作品一覧

  • 家族論

    家族論

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,300円 (税込)
    家の納屋を食べ物でいっぱいにすることは、父親の務めだが、それ以上に、一家の長たる者はすべてに目を配り、同居する者みんなを監督し、知っていなければならない。家の内外での平生の行動を吟味し、家族のなかの誰であれよからぬ習慣を持っていたら、感情的に怒るよりもむしろ理を説いて、それをいちいち正し、改めさせなければならない。一方的に命令するより、何が役に立つかを助言してみせ、謹厳実直、必要とあらば厳格でもなければならない。家族のひとりひとりが美徳と賞賛に恵まれるように導く努力をし、また助言を怠らないが、つねに家族全体の福利・安寧・平穏に気を配らなければならない。父親は世間の風向きや好意や潮流、同輩の市民たちの厚情をうまく読んで、名誉や尊敬や権威という港に入る術を知らなければならない。――<「第1書」より抜粋>
  • 中世ヨーロッパの魔術師

    中世ヨーロッパの魔術師

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻3,190円 (税込)
    中世ヨーロッパでは魔術も魔術師は日常の一部であり、王も騎士も聖職者までがそれに頼っていた。魔術を通して当時の人々のリアルな生活と感情を描き、魔術のイメージがくつがえす一冊!
  • 歴史学の作法

    歴史学の作法

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻3,190円 (税込)
    歴史学案内の新しい決定版! 概論を学びたい学生や、歴史を見る眼を養いたい社会人にも最適 歴史とは何か、そして史料とは何か。ヨーロッパ史研究を牽引してきた著者が歴史学のさまざまな手法を解説、学問の基本と作法を平易に説く。歴史教育の現状も視野に入れ、私たちがこれからすすむべき道を示す。 【「はじめに」より】 歴史学の方法に関しては、もうほとんどのことは言い尽くされているし、後は誰が何を書いてもあまり代わり映えしない(…)ようにも思えるが、昔ながらの史学概論や、さまざまな新潮流のたんなる紹介にとどまらない、 もう一歩踏み込んだ主張をする余地は、まだ残っているのではなかろうか。 つまり、グローバル化する世界の混沌とした情況が、日本をはじめとする先進諸国の文化や学問のあり方にも跳ね返り、かつては疑いもされなかった歴史の見方に懐疑の目が注がれている現在、どのように歴史を考え、研究を進めるべきか、学界の状況をも踏まえて深く、そして広く考え、明確なメッセージとして読者に届けてみたいのである 【主要目次】 はじめに すべてを歴史の相の下に 第一章 歴史の道筋 第二章 いかに歴史を叙述するべきか 第三章 史料批判は終わらない 第四章 拡散する数量史 第五章 心性史と感情史 第六章 社会史の冒険 第七章 無告の民の歴史 第八章 文化史の課題 第九章 土台としての自然と身体 第一〇章 甦る政治史 おわりに これからの歴史学 あとがき 主要参考文献
  • 中世幻想世界への招待

    中世幻想世界への招待

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    奇想天外、荒唐無稽な伝説や物語に満ちた中世ヨーロッパの世界。なぜ当時の人々は、これらの文学に熱狂したのか。狼男、妖精、聖人伝説など……その豊穣なイメージの世界への扉を開く。
  • イタリア・ルネサンス再考 花の都とアルベルティ

    イタリア・ルネサンス再考 花の都とアルベルティ

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,155円 (税込)
    花の都フィレンツェの驚異的絶頂の世紀を描く 万能の文化人アルベルティとともに、ヨーロッパを照らした「人文主義」の光源を探る 輝かしき15世紀(クアトロ・チェント)。繁栄をきわめるメディチ家と有力家族たちが、パトロンとなって花開く芸術。贅美溢れるモノの帝国にして、聖なる雅都となったフィレンツェ。社交と祝祭、聖と俗、科学と魔術、中世と近代が渾然一体となった都市を動かしていた思想とコードとはなにか。ダ・ヴィンチをして劣等感に臍を噛ませた万能人アルベルティを通して描く新ルネサンス像。〈解説・山崎正和〉 聖ベルナルディーノの言葉「イタリアは世界でもっとも知性的な祖国、トスカーナはイタリアでもっとも知性的な地方、そしてフィレンツェはトスカーナのもっとも知性的な都市である」は、わたしの確信を代弁している。昨今では、フランスやドイツやイギリスのルネサンスを、イタリアとひとまとめにして連続的に論ずる流儀がはやりのようだけれど、あんな北方の、田舎臭い文化活動、青白く屈折した意識の覚醒を「ルネサンス」と呼んで、個人と家族と都市がスクラムを組んで絢爛たる文化を開花させたイタリアと一緒にしてほしくないものだ。――<「あとがき」より>
  • 情熱でたどるスペイン史

