「墓活」論

「墓活」論

999円 (税込)

4pt

3.0

著者赤瀬川原平さんは、『新解さんの謎』『老人力』などの著作で世の中を“脱力”させてきました。そんな原平さんが着目したのはお墓です。そのお墓を巡る墓地、墓石の選定といった墓作りからお彼岸や周忌の墓参りにいたるまでの諸活動を著者は「墓活」と呼びます。人間誰もが最期にお世話になる場所ですが、普段からあまり考えることのないものです。ところが「墓活適齢期」を迎えると急にあわただしく墓活にいそしむ人が少なくありません。実は原平さんもその一人です。親のお墓を「引越し」するときの墓活の逸話は聞けば聞くほどドラマチックで、墓活も人生の大事な一場面であることを痛感します。本書は原平さんの墓活体験を中心に本やカメラの墓活にまで話を広げつつ、お墓のことをゆるくまじめに考えてみた1冊です。

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「墓活」論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    実は出ていた新刊本。
    数年に一度ふらつく民俗系の書棚にあった。
    鎌倉の寺に墓地を得るまでの話は、
    それまでに読んでいたものとかぶってるところが多いな。
    でもこれから誰もが考えるであろう問題について、
    ひと足先に実体験をまとめたエッセイは
    必要な人にはちょうどいいかもしれない。
    あとがきを読んだら、や

    0
    2012年06月01日

    Posted by ブクログ

    雑誌連載をまとめたエッセイ集。筆者の見聞が多く盛り込んであり、文章も平易でいい。だが「論」というタイトルは、どう考えてもミスリードだろう。

    0
    2012年05月15日

    Posted by ブクログ

    年寄りが集まるとどうしても話題は病気と墓に行きつくのは良く経験しているところである。あの赤瀬川サンにしてもいよいよそこへ行きついたということのようだ。(そう言えば後書きで胃がんの摘出手術をしたとある。どうりで最近はめっきりと年老いた感があるはずだ)

    もともとは赤瀬川家も鹿児島の出身で父の世代に東京

    0
    2012年03月14日

    Posted by ブクログ

    赤瀬川原平さんによるご両親のお墓建立体験記、そして死生観を綴った本。
    今までのエッセイとは違って面白おかしい本ではなかった。しかし静かで優しい雰囲気の漂う著作であった。お墓についてこれまで考えた事がない人がきっかけとして最初に読むには良い本ではないかと思う。
    こういう主題の本は縁起が悪い等と言わず、

    0
    2012年04月06日

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