作品一覧
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3.0著者赤瀬川原平さんは、『新解さんの謎』『老人力』などの著作で世の中を“脱力”させてきました。そんな原平さんが着目したのはお墓です。そのお墓を巡る墓地、墓石の選定といった墓作りからお彼岸や周忌の墓参りにいたるまでの諸活動を著者は「墓活」と呼びます。人間誰もが最期にお世話になる場所ですが、普段からあまり考えることのないものです。ところが「墓活適齢期」を迎えると急にあわただしく墓活にいそしむ人が少なくありません。実は原平さんもその一人です。親のお墓を「引越し」するときの墓活の逸話は聞けば聞くほどドラマチックで、墓活も人生の大事な一場面であることを痛感します。本書は原平さんの墓活体験を中心に本やカメラの墓活にまで話を広げつつ、お墓のことをゆるくまじめに考えてみた1冊です。
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-『新解さんの謎』『老人力』などの著作で世の中を“脱力”させてきた赤瀬川原平さんが、あちらかと思えばまたこちらと言葉の森を散策します。若者言葉の「きよぶた」とは何か。それはやはり豚肉の一種なのか? 肉の筋や脂身のない清い豚肉のことなのか? いやいや正解は「清水の舞台」。清水の舞台から飛び降りるくらいの決断ぶりをさして、「きよぶた」というらしい。なるほどと赤瀬川さんは納得する。ほかにも、結婚しろと周りからかけられる無言の圧力をさす「婚圧」。婚活ならぬ、自分にぴったりの墓地探し活動をいう「墓活」。喫煙場所を求めて彷徨するタバコ難民を示す「タバナン」(赤瀬川さんの造語)など、24の言葉が採集される。すべての言葉には、赤瀬川さんをリスペクトする気鋭のイラストレーター寄藤文平氏のポンチ絵が添えられており、二人の異才のコラボレーションも本書の見所。最後に問題です。「ガラスマ」とは何でしょう?(正解は本編でご確認ください)PHPスペシャルで人気を博した連載が電子オリジナルでリリース!
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3.61巻600円 (税込)辞書の中から立ち現れた謎の男は、魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない――。「新解さん」とは、はたして何者か? 三省堂「新明解国語辞典」のページをめくると、あなたは濃厚な言葉の森に踏み込んでしまう。【恋愛】【合体】【火炎瓶】【浮世】【動物園】……数々の、あまりに親切な定義に抱腹絶倒しながらも、「新解魂」に魅せられていく、言葉のジャングル探検記。“紙”をめぐる高邁深遠かつ不要不急、非パソコン的世界からの考察「紙がみの消息」を併録。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
書店で見かけて気になったので手に取りました。「こどもの哲学 大人の絵本」第一弾。どうして自分はここにいるのか。誰とも違う、誰にでもある。自分が自分であることの不思議さ。平易な文章と素朴なイラストで著された自分という謎。当たり前すぎて見落としていたことを、本書を読んで気が付きました。特に印象に残ったのは「Ⅱ 痛い問題」の章。手や足、顔やお腹を切れば痛みを感じるけれど、爪や髪の毛は切っても痛くない。この場合、自分というものは何処にあるのだろう。痛い部分と痛くない部分とに自分を分けていって、痛いと感じる最後はどこになるのか。いつも痛い側に自分がある、ということ。様々な切り口から自分を探していく