    情熱でたどるスペイン史

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻1,144円 (税込)
    フラメンコや闘牛に表出する情熱的な国民性,異文化が融合する傑出した建築,パプリカやトマトで彩られた真っ赤な食べ物――.他のヨーロッパ諸国とはピレネー山脈にさえぎられ,長い年月をイスラームとキリスト教が影響しあい,特異な文化が育まれたスペイン.衝突と融和の歴史を,情熱的な国民性からひもときます.(カラー口絵8頁)

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  • 魔女狩りのヨーロッパ史

    魔女狩りのヨーロッパ史

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    一五~一八世紀,ヨーロッパ文明がまばゆい光を放ち始めたまさにそのとき,「魔女狩り」という底知れぬ闇が口を開いたのはなぜか.その起源・広がり・終焉,迫害の実態,魔女イメージを創り上げた人たち,女性への差別――進展著しい研究をふまえ,ヨーロッパの歴史を映し出す「鏡」としての魔女と魔女狩りを総合的に描く.

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  • 世界史のリテラシー 少女は、なぜフランスを救えたのか ジャンヌ・ダルクのオルレアン解放

    世界史のリテラシー 少女は、なぜフランスを救えたのか ジャンヌ・ダルクのオルレアン解放

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    百年戦争のさなかに現れた一人の少女。彼女は、たった2年でフランスの運命を変えた。 誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズ! 第1回配本。  百年戦争を勝利へと導いたジャンヌ・ダルク。権力者でもない、普通の農家の一人の娘が、なぜ「救国の英雄」となり、その後、火刑に処されたのか。巫女から魔女へ、魔女から聖女へ――。フランス国家統合の象徴となった奇跡を見る。
  • 西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇

    西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    西洋史の泰斗ジャック・ルゴフが「先駆的民俗学者」と呼んだティルベリのゲルウァシウスによる奇譚集。南フランス、イタリアを中心にイングランドやアラゴンなどの不思議話を129篇収録。幽霊、狼男、人魚、煉獄、妖精、魔術師……。奇蹟と魔術の間に立つ《驚異》は「人間と世界の在り方の反省へと、謙虚に誘う」神聖な現象だった。中世人の精神を知るために必読の第1級史料。(講談社学術文庫)
  • パスタでたどるイタリア史

    パスタでたどるイタリア史

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    長い歴史と豊かな地域色をもつイタリアで、人々の心を結ぶ国民食パスタ。古代ローマのパスタの原型、アラブ人が伝えた乾燥パスタ、大航海時代がもたらしたトマト。パスタの母体となった中世農民のごった煮スープに、イタリア統一を陰で支えた料理書、そしてパスタをつくるマンマたち……。国民食の成立過程からイタリアをみつめます。(カラー16頁)
  • ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ

    ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,089円 (税込)
    一八世紀になるとヨーロッパをまとめてきたキリスト教の影響力が弱まり,ヨーロッパを形成する国々はさらなる合体や分裂をくり返すことになった.近代国家成立を決定づけた革命や新しい思想の誕生,二度にわたる大戦,アメリカや中国の台頭を経て,「古い大陸」ヨーロッパはどこへ向かうのか? 近代から現代までの歴史を俯瞰する.

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  • ヨーロッパ史入門 原形から近代への胎動

    ヨーロッパ史入門 原形から近代への胎動

    ビジネス・実用

    3.2
    1巻1,056円 (税込)
    「ヨーロッパ」誕生以前の古代ギリシャ・古代ローマから,文化的統合体としてのヨーロッパが成立した中世半ば,そして大航海時代,ルネサンスや宗教改革を経て,絶対王政の全盛期である一七世紀末までを俯瞰.まとまりでありながら常に多様性を内包し,個性的なプレーヤーがぶつかり合いながら推進されてきた,その歴史とは?

