマンネリ化に一撃をくらうBestでした。読みやすく、程良いレベルの謎を追求するテンポも。おかげで本を読む楽しさを取り戻せた。特に「悪魔の証明」。ある物をあると証明はできても、ないものはないと証明するには、世界中のすべてをくまなく探し尽さないといけない。それは愛や性欲もまだ本人もないと言い切れるまで、くまなく探し続けなければならない。私も主人公よりのアセクシャル?アロマンティック?なのだと思う。恋として好きならばその先は恋人になるのが普通だと、小学校の性教育でも習ってきた、無性愛者などこの世に存在はしていない。
昔から「本当に人を好きになったことが“まだ”ないんだよ」と言われてきた。だから
Posted by ブクログ
面白いを通り越して放心。
志川さんに大共感の嵐吹き荒れまくってしんどかった。
自分でさえも分からない手に余る感情を、どう頑張ったって他人に分かってもらえるはずもなく。
けど誰か1人でも理解者がいて何の理由もなく隣にいて抱きしめてもらいたい時がある。
そんな時は、美織さんが言ってくれたお笑いコンビや歌謡曲のデュオでもなにか特別な関係が見つかればいいし、誰もが皆それぞれの地獄があるように、その反対に天国を見つけることができればいいな、と思った。
この小説を読んで、まだ輪郭はぼやけててはっきりしてないけど、自分にはもう天国がたくさんあることに気付かされた。
志川さんの他者に向ける純粋な「好き」という
Posted by ブクログ
「スーパーセックスワールドってなんなんだよ」と思ったコミカルなスタートだったが、テーマは意外と重いものだった。アセクシャル——たしかに無味無臭で、なんとも実感が湧かない定義ではあったが、それと向き合うことがこれほど深い悩みを抱えるということなのだな、とあらためて感じたし、勉強になった。
総じて心理描写がわかりやすく、気楽にスイスイ読めて、それでいて味わい深い箇所もいくつもあり、読後の満足感は高い。
> 「自分には帰る場所があり、愛してくれる家族がいるということに。でも、生まれながらに与えられたそれらの愛は尽きていく。来年、再来年、いや、明日にだって親は倒れ、死ぬ。」
>
この一節
Posted by ブクログ
女王様の電話番
渡辺優
集英社
友だちが浮気をされたときはヘビーでセンシティブでお通夜か裁判みたいな深刻な空気になるけれど、友だちが浮気をしたときはポップでライトでちょっとしたパーティーみたいな空気になる。どちらも世界に発生した事象は同じなのに。なぜ?
この世界はどこまでもスーパーセックスワールドなのだ。こういう世界で生きているのに、そういう世界には耐えられないというのはどうしてだろう。
『誰もがそれぞれの地獄を背負っている』ーって、ウェルギリウスだったかな。ほんとね、その通りだなって思うの。ひとにはひとの地獄がある。
やがてお湯が沸いた音だけが聞こえ、美織さんはキッチンに消えた。空調