作品一覧

  • ホメロス イリアス 上

    ホメロス イリアス

    小説・文芸

    4.2
    1~2巻1,276~1,364円 (税込)
    一○年にわたるトロイア戦争の末期、物語は、激情家で心優しいギリシア軍第一の勇将アキレウスと王アガメムノンの、火を吐くような舌戦で始まる。トロイア軍の総大将ヘクトル、アキレウスの親友パトロクロス、その敵討ちに奮戦するアキレウスら、勇者たちの騎士道的な戦いと死を描いた大英雄叙事詩。格調高く明快な新訳。
  • ホメロス オデュッセイア 上

    ホメロス オデュッセイア

    小説・文芸

    4.0
    1~2巻1,100~1,155円 (税込)
    一○年にわたるトロイア戦争が終結。オデュッセウスは、帰国の途中嵐に襲われ、さらに一○年の漂流冒険ののち、神々の援けを得て二○年ぶりに帰還、留守の間妻を苦しめていた悪逆な求婚者たちを討ち亡ぼす。『イリアス』とともにヨーロッパ文学の源泉と仰がれる、劇的な盛り上りに満ちた大英雄叙事詩。新たな訳者による新版。
  • ヘロドトス 歴史 上

    ヘロドトス 歴史

    ビジネス・実用

    3.9
    1~3巻1,210~1,628円 (税込)
    「歴史の父」の名を冠されるギリシアの史家が述べる、前五世紀のペルシア戦争を頂点とする東西抗争、東方諸国の歴史。著者は、ギリシア人と異邦人とが果した偉大な事跡、両者が争うに至った原因を後世に伝えるべくこれを書いた。何よりもまず正確さが重視され、豊富に織りこまれた説話は長巻を飽かず読ませる魅力をもつ。

ユーザーレビュー

  • ホメロス イリアス 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文句なしに面白かった。読み継がれるだけの魅力がそれはあるよなあ笑。
    読み終えて、ヘクトルは引き続き好きだったのと、あとアキレウスもやはり?好きになった。BLすぎるな!

    ああ、争いなど神からも人の世からもなくなれば良いに、それにまた怒りも。怒りというものは、分別ある人をも煽って猛り狂わせ、また咽喉にとろけ込む蜜よりも遥かに甘く、人の胸内に煙の如く湧き立ってくる。…(p.200)
    アキレウスのこの心情の吐露は、3000年近くも人間が一ミリも進歩していないことを伝えてくれる。

    「クサントスよ、どうしてわたしの死を予言したりする。要らざることだ。わたしが父母から離れたこの地で果てる運命にあることは、自分でもよく承知している。とはいえ、トロイエ勢に嫌というほど戦いの苦渋を味わせるまでは、わたしはやめぬぞ。」(p.246-7) アキレウス

    そして助命を懇願されたアキレウスがぷんぷんで言うには…
    「愚か者め、身代金のことなど持ち出したり、べちゃべちゃしゃべるのはやめろ。パトロクロスが運命の日を迎えるまでは、トロイエ勢の命を何とか助けてやることも、好ましい気がして、生捕って他国へ売り払ったことも随分あった。だが今は違う、イリオス城下で神がわたしの手に委ねられたものは、一人といえども死を免れることはできぬ。…なぜそのように悲しむ、おぬしより数等優れた男であったパトロクロスも死んだのだぞ。…」(p.281)
    ここ正直論理がめちゃくちゃで笑ってしまったw wおぬしより優れたパトロクロスが死んでるのに、価値が劣るおぬしが死ぬことなんて当たり前でしょ、って強火理論すぎるし、向こうからしたら知らんw w(死にそうなので笑い事じゃないですが)としかならないでしょ。平家物語もそうだけど、主従の絆より強いものはないのだなあ

    「…いよいよわたしの最期の時が来た。せめては為すところなく果てる見苦しい死に様ではなく、華々しく後の世の語り草ともなる働きをして死のうぞ」(p.321)ヘクトル最期

    「…屋敷には女どもが仕立てた、織り目の細かい美しいお召物が置いてありますのにー。でもそれはみな火にかけて焼いてしまいましょう、どうせあなたの亡骸にお着せできぬのなら、何の役にも立たぬのですから。でもそれがせめてトロイエの男女からあなたへ寄せる尊敬の想いのしるしとなるように」(p.331) アンドロマケの嘆き