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  • お菓子でたどるフランス史

    お菓子でたどるフランス史

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻1,056円 (税込)
    世界一の国になるには,素敵なお菓子が欠かせない!と考え,その甘い武器を磨いてきた国,フランス.ジャンヌ・ダルクやマリー・アントワネットが食べたのはどんなお菓子? 歴史を変えた伝説のパティシエとは? あの文豪もスイーツ男子だった? お菓子の由来も盛りだくさん! 歴史もしっかり学べる,華麗であま~いフランス史.

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  • フィレンツェ 比類なき文化都市の歴史

    フィレンツェ

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,056円 (税込)
    ローマの植民市として出発した古代、有力家門が鎬を削った中世、「自由」が高らかに掲げられた共和制期、そしてメディチ王朝期──いつの時代も、人々は自らの名誉にかけ、この町を崇高なまでの美の都に仕立て上げた。ルネサンスにとどまらない「歴史の重層性」から、その魅力あふれる文化と芸術を活写する。写真=大村次郷 [口絵4頁]
  • 動物裁判

    動物裁判

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,034円 (税込)
    法廷に立つブタ、破門されるミミズ、モグラの安全通行権、ネズミに退去命令……13世紀から18世紀にかけてヨーロッパに広くみられた動物裁判とは何だったのか?自然への感受性の変化、法の正義の誕生などに言及しつつ革命的転換点となった中世に迫る「新しい歴史学」の旅。
  • 森と山と川でたどるドイツ史

    森と山と川でたどるドイツ史

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,012円 (税込)
    豊かな森,南にそびえるアルプス山脈,縦横に流れる豊かな河川――その自然を抜きにして,ドイツという国は語れません.環境先進国,音楽の国として花開いた独特の自然観は,じつは苛烈な魔女狩りやナチスによるユダヤ人迫害とも無縁ではないのです.ドイツの歩んできた光と影の歴史を,自然との関わりを切り口にたどってみましょう.(カラー4ページ)

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  • 王様でたどるイギリス史

    王様でたどるイギリス史

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻990円 (税込)
    フランス人ウィリアム1世征服王,海賊エリザベス1世,悪魔学者ジェームズ1世,お百姓王ジョージ3世…….個性的な王様たちのもとで醸成された文化と気質を深く深~く掘り下げて,現代へとつながるイギリスの素顔に迫ります.「紅茶を飲む英国紳士」はなぜ生まれたのか? 「料理がマズイ」は戦略だった!? イギリスの「なぜ」がわかる本!

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  • シエナ-夢見るゴシック都市

    シエナ-夢見るゴシック都市

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻946円 (税込)
    シエナ、この世界にもまれな美しい都市はどのようにして誕生したのか。中世のシエナは、北ヨーロッパとローマを結ぶ街道の要衝を占め、経済的繁栄を謳歌する。蓄積された富は、白鳥のようなゴシック・カテドラルをはじめ、豪奢な建築や魅力あふれる広場・街路に姿を変えた。トスカーナの自然と人間の叡智が出あい、美しく結晶した「聖母マリアの街」を、時空を自在に横断しながら案内する。見どころやグルメのガイド付き。
  • 中世イタリアの都市と商人

    中世イタリアの都市と商人

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻924円 (税込)
    海賊さながらに武装する商人、巨大化するガレー船、移住する地主と小作人、都市・農村行政を支える公証人……。 古文書館に眠る証書や帳簿、登記簿などの史料を丹念に掘り起こし、中世イタリア都市社会・地中海世界を生き生きと再構成。のちの中世イタリア史研究の芽はすべてここにあるとも形容される、稀代の中世社会史学者の到達点。 (解説:池上俊一)  * * * [本書の内容] 1 地中海商業と海賊 2 ジェノヴァ・キオス・イングランド 3 地中海貿易とガレー船 4 イタリア中世都市の「市民」と「非市民」 5 中世末期イタリアにおける職人・労働者の移動 6 中世末期イタリアにおける公証人の活動 7 イタリア中世都市論再考 8 イタリア中世都市論再考――清水廣一郎氏遺稿 解説 かけがえのない細部を慈しむ 池上俊一
  • 西洋中世奇譚集成 東方の驚異

    西洋中世奇譚集成 東方の驚異

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻726円 (税込)
    謎のキリスト教王国を支配する「インド」の王中の王ヨハネ=プレスター・ジョンから西方の皇帝宛の書簡と、東方大遠征の途次にアレクサンドロス大王がアリストテレスに送った手紙。そこに描かれる乳と蜜の流れる東方の楽園には、黄金と象牙と宝石が溢れる壮麗な王宮が煌めく。一方で鰐皮の蟹、犬頭人など奇怪な動植物や人種が跋扈する。東方幻想に中世人の想像界の深奥を読み解く。(講談社学術文庫)

ユーザーレビュー

  • パスタでたどるイタリア史

    Posted by ブクログ

    “パスタは、幾多の歴史や紛争を乗り越えて生まれた「極めて高度な文明の果実」である。”
    パスタが大好きで、当たり前のように日本の食卓にも並ぶけれど、たくさんの歴史が積み重なって今のパスタができたのだなと思った。パスタ屋さんが増えすぎて24メートル圏内のルール違反の競合パスタ店に睨みを効かせたい。
    あとアーモンドミルクで茹でたパスタが食べたい。小さい粒のパスタも食べたい。
    ブドウ畑が広がるトスカーナ地方や、ボローニャに実際に足を運んだとき、本書で見た話をきっと思い出すだろう。

    0
    2026年06月16日
  • 魔女狩りのヨーロッパ史

    Posted by ブクログ

    ハラリの著書「Nexus」を読んだ際、「人と情報」にまつわるエピソードとして、魔女狩りの例が述べられていた。

    その文章を読んだ私は「噂で魔女と決めつけられただけで、本当は何もしてない人が拷問されて火刑とかクレイジーすぎる!!人間ヤバすぎ!!」と衝撃を受け、それ以来魔女狩りについて深く知りたいと思っていた。
    その矢先、本書と出会った。

    噂ベースで魔女と疑われた人が、(さまざまな拷問によって)自身が魔女であることを告白し(させられ)、(魔女の集会であるサバトで見た光景をもとに)ほかの人々も実は魔女であると証言し(道連れにし)、芋づる式に複数の魔女が裁判で裁かれ火刑などに処される過程をぼんやり理解することができた。

    とくに上記の一連の流れを例示した事例が1章まるごと使って説明されているので、具体的なイメージを膨らませつつ魔女が誕生して処されるまでを(複雑な気持ちになりながら)把握することもできる。

    後半の内容については少々難しく、正直あまり覚えていない。

    子供たちの噂話から始まるイジメとかって、構造は魔女狩りと同じなんだよなぁ。そう思うと集団における人の心理なんて何百年経っても変わらないんだよなぁ(ナチスのホロコーストなんてまさにそう) と諦めに似た感情もわいてくる。

    今は『魔女』と聞くと可愛いキャラクターや魔法使いみたいな可愛らしいイメージがあるけど、過去に人間が犯した大きすぎる過ちは忘れてはならないと思う。

    0
    2026年05月30日
  • 魔女狩りのヨーロッパ史

    Posted by ブクログ

    p. 215-216 『さらに十八世紀になると理性尊重の啓蒙主義が、(…)広範な社会層に伝わって日常生活全般が「脱魔術化」する。すると人々は宗教的熱狂に陥ることはなくなり、悪魔の人間界の出来事への介入なども信じられなくなって魔女狩りは消滅した・・・というのは、分かりやすい道理かもしれないが、どこか現代人に心地よい進歩史観の物語にしてしまっているのではないか。(…)理性という認識の機械装置の根源的動力因は、人間の内部に潜む非合理な衝動なのであり、合理と非合理がたやすく入れ替わることは、二十世紀の次なる蛮行ーナチス・ドイツーを見れば明らかだろう。』

    管理不可能であるという不安からの解放を求め、大衆は架空のシニフィアン(今回の場合は魔女)を作り出し、そこにシニフィエ(不作や災害の原因であるという思い込み)を事後的に注ぎ込むことで、不安を管理可能なものへと作り替えようとする。シニフィアンはメディアを通じて伝播し、状況に即したシニフィエがその都度加えられ、創作の二次創作というシニフィエの断続的な横滑りが生じる。これがボトムアップ的・複数的な空虚なシニフィアン(φ)の構築だとすると、このφに政治的イデオロギーを注ぎ込みその複数性を単一性にまとめ上げ、国家統治に利用するという姿勢こそは、トップダウン的・単一的なφの構築と言えるのではないか。

    0
    2026年02月15日
  • 情熱でたどるスペイン史

    Posted by ブクログ

    他のスペイン史の本と並行で読んでいたが、難しい言葉が少なめで読みやすかった。
    確かにスペイン赤のイメージだわ!