    「…そしてあなた自身にも、神にも似たアキレウスよ、富裕なトロイエ人の城壁の下で果てねばならぬ運命があるのだ。もし聴いてくださるのなら、もう一ついいたいこと、お頼みしたいことがある。どうかアキレウスよ、わたしの骨をあなたの骨から離さずに、一緒の場所に納めてもらいたい…」
    「大切な友よ、ここへ現れて、それらのことを細々と頼むのはどうしたわけだ。もとよりそれらのことはみな果し、そなたの言う通りにしよう。さあもっと近くへ来てくれ。暫しの間でも抱き合って、心ゆくばかり悲運を嘆き合おうではないか。」(p.338-9) 亡霊となってアキレウスの枕元に立つパトロクロス

    「ああお若い方、神々に然るべきお供えをするのも善いことなのですな、わたしの倅ー(すべてが夢のように思われる今)あれが本当にわたしの息子であったのなら、あの倅はわたしの屋敷でオリュンポスに住まいます神々を、片時も忘れることはなかったのですからな…」(p.399) プリアモス王の嘆きと喜び。ここで泣いてしまった、、

    番外編:神様も可愛い
    こういうと眼光輝く女神アテネは、彼(メネラオス)がよろずの神々の中で第一番に自分に祈ってくれたことを嬉しく思い、その方と膝に力をつけ、その胸には蚊の如きいっかな退かぬ強かさを吹き込んでやったー(p.183)

    番外編:ゼウスに色仕掛けするヘラもあれだが、褒め言葉酷すぎん?(第十四歌)
    誰々よりも(しかも自分の子供を産んだ誰々)、これほど心動かされたことないから、ベッド行こ!?ってのを長々と読み上げるわけですが、それされてる時点で、ピキピキピキとなりそう

    0
    2026年08月08日
  • ホメロス オデュッセイア 上

    Posted by ブクログ

    印象に残った言葉
    ホメロスに特有の言葉づかいらしい

    ・朝が来た→朝のまだきに生れ指ばら色の曙の女神が姿を現わした。

    ・なんでそんなこと言うの?→なんたる言葉がそなたの歯垣を洩れたことか

    ・食事を終える→飲食の欲を追い払う

    0
    2026年05月30日
  • ホメロス イリアス 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    パトロクロスの戦死とアキレウスの参戦、そしてベクトルの葬儀。紀元前に描かれたとは思えないほど、瑞々しい物語であった。

    神々が宣告する死の運命に気づいてもなお、懸命に戦ったヘクトルの生き様はあっぱれであり、日本人である私の心に深く響いた。

    そして敵同士とはいえ、大切な人間を戦争で失ったプリアモスと、一時的にではあるが和解をしたアキレウスの器の大きさにも感動した。

    極めて日本人的な感覚で古代ギリシャ叙事詩が読めたことに驚いている。トロイア戦争後が舞台のオデュッセイアも是非読んでみたいと思う。

    0
    2025年09月21日
  • ホメロス オデュッセイア 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    下巻で主人公オデュッセウスはなんとか妻と息子がいる故郷に帰ったが、妻は夫の外見が以前と変わったことからまた息子はそもそも父親の顔を知らなかったことから、二人ともにわかには信じられなかった。加えて、妻の求婚者たちとの争いに巻き込まれるというように、故郷に帰った後も次々と災難が降りかかる。それでも、智謀と呼ばれたオデュッセイアは、目の前の難題に巧みに対処していく。

    0
    2025年08月04日
  • ホメロス イリアス 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上巻に引き続き、アカイア勢とトロイア勢両軍の衝突から、トロイア軍の実力者ヘクトルがアキレウスに倒されて、彼の葬儀を終えるまでが下巻の内容である。主人公アキレウスはパトロクロスの死によりアカイア軍として参戦し、トロイア軍を次々と倒していく。とくにヘクトルとの戦いはアキレウスが奮戦するという熱い展開がなされる一方で、アキレウスのヘクトルの遺体に対する扱いは、人間の惨たらしい様子が描写される。

    0
    2025年08月03日

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