    0
    2026年01月29日
  • お菓子でたどるフランス史

    Posted by ブクログ

    LGBT(お菓子)が主流の異成婚(水とか食料)より軽視されて当然だと思う。お菓子は文化発展に貢献してるんだからいいんだよ。何故主流と同じ扱いになりたいと思うのかって疑問もある。

    「しかし甘味料つまり砂糖は、香辛料とおなじように、生きるために必要というわけではありません。それはむしろより良く生きるために必要なものなのです。だから、甘いもの、そしてお菓子は、さしあたり、政治的・経済的な支配ではなく、文化的な支配の力関係のなかに取り込まれることになりました。文化的な価値であるがゆえに、人々は甘いものに夢中になるのです。そのことをまず押さえておきましょう。」

    —『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著

    「それから、ケーキ(フランス語でガトー)にせよ、チョコレート(ショコラ)にせよ、アイスクリーム(グラス)にせよ、甘いものは、肉やご飯のように主菜・主食として食べられるわけではなく、食間のおやつとか食後のデザートといった、食事体系のすみっこに追いやられています。おやつもデザートも、なくてもよいようなものですが、ないと寂しいとか、物足りないとか、楽しさが欠けるとか、そんな思いになるでしょう。まさに画竜点睛を欠くのです。またお母さんとの、あるいは恋人・友人や家族との、特別な「思い出」につながっているお菓子も、少なくないでしょう。  すみっこにある余分なものだからこそ、お菓子には、生活に甘美なうるおいを与え、幸せな感興をわきおこす不思議な力があるのですし、また、そうした力を発揮させるような多様な工夫が、たえず加えられつづけてきたのです。あたかも、労働と対立する余分なものである遊びが、単調な生活に張りを与え、生きる喜びをもたらしてくれるようにです。」

    —『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著

    「そしてこの「余分なもの」を、いかに丹精込めてつくりあげ大切にするかが、文化の質を測るひとつの基準となるのではないでしょうか。しかも驚くべきことに、歴史を遡ってみると、洗練されたお菓子たちは、いつでも文明の伝播ルートを忠実に伝って、文明度の高いところから低いところへ、東から西へ、西から東へと、各地に甘い夢を運んできたのです。」

    —『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著


    「さらに、お菓子は「装飾」がとことん可能で、それが許されています。お菓子ほど建築や芸術に近い食べ物はありません。いくら芸術的でも、それは一種の「まがいもの」で、すぐに壊され、食べられてしまうものではありますが、他の食べ物ではあまり許されない、けばけばしい色彩やゴテゴテした飾り立てが可能なお菓子は、「洗練」や「繊細」といった感覚と親和的で、また「都会性」という価値が重要になってきます。田舎菓子も悪くはないのでしょうが、高貴さや贅沢、洗練という立場からは価値が下がります。この最後の点は、西洋菓子とりわけフランス菓子の真骨頂といえるかもしれません。」

    —『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著

    「カレームの後継者としては、ユルバン・デュボワ(一八一八 ~一九〇一年)がいます。ロスチャイルド家の料理人として出発した彼は、カレームの仕事場を継いだアンスの弟子となり、ロシア貴族オルロフ公やプロイセン王宮廷の料理長にまでなりました。カレームの影響を濃厚に受け、料理は科学であり芸術だとした彼は、建築よりも彫刻に夢中になり、非常に洗練され凝った装飾を台座や縁飾りに積み上げ、複雑微妙で細緻な、城や古代遺跡などを設計しています。」

    —『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著

    「フラヌールたちの目的地には、お菓子屋とならんで、カフェもありました。革命前にはパレ・ロワイヤル周辺に文学カフェや政治集団のたまり場カフェが多数あったようです。パレ・ロワイヤルは、もともとルイ一三世の宰相リシュリューの城館でしたが、その死後、王に遺贈され、国王ルイ一四世が移り住んだため、パレ・ロワイヤル(王宮)と呼ばれるようになりました。その後は、王自身でなく王族が住むようになり、のちにリシュリュー時代の建物は取り壊されて、庭園で囲んで建物が建てられ、店舗として貸し出されたのです。そこにはカフェ、レストラン、ダンスホールなどが入り、たちまち一大繁華街になり、パレ・ロワイヤルといえばこの区域一帯を指すようになります。」

    —『お菓子でたどるフランス史 (岩波ジュニア新書)』池上 俊一著

    0
    2025年06月02日

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